RACE REPORT

全日本選手権タイムトライアル

日付:
2019年06月27日
開催地:
富士スピードウェイ
距離:
13.0km X 3周 = 39.0km
天候:
雨 気温18℃
出走:
佐野 淳哉

トップシーズンに入り、日本一を決める頂上決戦を迎える。先ずはタイムトライアルから、今年も佐野淳哉がチャンピオンジャージを懸けて参戦。幾度も掴みかけるも叶わず、その悔しさを活力にスタートラインに立つ。
あいにくの雨天となったモータースポーツで知られる富士スピードウェイ、雨のサーキットで一番心配される油含みの路面はそのリスクが露わとなり波乱のレースとなった。

©Itaru Mitsui

レースはWAVE1とWAVE2の2部に分け30秒毎にスタートしていく。これまでの実績を持つ佐野は終盤スタートのWAVE2、同じく実績持つ強豪面々たちと共に次々出走する選手たちを見送りながら自身のスタートを待つ。
WAVE1では岡篤志(宇都宮ブリッツェン)が56分’17″17 と他者を寄せ付けない最速タイムを叩き出しトップに立つ。
しかし相次ぐ落車の情報にかなり危険な路面状況であることが窺える。コースレイアウトはアップダウンに曲路の連続でかなりテクニカル、リスクを伴いながらも攻める加減が非常に難しいコース、そして滑りやすいコンディション。
不安を抱く状況の中、WAVE2がスタートした。

©Satoru Kato

佐野は7番目にスタート、岡のトップタイムを指標としつつ先を行く選手のラップタイムを確認しながらペースを作る。佐野は慎重かつ冷静に、徐々にペースを上げていき後半へ向けていく。

©Itaru Mitsui

前後のライバルたちとは秒差激戦、そして前を行く走者にも落車が発生している。常にタイムを確認しながら連続するコーナーに対し攻め抑えの加減操作は精神的にも非常にきつい。そんな中でも直線的な箇所では驚異的なペースアップを見せ、後半追い上げ戦い抜き、57分’08″32 でゴール。

©Itaru Mitsui

しかし次に出走した怪我明け復帰の増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が驚異的に早い、テクニカルな下り区間では佐野を目前に捕らえるほどに迫る速さを見せ、56分’05″53でのトップタイム更新。続く強豪達も雨のコースコンディションに苦戦しタイムは届かず、増田はこの肉体的にも精神的にも厳しいコンディションを攻め続けた素晴らしい走りで2019年の全日本TTチャンピオンとなった。そしてWAVE1からのトップタイムを維持していた岡が2位、宇都宮ブリッツェンが選手権をワン・ツーで表彰台を飾った。

佐野の最終順位は6位、しかし追い上げ時の爆発的な走りは牽引マスターそのもので彼の持つ破壊的強さを見せた。 
チャンピオンを目指しての結果としては非常に悔しいがアクシデントなく終えられたことにチームは安堵。最終日のロードレースへ繋ぐ。

©Satoru Kato

【結果】
1位  増田成幸(宇都宮ブリッツェン)   56分05秒53”
2位  岡 篤志(宇都宮ブリッツェン)      +11秒64”
3位  別府史之(Trek – Segafredo)    +13秒81”
4位  小石佑馬(Team UKYO)    +1分02秒13”
5位  鈴木 譲(宇都宮ブリッツェン)    +1分02秒16”
6位  佐野淳哉(マトリックスパワータグ)  +1分02秒79”
7位  新城幸也(BAHRAIN MERIDA)     +1分04秒99”
8位  小野寺 玲(宇都宮ブリッツェン)   +1分51秒31”
9位  小林 海(GIOTTI VICTORIA-PALOMAR) +2分07秒84”
10位 徳田 優(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +2分22秒12”

photo by Satoru Kato, Itaru Mitsui

Jプロツアー2020 チームランキング
(2020年10月11日時点)
1位 マトリックスパワータグ 8,316p
2位 宇都宮ブリッツェン 7,332p
3位 KINAN Cycling Team 6,311p
4位 愛三工業レーシングチーム 5,558p
5位 TeamUKYO 4,290p
Jプロツアー2020 個人ランキング
(2020年10月11日時点)
1位 レオネル キンテロ 3,084p
2位 ホセ トリビオ 2,772p
3位 大前 翔 2,695p
4位 ルバ トマ 2,079p
5位 山本 元喜 1,977p