RACE REPORT
知多半島・美浜クリテリウム
- 日付:
- 2024年10月14日
- 開催地:
- 愛知県知多郡美浜町 周回コース(1周3.75km)
- 距離:
- 3.75km×20周=75km
- 天候:
- 曇り時々晴れ 気温20℃
- 出走:
- 永良 大誠, ベンジャミ プラデス, アイラン フェルナンデス, 安原 大貴, 和田 力, 田窪 賢次, エドワード プラデス
ベンジャミン・プラデスが2位!
Jプロツアーも終盤、ツアー成績を残り3戦に架ける。総合争いが僅差となっているため、各チームの狙いは分散し戦略が様々。
参戦連勝のマトリックスとしては、この勢いを最後まで持っていきたい。
また、このレースは過去2回とも表彰台に上がっている相性のよいレース。チームは気合十分で臨む。
クリテリウムにはやや長い3.75kmのコースは、4箇所の直角コーナーに緩やかなアップダウンを含む。
スタートから徐々に上り、裏の幅狭い区間からストレートを下る。最後はコース幅のある1.3kmの長いストレート。
幅狭い区間から最後のストレートを如何にチームで位置取るかが重要。ここは風の影響も強い。
天候は朝からどんより曇りで時折弱い雨も。風はなくレースには過ごしやすい状況。
観戦者も多く、賑やかな会場の雰囲気である。
このレースにはポイント賞(地元賞)が2周回毎に設けられ、地元の産物が賞品として贈られる。
20周回の短いレースは早めからの展開予想。予想通りスタートからアタック激しくハイペース。
目安5分のラップタイムを4分50秒ほどで走行している。各チーム動きを見せるがなかなか決まらない。
ポイント周回で揺れながらも集団のままレース中盤へ。7周回目、やっと9名のエスケープが決まった。
マトリックスはここにベンジャミンと永良が入る。
ベンジャミン・プラデス(マトリックスパワータグ)
永良大誠(マトリックスパワータグ)
窪木一茂(Team UKYO)
土井雪広(Team UKYO)
阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)
鈴木真理(宇都宮ブリッツェン)
入部正太朗(シマノレーシング)
遠藤積穂(CROPS×championsystem)
紺野元汰(イナーメ信濃山形)
上位チームが入った先頭グループをメイン集団は容認。しかし残り周回少ないため30~45秒ほどのタイム差を保つ。
この状況はしばらく続き、その間のポイント賞を交互に獲っていく。永良は3回目のポイントを獲った。
先頭9名は順調なペースで4分50秒ほどのラップタイムをキープ。メインはやや遅く5分ほどの時も。
14周回目、メインを地元AISAN Development Team が固め、追走を開始する。
しかし他のチームは協調せずタイム差が縮まらない。
やがて先頭から永良がドロップ。チームは逃げ切りも想定して戦略を練る。
メインが変わらずAISANが牽引、協調されないままついに残り2周回となった。
先頭とのタイム差は45秒、逃げ切りの可能性が高くなってきている。
スプリントになれば鈴木、窪木のスプリンター勢が優勢。
上り区間でベンジャミンがアタックするも捕まりグループひとつ。
そしてメインからはエドワードがアタック、シマノレーシング野中、JBCFロイック・デリアックと3名で抜け追走する。
いよいよラストラップへ。
先頭はベンジャミンら8名、追走エドワードらは30秒後、メインはもう追う姿勢ではない。
上り区間でなんと窪木がメカトラブルで戦線離脱、先頭7名に。
先頭ではアタックが始まる。ベンジャミンも幾度かアタックをするが決まらない。
7名のまま最後のストレートへ。先に出たのは阿部、それに反応し一斉にスプリントをかける。
追うベンジャミンが阿部に届きそうなところで阿部ゴール、ベンジャミンは悔しい2位となった。
メインはエドワードらを吸収し10秒後の集団スプリント、マトリックスは全員集団でゴールした。
終わってみれば今年も2位の表彰台、チーム連携よく戦えた結果。
Jプロツアーはいよいよ翌週の大分2日間で最終戦。2日連戦を総力挙げて戦います。
《監督のコメント》
あっ、やっぱり俺が来たから?
【順位】
1位 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)1時間38分53秒
2位 ベンジャミン・プラデス(マトリックスパワータグ)
3位 入部正太朗(シマノレーシング)
4位 紺野元汰(イナーメ信濃山形)
5位 鈴木真理(宇都宮ブリッツェン)
6位 遠藤績穂(CROPS×championsystem)
7位 土井雪広(Team UKYO)
23位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
30位 エドワード・プラデス(マトリックスパワータグ)
39位 田窪賢次(マトリックスパワータグ)
48位 永良大誠(マトリックスパワータグ)
52位 安原大貴(マトリックスパワータグ)
64位 和田力(マトリックスパワータグ)
photo by Hideaki TAKAGI