RACE REPORT

前橋クリテリウムロード

日付:
2024年10月14日
開催地:
群馬県庁、前橋市役所周辺 特設周回コース(公道周回3.5kmコース) 群馬県前橋市大手町2–12–1
距離:
42.0km(3.5km×12周回)
天候:
曇り 気温26℃
出走:
アイラン フェルナンデス, ホセ ビセンテ トリビオ, フランシスコ マンセボ, オールイス アルベルト アウラール, 佐野 淳哉, 安原 大貴, 向川 尚樹

Jプロツアー第19戦 
レースレイティング:ブロンズ

“オールイス・アウラールが激迫のスプリントを制す!!”

最終間近のJプロツアーは僅差激戦が続いている。前戦の最高レイティングを獲ったマトリックスは個人/チームも総合首位に立つが非常に脆い僅差。残る1戦1戦が少しの油断も許されない緊迫戦となる。この群馬ラウンドはクリテリウムとヒルクライムの2連戦、タイプ異なるこの2戦をどのようにポイント奪取していくか…各チームの戦略どころである。


今シーズン最後のクリテリウムはトラックスペシャリスト揃うTEAM BRIDGESTONE Cycling(BS)が本命視される一戦、チームはリーダーのオールイスを護りながらも勝利へ導くため隊列崩さず前方位置を狙うが敵方も同じ。序盤から激しいトレイン合戦となった。

スタートからTEAM BRIDGESTONE Cyclingががっちり隊列固めて進行する。傍からシマノレーシング、宇都宮ブリッツェンの隊列が代わる代わる入る中、マトリックスも佐野やパコの牽きから位置獲りを狙うがどのチームも長くは続かない。

あまりにも短いこのレースは初めからゴールへの位置獲り戦、あっという間に残り5周を切りレース折り返しに入るとその入れ替わりは更に激しくなり、マトリックスもオールイスを護りながら何とか位置キープを狙うが完璧とも言えるBSの牙城はなかなか崩せない。

残り3周、増田成幸を中心とした宇都宮ブリッツェンの赤いトレインが先頭占拠しラストラップへ。

マトリックスの隊列は2チーム後方、前へ上がるのは厳しいか…と思われたがオールイスがリーダーを争う岡篤志(宇都宮ブリッツェン)をマークしながら前方へ。最終コーナーを獲ったラインが優勢、合わせてくるBS勢を交わし獲ったのはアイラン、そして繋いだオールイス発射。

コーナー曲がって各チームのエーススプリンターが横一線。そこから並び抜けたのは先に発射のオールイス、そしてスプリント強い岡篤志、BSの窪木一茂の両名。激しいゴールスプリントから3名横並びでのゴールとなり、僅差でオールイス勝利!!続いて昨年のリーダー窪木、接戦中の岡。

オールイスはこの勝利で2位の岡との差を少し広げられたがまだまだ危険範囲。続く翌日はタイプ異なる超早朝からのヒルクライム、チーム総力あげて登ります。

photo by Satoru Kato

【結果】
1位 オールイス・アウラール(マトリックスパワータグ) 54分35秒
2位 窪木一茂(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
3位 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン)
4位 黒枝士揮(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
5位 沢田桂太郎(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
6位 横山航太(シマノレーシング) +2秒
7位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
10位 フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)
31位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
42位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ)
59位 向川尚樹(マトリックスパワータグ)

【ツアー個人総合】
1位 オールイス・アウラール(マトリックスパワータグ) 4366p +193p
2位 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン) 4173p
3位  ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) 2921p
4位  フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ) 2520p
5位 黒枝士揮(TEAM BRIDGESTONE Cycling) 2132p
6位  今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling) 2085p

【ツアーチーム総合】
1位  マトリックスパワータグ  13102p +104
2位  TEAM BRIDGESTONE Cycling 12998p
3位  宇都宮ブリッツェン  9873p

photo by Satoru Kato