RACE REPORT

ツアー・オブ・ジャパン -第1ステージ堺- 

日付:
2024年04月20日
開催地:
大阪府堺市堺区大仙中町 大仙公園周回コース
距離:
2.65km×1周回=2.65km
天候:
快晴真夏日 気温30℃
出走:
向川 尚樹, ベンジャミ プラデス, ホセ ヴィセンテ トリビオ, 吉田 隼人, アイラン フェルナンデス, 安原 大貴

日本国内で最長の最大級となるUCIステージレース、今年は1ステージ増え、全7ステージ8日間642.45kmを競う。
マトリックスは6名フルメンバー、固いチームワークで総合上位、ステージ優勝を狙っていく。
第1ステージの前に、プロローグ的な特設レースが行われる。賞金レースでもあり、参加チームのお披露目でもある。
天候は晴天の真夏日、10:00には気温27℃超えで非常に暑い。


【堺国際クリテリウム】
2.7km×10周回=27km

第1ステージの同コースで行われるクリテリウム。本戦とは異なるが、全17チームが出揃い華やかなお披露目の賞金レースである。
仁徳天皇陵周囲の平坦コースだが、タイトなコーナー箇所もあり注意を要する。
昨年より更に多くの観客で会場は大賑わい、華やかなオープニングレースがスタートした

スタートから様子見的なアタックで先頭が入れ替わる。
ほぼ集団で進行しながらの3周回目から、スカイダイブ、ドラパックの2名が飛び出ししばらく先行。集団はランプレがコントロール。
6周目にアヴァンティから1名が合流し先頭3名、集団は変わらずランプレコントロールの中、マトリックスは後方で様子を窺っている。
残り2周、集団のペースが上がり集団がバラけ始める。マトリックス列車が徐々に前方へ上がっていく。
ラストラップ、動きが激しくなりドラパックが前方へ。集団スプリントを制したのはニコラス・マリーニ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)
マトリックスはベンジャ9位が最高位でゴールした。

TJ1A0443

1位 ニコラス・マリーニ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)
2位 ニッコーロ・ボニファツィオ(ランプレ・メリダ)
3位 ブレントン・ジョーンズ(ドラパック プロフェッショナルサイクリング)
9位 ベンジャミ・プラデス(マトリックスパワータグ)

【第1ステージ堺】
2.65km×1周回=2.65km

チームプレゼンなど、一息ついていよいよ本戦。個人タイムトライアル。

TJ1B0808
大盛り上がりのチームプレゼン


次ステージは新設のいなべステージでまだ展開が読めないだけに、保ちタイムは欲しい。
マトリックスはJPTのTTチャンピオンでもあるホセに期待がかかる。

出走順は、3:向川、18:大貴、35:隼人、52:ベンジャ、69:アイラン、86:ホセ。
もちろん外国チームが圧倒的な強さを見せるだろうが、先ずはホットシートを狙っていきたい。
9番出走のアンドレア・パリーニ(スカイダイブ)が早々に3分21秒を出し、このタイムが中盤までトップタイムとなる。
マトリックスは隼人が3分28秒で3位のホットシートへ。しかし後半タイム更新が続出する。
終盤、トーマス・デヴィソン(アヴァンティ)が3分20秒で大きく更新、最終出走までトップシートへ。
しかし、残り3名のブレントン・ジョーンズ(ドラパック)、ニール・ヴァンデルプローグ(アヴァンティ)が3分19秒を出し、最後に順位交代の結果となった。

いぶし銀、向川
いぶし銀、向川
唯一のヤングライダー大貴
唯一のヤングライダー大貴
イケメン隼人
イケメン隼人
Ijenで魅せたベンジャ
Ijenで魅せたベンジャ
好調のアイラン
好調のアイラン
和風なホセ
和風なホセ

 

マトリックスは好調のアイランが23位でチーム最高位。チームは10位。

全体に後位の結果となったが、次からのロードレースで狙っていく。


【選手のコメント】
〔隼人〕 まだまだ本調子はいまから!
〔ベンジャ〕とても短く集中力が必要だった 結果的には良くも悪くもない
〔アイラン〕序盤は抑えて、後半全力を出せた。1秒、2秒は縮められたかもしれないが、自分的には全力を尽くしたつもりだ。
〔ホセ〕今日の結果で、自分の調子を測るのはまだできない。明日も頑張ります。
〔大貴〕コーナーリングさえ上手くいければ、タイムは短縮できた!
〔向川〕3番手出走で3位でした(T ^ T)

【監督のコメント】
思ったほどあかんかった。隼人は良かったが、ホセとアイランはまだまだ力を出せていないと感じた。

TJ1A0005

《ステージ結果&総合》
1位 ブレントン・ジョーンズ(ドラパック プロフェッショナル サイクリング)0:03’19”
2位 ニール・ヴァンデルプローグ(アヴァンティ レーシングチーム)+0’00”
3位 トーマス・デイヴィソン(アヴァンティ レーシングチーム)+0’01”
23位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)+0’08”
29位 吉田隼人(マトリックスパワータグ)+0’09”
34位 ベンジャミ・プラデス(マトリックスパワータグ)+0’10”
42位 ホセ・ヴィセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)+0’10”
81位 向川尚樹(マトリックスパワータグ)+0’18”
87位 安原大貴(マトリックスパワータグ)+0’20”


個人総合 ブレントン・ジョーンズ(ドラパック プロフェッショナル サイクリング)
ポイント総合 ブレントン・ジョーンズ(ドラパック プロフェッショナル サイクリング)
チーム総合 ドラパック プロフェッショナル サイクリング

photo by Hideaki TAKAGI