RACE REPORT

まえばし赤城山ヒルクライム

日付:
2024年11月22日
開催地:
前橋合同庁舎エリアから赤城山総合観光案内所までの特設コース 群馬県前橋市上細井町〜富士見町赤城山
距離:
21.5km(平均勾配6.4%、最大勾配9.7%、標高差1313m)
天候:
晴天 気温26℃
出走:
アイラン フェルナンデス, ホセ ビセンテ トリビオ, フランシスコ マンセボ, オールイス アルベルト アウラール, 佐野 淳哉, 向川 尚樹

Jプロツアー第20戦 
レースレイティング:ブロンズ

”ホセ・トリビオ、フランシスコ・マンセボが大差逃げ切りのワン・ツー勝利!!オールイスのリーダー、チーム首位をキープ!”

前日に個人/チームともに首位をキープしたものの非常に僅差でいずれも勝利されれば逆転。そして最終戦は高ポイント設定のためこのレースで王手をかけておきたい。Jプロツアーでは2年ぶりのこのレース、2年前はホセと田窪がワン・
ツー勝利を決めている。今回も上り強いホセとパコを中心に獲りに行くがオールイスを上位へ連れていく事も重要、コントロールする戦略で臨む。

全体に勾配緩いこのコースはハイペースでふるい落としをかけるため各チーム集団前方の位置取りをしながら進行、マトリックスはスタートから前方位置を許さずコントロールしながら仕掛けどころの中間まで集団を牽く。勾配が上がる中間でパコを筆頭に更にペースアップ、一気に先頭は絞られていく。14km地点ではパコ、ホセ、オールイスを含む5名が抜ける。

フランシスコ・マンセボ、ホセ・トリビオ、オールイス・アウラール(マトリックスパワータグ)
石橋 学、徳田 優(TEAM BRIDGESTONE Cycling)

チーム総合2位のBSが2名入ることで警戒心を強めるパコは更にペースを上げて牽こうとする。しかしパコの強烈な牽きに全員がついていけず、オールイスも遅れてしまう。気づいたパコが緩めると再び追い上げたのはホセのみ、オールイスの姿は見えず次に追ってくるのはBSの2名で15秒差。

BSに上位を獲られるとチーム総合を逆転されてしまうため、オールイスの自力を信じながらホセ、パコは揃って再びペースを上げていく。

快調なパコ、ホセは後続との差を更に広げながら逃げ切り、ワン・ツーフィニッシュ!!ホセはこの大会2連覇、チームとしても2大会連続のワン・ツー勝利を決めた!

オールイスは(後で体調不良を抱えていたことが判明するが)総合争う2位の岡 篤志(宇都宮ブリッツェン)にも抜かれ10位ゴールとなってしまう。何とかリーダーキープはしたが個人/チームともにリーダー争いは再び僅差となり、ツアーは最終戦へもつれ込む僅差激戦となる。いよいよ次回は最終戦、全てを整えチーム総力で総合優勝を獲ります!!

【結果】
1位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) 57分42秒
2位 フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)
3位 徳田 優(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +18秒
4位 石橋 学(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +23秒
5位 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン) +50秒
6位 米谷隆志(LEOMO Bellmare Racing Team) +54秒
7位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) +59秒
8位 岡 泰誠(イナーメ信濃山形) +1分00秒
9位 前原直幸(VC福岡) +1分04秒
10位 オールイス・アウラール(マトリックスパワータグ) 2分09秒
42位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
52位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ)
59位 向川尚樹(マトリックスパワータグ)

【ツアー個人総合】
1位 オールイス・アウラール(マトリックスパワータグ) 4441p +118p
2位 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン) 4323p
3位  ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) 3221p
4位  フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ) 2745p
5位 黒枝士揮(TEAM BRIDGESTONE Cycling) 2147p
6位 入部正太朗(シマノレーシング) 2115p

【ツアーチーム総合】
1位  マトリックスパワータグ  13702p +269
2位  TEAM BRIDGESTONE Cycling 13433p
3位  宇都宮ブリッツェン 10218p

photo by Nobumichi Komori