RACE REPORT

南魚沼ロードレース(経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ)

日付:
2023年09月18日
開催地:
新潟県南魚沼市
距離:
144km(12km×12 周)
天候:
曇りのち雨
出走:
フランシスコ マンセボ ペレス, ホセ ビセンテ トリビオ, 小林 海, 安原 大貴

フランシスコ(パコ)・マンセボの豪脚で単独逃げ切り!!ホセ・ビセンテ・トリビオとワン、ツー勝利!!!マトリックスパワータグがツアー最高峰のロードチャンピオンシップを制し輪翔旗を掴む!!!

予定レースの開催不安定から急遽参戦したJプロツアーはシーズントップのロードチャンピオンシップ、総合争いは架橋に入り強豪チームはメンバー揃えている中でパコ、ホセ、大貴、マリノの4名での参戦。少数で団体戦としては不利であったが、“勝利”に真っすぐ狙い定めてスタートした。

スタートからKINAN Racing Teamが積極的に動く。海外メンバーも揃い、このレース最大勢力であるこのチームの動きには目が離せない。始め3名の先行から次々とジャンプがかかる中、この動きを捉え先行に入ったパコは自ら力強く引き始める。メインとは差が開いていき4周目には1分、メンバーは総合上位に入る強豪チームがそれぞれ入り7名。

長丁場レースしばらくこの状態が続きレース中盤にはメインとの差は3分を超えていく。鎮静はしているが緩まないペースにアップダウンや暑さもありメインの人数は徐々に減っていくが、その中でホセ、マリノ、大貴は落ち着いて周回を重ねていく。一方で先頭ではパコが休ませることなく引き上げペースキープ、ライバルたちの消耗を促していく。レースが後半に入ると勝負へ向けてキナン勢が動き、メインの前列を固めた白いトレインが驚異的なペースアップを開始。12㎞のコースを1周1分のペースで縮め、残り4周回では先頭との差は1分を切っていく。先頭でも見定めたパコが中心となりペースアップ。そしてこの動きでメインは崩壊、キナンの白い隊列に続くのはマトリックスの3名、そして人数は20名弱となりマトリックスには良い流れ。しかし大貴がメカトラブルで痛い離脱、マトリックス残り3名ぎりぎりとなりピンチ。

先頭でもほぼパコかと思われる更なるペースアップにグループ崩壊、パコ、キナンの孫崎、愛三の石上の3名に絞られ再びタイム差を1分ほどに広げる。残り2周、パコの容赦ない引き離しが始まり石上が離れ、孫崎との2名でラストラップへ。その後の上り区間で更にペースを上げたパコはついに孫崎も引き千切り単独、更に更にペースアップの単独走、もう誰にも止められない。これまで18分台で重ねていたラップタイムを17分台に縮めたパコの爆走は後続を1分引き離しての圧勝!!そして後続の激しいアタック戦から抜けて上がってきたのはなんとホセ!マトリックスパワータグがワン、ツー、でゴールしチャンピオンシップを制した!!そしてマリノも11位で入り団体戦も勝利!!大好きだった赤い輪翔旗が3年ぶりに返ってきた。

Jプロツアーから目標を引き上げ今季はUCIレースへ向けての活動、しかし開催不安定などの不運に見舞われなかなか活躍しきれない状態が続いていた中でのこの大舞台での勝ち星は心底嬉しい。ハイレベルなレースでの勝ち星にこれまでの活動に改めて自信が持てる結果となりました。良い雰囲気で続くレースへ進みます。