RACE REPORT

播磨中央公園クリテリウムJPT第2戦

日付:
2024年03月29日
開催地:
兵庫県立播磨中央公園 特設周回コース(周回3.0km右回り)  兵庫県加東市下滝野1275-8
距離:
45.0km(3.0km×15周回)
天候:
曇りのち雨 気温12℃
出走:
アイラン フェルナンデス, ホセ ビセンテ トリビオ, フランシスコ マンセボ, レオネル アレクサンダー キンテロ, 吉田 隼人, 安原 大貴, 小森 亮平, 小林 海

Jプロツアー第2戦 
レースレイティング:ブロンズ

“ホセ・ビセンテ・トリビオが2位!ツアーリーダーに立つ!!”

第1戦から4時間後には続く第2戦。初戦勝利のダメージは否めないが、初のリーダージャージを纏うパコを掲げてチームは同じくコントロール徹底姿勢で臨む。

短距離設定とした第2戦はスタートから激しい攻防戦。加えて雨が降り出し路面状態が不安定となり、落車やパンクのアクシデントも増えてくる。スタートから小森を含む4名が抜け出し先行、

メイングループに追う動きはないが、パラパラと追走が出て4周目には11名の先頭グループが形成された。

ホセ・ビセンテ・トリビオ、小森亮平(マトリックスパワータグ)
橋本英也、徳田優(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
伊藤雅和、渡邉 歩(愛三工業レーシングチーム)
床井亮太(シマノレーシング)
入部正太朗(弱虫ペダルサイクリングチーム)
天野壮悠、蠣崎優仁(JCF強化指定チーム)

全15周回と短いレースだけに逃げに対しての反応はシビアかと思われたが、各チームメンバーに入っていることもあり、全体に消耗している印象のメインは活性しきれずこの先頭グループが逃げ切る展開となる。

2名を乗せていたマトリックスだが9周目に小森がドロップしホセ1名、十分に勝負できるホセだが、複数乗せているチームは脅威。メインとの差は1分を超えていくが、残り5周辺りからパコが先頭に出て引き、その差を40秒ほどに詰めていく。しかし思うようにメインは強調せず追う動きも定まらない。

10周目、順調に回していた先頭からなんとホセがパンクで離脱、ニュートラルを受ける。しかしその間に最も脅威の橋本がアタック、一気に後続を引き離し単独走で11周目へ。この動きで先頭集団は崩壊し始め、ホセは半壊状態の先頭グループへ復帰合流、快走の橋本とは既に40秒ほどの差がついていた。

快調に飛ばず橋本はその勢いを更に増していく様子で残り2周。しかしホセも諦めていない、猛追かけるホセのペースアップに付くメンバーはおらず、ホセも単独で橋本を追うことになる。その差20秒まで詰めてついにラストラップへ、更にペースアップするホセだが、橋本の勢いは衰えることなく更にペースも上げて堂々の単独逃げ切りゴール。来る東京オリンピックへの期待膨らむ圧勝となった。

猛追のホセも17秒差まで詰めて2位ゴール。悔やしいアクシデントはあったが、2戦連続上位でツアーリーダーに立ち、久々の赤いジャージを纏う。幾度も見てきたリーダージャージ姿だが本人曰く3年ぶり、次戦から嬉しくも厳しいリーダーキープへの戦いとなる。

マトリックスは初戦勝利に連続表彰台で個人/チームともに総合1位に座し幸先よいシーズン幕開けとなった。

手に入れたリーダージャージ、この先長いが手渡さず突き進みます。

Photo by Satoru Kato

【結果】
1位  橋本英也TEAM BRIDGESTONE Cycling)  1時間8分08秒
2位  ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) +00:17
3位  床井亮太(シマノレーシング) +01:32
4位  伊藤雅和(愛三工業レーシングチーム)
5位  天野壮悠(JCF強化指定チーム)
6位  徳田 優(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
11位 フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)
31位 小林 海(マトリックスパワータグ)
38位 安原大貴(マトリックスパワータグ)
DNF    吉田隼人(マトリックスパワータグ)
DNF  小森亮平(マトリックスパワータグ)
DNF    レオネル・キンテロ(マトリックスパワータグ)
DNF    アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)

【個人総合】
1位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) 450p
2位 フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ) 390p
3位 橋本英也(TEAM BRIDGESTONE Cycling) 320p

【チーム総合】
1位 マトリックスパワータグ 1010p
2位 シマノレーシング 625p
3位 愛三工業レーシングチーム 605p