RACE REPORT

群馬CSCロード 6月大会

日付:
2023年06月10日
開催地:
群馬県利根郡群馬サイクルスポーツセンター
距離:
6km
天候:
DAY1:曇り / DAY2:濃霧のためレース中断
出走:
フランシスコ マンセボ ペレス, ホセ ビセンテ トリビオ, エドガー ノハレス ニエト, 小林 海, 小森 亮平, 安原 大貴

梅雨入りしたこの週末の群馬2連戦、雨天覚悟でしたが1日目は雨に降られず走り切ることができましたが、2日目は大雨の悪天候に見舞われ濃霧が酷くなり、残念ですが2日目のレースは中断となりました。


◆DAY1

“長丁場レースは序盤先行メンバーでの逃げ切り、小林海が3位!安原大貴がスプリント賞!”

UCIレースから全日本選手権へ向けてのスケジュールはチーム様々、いつもより少ない出走数となったが積極的に動くのはやはり馴染みある面々だった。20周回のレース序盤の5周目で抜けた13名にマトリックスはマリノ、大貴、そして追いついたホセの3名が入り優位に進行、いつも先行や積極的にレースを動かすメンバーが揃い、強調してハイペースで周回を重ねていく。

後続は2分ほどの差を保つが人数少なくメインというほどではなくほぼ互角人数のグループ、少しずつタイム差が開きながらレース後半に入ると後続で落ち着いていたパコが動き出しエドガーと共に追走開始。しかし先頭でもアタックが始まり前後とも人数の絞り込みが始まる。

残り3周、先頭ではマリノ、シマノの中井、グリフィンの金子、弱虫ペダルの内田の4名絞り込まれ尚もアタックが続く。この動きでそれぞれのグループ間でのタイム差が開きマリノら先頭の逃げ切りが濃厚となってくる。残り2周、牽制⇔アタックを繰り返す中から金子がアタック、単独抜けて逃げる。マリノら後続は牽制入り思うように追えずそのまま金子を行かせてしまうこととなる。

結果、金子が単独逃げ切り勝利。後続で中井、マリノが入りトップ3。次のグループで大貴が6位でゴール、そして大貴はスプリント賞も獲得、マリノと共にポディウムへ上がった。


◆DAY2

“先行逃げ切りが見えかけた勝負の行方は霧の中へ…レースは13周にて中断に。”

予報どおりの朝から雨、レースはDay1 より2周少ない長めの設定だったが、雨天による進行遅れが予想され距離を1周減らし定刻昼過ぎにスタートした。

山の上に位置する群馬CSCは陽が落ちるのも早く厚い雲に覆われたコースは徐々に暗くなってゆく。そんな中でもレースはスタートから激しく、シマノレーシングを中心に次々とアタックがかかる。マトリックスも早々に人数絞り込みをかけてアタックを打つが出走数も少なく脚の揃ったメンバーだけに中々アタックが決まらずペースも落ち着かないまま非常にキツい状況が続く。

17周/7周目に入りようやく9名の逃げが決まりマリノが入ったが、シマノレーシング5名が入り許すわけにはいかない逃げ。

後続でメンバー揃っているチームはマトリックスが中心となるが、様子見も入り1分以内の微妙なタイム差を保ち、先頭はシマノレーシング主動の快ペースで進行。レースは折り返し後半に入り、後続ではパコやホセが引き上げを計り始めいよいよ動きが出てくる頃、雨の勢いが緩み同時に霧が出始めあっという間にコースを白く包み始めた。

どんどん深くなる霧に前後ともグループの動きも慎重になり、人数多い後続の方がよりペースが落ちタイム差は開いていく。視界不安から17周/12周目で周回を15周へ短縮、しかし霧の勢いは更に増しレース続行は不可能との判断でキャンセルが決定、残念ながらこのレースは13周にて中断となった。

「今日は明らかにシマノレーシングが強かった」と話すマリノ。続行していてもこの先頭グループの逃げ切りが濃厚、そうなれば圧倒的人数を入れていたシマノレーシングが上位独占していたであろう。

次はいよいよ頂上決戦の全日本選手権、今回のレースでもライバルたちの力量を確認することができ、近づく決戦へ思い引き締まる。

photo by Satoru Kato、Shizu FURUSAKA、Itaru Mitsui