RACE REPORT

経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ(南魚沼ロードレース)

日付:
2021年09月20日
開催地:
新潟県南魚沼市清水瀬、舞台付近 三国川ダム周回コース 12km/1周(左回り)
距離:
156㎞(12km×13周回) 中間スプリント10%×3回(2、4、8周目)
天候:
晴天 30℃
出走:
アイラン フェルナンデス, ホセ ビセンテ トリビオ, フランシスコ マンセボ, 吉田 隼人, 安原 大貴, 小森 亮平, 狩野 智也, 小林 海

Jプロツアー第14戦
レースレイティング:プラチナ

“長丁場レースを逃げ続けた小森亮平が3位!団体戦2位で連続勝利5年目成らず”

シーズン唯一の団体戦で手にする赤い輪翔旗、チームはこれで4年連続手にし、昨年は完全勝利を成し遂げた。今季獲れば5年連続、記録に残るこの連続勝利を何とか繋いでいきたい。もちろん総合争いに最も重要な唯一の最高ポイント設定、リーダーキープの為にも勝利する必要がある。2年前はパコ単独、3年前はホセ、パコのワン・ツーを決めているこのコースはチームにとって相性好いと言っていいであろう。前晩よく話し合い、好い雰囲気でレースに臨む。

このコースでの距離はロードチャンピオンシップに相応しく過去最高の158㎞、その中で3回のボーナススプリントが設定されている。前日より更に気温は状況し異常とも言える真夏日、長丁場レースはより厳しさを増すことになった。

スタート早々からのアタックに小森が入り9名の逃げ、メンバーには総合争う強豪トップチーム(愛三、BS)がそれぞれ入っているため、メインは容認し先行させる。

小森亮平(マトリックスパワータグ)
橋本英也、沢田 時(TEAM BRDGSTONE Cyclimg)
草場啓吾(愛三工業レーシングチーム)
中村龍吉、小山貴大(群馬グリフィンレーシングチーム)
香山飛龍(弱虫べダルサイクリングチーム)
小林弘幸(LEOMO Bellmare Racing Team)
冨尾大地(CIEL BLUE KANOYA)

メインはリーダーを擁するマトリックスがコントロールし20秒ほどの差。1回目のボーナスポイントは草場が獲り、先頭は協調して回している。そこへ2名の追走、イナーメ信濃山形から佐野千尋、比護 任が出ることでメインは徐々に鎮静してく。パコが揺らしかけながら牽きメインをコントロールし続けるマトリックスだが、リーダーのホセが不調、パコはホセの擁護に入り激しい動きは抑える。

しかし他の動きも特にないままタイム差はどんどん開いていき3周目には4分。2回目のスプリントは小森が獲り5周目、先頭は協調しつつも巣ボーナスポイント争いは激しい様子、まだまだ序盤の先行はあくまでも次の展開への動きであると捉え前後とも様子を見ている。

いつしかレースは折り返し8周目、ここでもメインでは動きがなくコントロールのマトリックスに委ねている。マトリックスの消耗待ちなのか、我関せず…といった様子でパコが先頭を牽き続けているがペースは上がらず遂には先頭との差は7分超え。いつまでこの状況が続くのか、パコの表情もやや不服そう。そして先頭は最後のボーナスポイントを争っている。

最後のボーナスポイントはまたも草場が獲り、そしてそのままアタック。先頭との差は7分を超えた9周目、残り5周だがメインが追いつく可能性が下がってきている。そこを狙ってのこのアタックは、先頭メンバーの人数を絞ることになるが小森はまだ落ち着いた様子、余裕がある。この情報を受けてかメインではパコが懸命にペースアップを図ろうとしているが、早くも勝負を先頭に託しているのか他チームは全く乗ってくる様子がない、パコの表情もイラっとした様子。

単独先行の草場は後続へ40秒ほどの差で10周目へ、追う動きで後続の人数は6名に減り、小森、橋本、沢田、冨尾、小林、香山。そしてメインでもようやく動きが出始める。逃げの筆頭ライダー入部正太朗(弱虫べダルサイクリングチーム)がアタック、直ぐに大貴とマリノが反応し、集団は活性し始めた。しかし残り4周回で7分差、次の展開には手遅れ感がある。

小森らは草場を吸収して11周目へ、橋本が墜ちてメンバー6名。そして活性したメインだったが追走でもまだ6分差、そしてメインとは致命的9分。殆ど動きがないままの長時間レースは何ともコメントしようがないが、もう追いつかないであろう。勝負は先頭に絞られ、マトリックスはこのパターンで広島を勝利した小森へ勝負を託す。

アップダウンのきついコース150㎞ほどを逃げ続けたこのメンバーは勝負を覚悟し、最後の最後まで仕掛け合いながらラストラップへ。激しい叩き合いが始まり、先頭4名に絞られてラストラップへ。

小森亮平(マトリックスパワータグ)
草場啓吾(愛三工業レーシングチーム)
沢田 時(TEAM BRDGSTONE Cyclimg)
冨尾大地(CIEL BLUE KANOYA)

激しい攻防戦で幾度も墜とされながらも粘り更に攻撃をも仕掛ける小森。残り3㎞で先行したのは沢田、その後の下り区間で小森が追いつくが草場もつき3名で残り100の上りへ。

手に汗握る最後の登り100m、先駆けたのは小森、ぴったりと付く草場、沢田が後ろから小森をかわし、草場が先着、沢田、続いて小森。悔しい3位だがチームの全てを背負ってのゴール。

それぞれがゴール後倒れ込む様子から戦いの激しさが窺える。

そして団体戦を懸けた最後の着争い、メインからバラバラと抜け出しいくつものグループに分かれてゴールしてくるがBSが多く前方に入っている。その中で大貴11位、マリノ13位とあと一歩及ばず2位。掴み続けてきた赤い輪翔旗をついに手放すことになってしまった。ただひたすら悔しい。

直ぐに今週末の群馬CSCで3連戦、実質このレースが最終の成績を決めるレースとなるであろう。


赤いリーダージャージは決死で守り抜きます。

Photo by Satoru Kato

【結果】
1位 草場啓吾(愛三工業レーシングチーム) 4時間13分23秒
2位 沢田 時(TEAM BRDGSTONE Cyclimg) +0’00”
3位 小森亮平(マトリックスパワータグ) +0’02”
4位 冨尾大地(CIEL BLUE KANOYA) +0’30”
5位 小林弘幸(LEOMO Bellmare Racing Team) +4’11”
6位 香山飛龍(弱虫べダルサイクリングチーム)
7位 今村駿介(TEAM BRDGSTONE Cyclimg) +6’22”
8位 山本哲央(TEAM BRDGSTONE Cyclimg) +6’26”
9位 入部正太朗(弱虫べダルサイクリングチーム) +6’27”
10位 石橋 学(CIEL BLUE KANOYA)
11位 安原大貴(マトリックスパワータグ)
13位 小林 海(マトリックスパワータグ)
17位 フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)
19位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
DNF 狩野智也(マトリックスパワータグ)
DNF 吉田隼人(マトリックスパワータグ)

【団体戦】
1位 TEAM BRDGSTONE Cyclimg (2、7、8位)
2位 マトリックスパワータグ (3、11、13位)
3位 愛三工業レーシングチーム (1、12、18)

【個人総合】
1位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) 2575p
2位 岡本 隼(愛三工業レーシングチーム)       2065p
3位 今村駿介(TEAM BRDGSTONE Cyclimg)   1675p

【チーム総合】
1位 マトリックスパワータグ       7445p
2位 TEAM BRDGSTONE Cyclimg 5901p
3位 愛三工業レーシングチーム    5132p