RACE REPORT

輪島ロードレース

日付:
2014年10月12日
開催地:
石川県輪島市門前町周辺 周回コース(1周12.6km)
距離:
88.6km(12.6km×7周+0.4km)
天候:
晴天 気温20℃
出走:
永良 大誠, ベンジャミ プラデス, アイラン フェルナンデス, エドワード プラデス

アイラン・フェルナンデスが優勝!Jプロツアー3勝目!!

昨年は台風により残念ながら中止となってしまった輪島ロード。
開催へご尽力いただいた地元の方々、そして無事開催されたことを心より感謝したい。
当日はその思いを祝うかのような雲ひとつない穏やかな晴天。これだけ穏やかな天候も珍しい。
今までは最終戦として設定されていたレースであったが、今年はあと3戦を残す。しかし、ツアー終盤であることには違いない。

マトリックスは国体と二手に分かれての参戦。
人数的には非常に厳しいが、このコースは前戦の南魚沼と同様、極度なアップダウンの繰り返しはスペインライダー達に相性のよいコース。
永良がしっかりとまとめ、南魚沼とほぼ同じ体制でがっちり臨む。

前日の交流会で「やりますよ!」宣言
前日の交流会で「やりますよ!」宣言

コースは初めに山岳賞が設定されている2.7kmのきつい勾配があり、いきなりアタックポイントとなる。
例年、前半の流れがそのまま展開することが多く、また消耗戦となり残ることも困難となってくる。
ツアーの総合争いも含み、様々な思惑で早々から動くであろう。

リアルスタートから即上りへ向けてペースが上がる。
ここはエスケープを許さない動きで各チームの反応はシビア。
毎周回設定のKOMを永良がトップ通過、集団のまま下りへ入る。

1回目KOMを永良がトップ通過
1回目KOMを永良がトップ通過

周回終盤の下り区間で佐野淳哉(那須ブラーゼン)がアタック、マトリックスは即アイランが反応する。
続いて木村圭佑(シマノレーシング)が合流し、3名で2周目の上りへ入る。
集団と徐々に差を広げる3名。ここに単独で森本誠(イナーメ信濃山形)が加わって4名に。
4名は協調し、順調に逃げ続ける。

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アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
佐野淳哉(那須ブラーゼン)
木村圭佑(シマノレーシング)
森本誠(イナーメ信濃山形)

集団は圧倒的人数を揃えているTeam UKYOと宇都宮ブリッツェンがコントロール。
この2チームは総合争いも含めて今後の展開を探り、逃げのメンバーは影響が無いとして一時は容認。
しかし、アイランら逃げのペースが快調で、3周目のKOMを通過する頃には3分近くに差が開く。
このタイム差を好しとしないメインからは、追走の動きが激しくなる。
コントロールを譲らないTeam UKYOと宇都宮ブリッツェンが都度反応しながら追い上げていく。

4周目の上りに入るとタイム差は1分20秒、Team UKYOが揺さぶるべく激しいアタックをかける。
マトリックスも、ベンジャミン、エドワード、永良がチェックをかけ大きな動きを許さない。
この繰り返しで消耗した選手が墜ちていき、メインは徐々に人数が絞られていく。

アイランら4名はペースが全く落ちず、22分ほどのラップタイムで逃げ続ける。
5周目に入ると佐野がドロップ、3名となっても協調よく揺るがない。
メイン集団は人数が30名弱に減り、動きが止まる。Team UKYOと宇都宮ブリッツェンが前方を守り続けている。

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この状態を保ったまま6周目、残り2周。もうメインは20名余りとなっている。
一時の勢いも見られず、状況に変化の兆しがない。このまま行けばアイランらの逃げ切りが濃厚となってくる。

いよいよラストラップへ。アイランたちは淡々と上りに入る。

快調に逃げる3名
快調に逃げる3名

1分50秒後にメイン。ややペースダウンして追う様子が見られないまま、最後のKOMへの上りへ。
ここでベンジャミンがアタック、単独で抜けていく。野中竜馬(シマノレーシン)が反応してつく。

ベンジャミンがアタック
ベンジャミンがアタック

集団もバラけながら最後へ向けて個々に抜ける動き。
ベンジャミンはやがて単独となり、前を追う。

アイラン達は逃げ切りへ向けてペースアップ。もう後ろは追いつかないであろう。
最後の下りを終えてホームストレートへ。残り1km、先頭3名はゴールへの睨み合い。
スプリントであればトラック選手でもあるアイランだ・・・と、チームは確信。
ここで森本が先駆けアタック、先行を狙う。後からアイランと木村がスパートをかける。
ゴール直前、森本を交わしてしっかりとアイランがゴールを切り優勝!続いて木村、森本。

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40秒後に抜けたベンジャミンが4位でゴール。その10秒後にエドワードが6位でゴール。チームは上位へ3名を乗せた。

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アイランは日本では初の優勝!チームは嬉しいJプロツアー参戦連勝!!、ツアー3勝目を挙げた!!!

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チーム連携力は上昇中、まだまだ続くレースをこの勢いで狙っていきたい。

 

【アイランのコメント】
勝てて本当にうれしい、待望の勝利だ。チームがしっかり後方を守ってくれたおかげで逃げ切り勝利できた。

【監督のコメント】
俺、もうやめる。。。(T_T)

【順位】
1位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)2時間37分41秒
2位 木村圭佑(シマノレーシング)
3位 森本誠(イナーメ信濃山形)
4位 ベンジャミン・プラデス(マトリックスパワータグ)+41秒
5位 入部正太朗(シマノレーシング)+53秒
6位 エドワード・プラデス(マトリックスパワータグ)
20位 永良大誠(マトリックスパワータグ)

photo by Hideaki TAKAGI

Jプロツアー2020 チームランキング
(2020年10月11日時点)
1位 マトリックスパワータグ 8,316p
2位 宇都宮ブリッツェン 7,332p
3位 KINAN Cycling Team 6,311p
4位 愛三工業レーシングチーム 5,558p
5位 TeamUKYO 4,290p
Jプロツアー2020 個人ランキング
(2020年10月11日時点)
1位 レオネル キンテロ 3,084p
2位 ホセ トリビオ 2,772p
3位 大前 翔 2,695p
4位 ルバ トマ 2,079p
5位 山本 元喜 1,977p