RACE REPORT

JBCF 群馬CSCロードレースDay-1

日付:
2024年07月27日
開催地:
群馬県利根郡みなかみ町 群馬サイクルスポーツセンター
距離:
チームタイムトライアル6km(6km × 1周回)
天候:
晴れ 気温23℃
出走:
向川 尚樹, ベンジャミ プラデス, ホセ ヴィセンテ トリビオ, 吉田 隼人, アイラン フェルナンデス, 安原 大貴

Jプロツアー第5戦

春の連戦、先週に続いてJプロツアー2連戦。
白浜同様、チームタイムトライアルとロードレースの2戦。
ここ群馬CSCは自転車競技の歴史を語るに相応しいほど馴染みあるコースだが、チームタイムトライアルはほぼ初めてに等しい。
過去の実績もトップクラスでの明確なものは無い。ロードレースの集団で7分台後半、エリートクラス2周TTTで19分台。

監督の記憶では、過去チームメイトの一流選手エリック・メヒラーが個人で8分15秒を出したことがあるとのこと。
目安としては8分前後か・・・、起伏に富み幅狭いテクニカルなコースレイアウトを考慮し、出走人数や機材も含め戦略を練る。
馴染みある会場とは言えど大阪からは大遠征。強豪チームは前日に入念な試走をしている様子。

当日は爽やかな晴天、しかし時折強い風が吹き巻いてる様子。
この日は奇しくも和田の四十九日、彼の思いがそうさせたのか。遺影を掲げ皆で戦いに備える。3Q1A0297

マトリックスは6名で出走、バイクはTT&ノーマルを使いコース戦略にあてる作戦。
ホセ、アイラン、隼人がTTでストレート区間、ベンジャ、向川、大貴でUP/DOWNをカバー。

スタートは21チーム中の19番目、先ずは2番目スタートのAISAN Racing Teamのタイム8分28秒34に注目、4名出走。
しかし、5番目のKINAN Cycling Teamが8分16秒79でトップ更新、ノーマルバイク6名でのタイム。
後半に入りトップチームがタイム更新していく。シマノレーシングが8分26秒30、ノーマル6名。
那須ブラーゼンの5分後にマトリックスがスタート。ブラーゼンのタイムは確認できていない。

スタートすぐのテクニカルな幅狭いコーナー区間を猛烈に飛ばす。1列棒状の下りコーナー連続はバイクの軌道も異なり最後尾の大貴が苦しい。
マトリックスは先頭から全力出し切る戦法、先ずは向川が上り区間前まで、続いて隼人が心臓破り手前まで・・・
3名となってしまうのが早かったか、不安が残る。

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全力出し引きたおす

 

しかし、ここからベンジャがものすごい勢いで引く。なかなか見ることのない速度の心臓破りの様子。
バックストレートへ6分台で上げ、アイラン、ホセで飛ばす。監視塔付近を7分前半のトップタイム。
残る下りコーナーから向かい風上りのホームストレート、ベンジャも粘り8分9秒81でトップに立つ。

バックストレートを飛ばす
バックストレートを飛ばす

が、すぐに次の宇都宮ブリッツェンがノーマル6名で8分05秒11、そして最終のTeam UKYOはノーマル混4名でなんと7分58秒31。
残念ながらマトリックスは3位、しかし久しぶりに表彰台へ還った。

続く翌日のロードレース、獲りに行く。


【監督のコメント】
下りのパートでバラけて(あかんかな)と思ったらトップタイム、一瞬喜んだけど一瞬で終わった。。。。


【順位】
1位 Team UKYO 7分58秒
2位 宇都宮ブリッツェン +06秒
3位 マトリックスパワータグ +11秒
4位 那須ブラーゼン +14秒
5位 KINAN Cycling Team +18秒
6位 シマノレーシング +27秒
7位 AISAN Racing Team +30秒
8位 レモネードベルマーレレーシングチーム +38秒
9位 イナーメ信濃山形 +40秒
10位 Neilpryde – Nanshin Subaru Cycling +42秒

photo by Hideaki TAKAGI