RACE REPORT
やいた片岡ロードレース
- 日付:
- 2024年10月14日
- 開催地:
- 栃⽊県⽮板市⽯関周辺特設コース(周回10.7km)
- 距離:
- 10.7km X 8周 = 85.6km スプリントポイント10%×3回(2、4、6周回完了時の1位に優勝ポイントの10%)
- 天候:
- 雨 気温22℃
- 出走:
- アイラン フェルナンデス, ホセ ビセンテ トリビオ, フランシスコ マンセボ, オールイス アルベルト アウラール, 小森 亮平, 安原 大貴, 向川 尚樹
Jプロツアー第8戦
レースレイティング:ゴールド
“オールイス・アウラールが3位!ツアーリーダー奪還!!”
栃木ラウンド2日目はロードレース。レイティングゴールドでポイント高いうえに3回設定されているスプリントポイントではトップポイント10%が加算されるため僅差争いとなっている総合順位への影響は大きい。一度は話されたオールイスのトップの座だが、前日のクリテリウムでリーダーの岡に逆転可能範囲まで詰めてきている。できればこのレースで逆転したい。
スタート前から本格的に振り出した雨は時折止むものの終始水しぶきの中でのレースとなった。アタックポイントとされるコリーナの丘登坂区間で毎回激しいアタックがかかる、登坂牽引が定着されつつあるパコを筆頭に毎回牽き倒し人数素掘りにかかる。しかし距離が短いため下り区間でまた捕まり、なかなか決まらない。非常にアクティブな集団のままで1回目のポイントは横山航太(シマノレーシング)が獲る。
3周目にホセを含む6名が抜けて先行する。集団は少し沈静、しかしそのペースは落とさず警戒態勢といった様子。
ホセ・トリビオ(マトリックスパワータグ))
鈴木譲、鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)
木村圭佑(シマノレーシング)
孫崎大樹(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
津田悠義(日本ナショナルチーム)
メイン人数は自然に減っていく。2回目のポイントは孫崎が獲り、そのまま先行する6名はホセを中心にアタックの仕掛けあい。一方のメインでもパコがまた牽引開始で激しく揺らす。
マトリックスが前方固めるが負けじと合わせてくるのはBS勢、その活性から徐々に先頭への差を詰めていく。やがてホセら先頭は吸収されて6周目、最後のポイント争いへBS勢が駆け出し」更に激しく活性する。激しいポイント争いは勢いよく飛び出したBS勢から近谷涼(TEAM BRIDGESTONE Cycling)が獲得。
レースは残り2周、ここでオールイスがアタックするいち早く反応するのはリーダーの岡篤志(宇都宮ブリッツェン)、数名の飛びつきにホセもチェックで入り先行7名。
ホセ・トリビオ、オールイウス・アウラール(マトリックスパワータグ)
岡篤志(宇都宮ブリッツェン)
窪木一茂、今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
横山航太(シマノレーシング)
渡辺歩(日本ナショナルチーム)
主役揃ったか、メインは沈静気味でラストラップへ入った。最強スプリンターの窪木がいるが前日とは違いホセがいる。オールイスはスプリント真っ向勝負で行くか、しかし最後のコリーナの丘で自らアタックをかけて揺らしをかける。
ここに都度反応するのは立場転じて孤軍となったリーダーの岡、オールイスも岡を意識か幾度も揺らしをかける。
しかし沈着冷静なのはBS勢、止まないアタックからついに残り500mの最終コーナーが見えてくる。
この先が短いためこのコーナー獲りを意識し合うが、そのコーナーの位置取りを争うところを手前から大きく仕掛け出たのは今村、そのままの勢いでコーナーを抜け先行ゴール。残るメンバーはコーナー立ち上がりからのスプリント開始と遅れ、最後刺し込んだのは窪木、オールイス悔しい3着。
「岡はマトリックスだけでなく全ての動きに反応していた、リーダーを一人で守ろうと明らかにオーバーワークだったと思う。BSは最後まで冷静だった。」とホセは語る。
結果、岡と僅差で逆転しツアーリーダーは再びオールイスの手に、しかしチームは勝利逃した悔しさが残る。次こそはやはり表彰台のトップに立ちたい。
【結果】
1位 今村駿介(TEAM BRIDGESTONE Cycling) 1時間58分30秒
2位 窪木一茂(TEAM BRIDGESTONE Cycling) +0秒
3位 オールイス・アウラール(マトリックスパワータグ)
4位 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン)
5位 横山航太(シマノレーシング) +1秒
6位 ホセ・トリビオ(マトリックスパワータグ) +3秒
7位 渡辺 歩(日本ナショナルチーム) +4秒
9位 フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)
24位 安原大貴(マトリックスパワータグ)
27位 アイラン・フェルナンデス)
38位 小森亮平(マトリックスパワータグ)
photo by Satoru Kato, Shizu Furusaka