RACE REPORT

ツアー・オブ・ジャパン 第7ステージ 伊豆

日付:
2019年05月25日
開催地:
静岡県伊豆市大野 日本サイクルスポーツセンター~日本競輪学校正門周回コース
距離:
12.2km×10周回=122.0 SP×2回、KOM×2回
天候:
晴れ28℃
出走:
ホセ ビセンテ トリビオ, フランシスコ マンセボ, オールイス アルベルト アウラール, 佐野 淳哉, 小森 亮平, 安原 大貴

UCI Asia Tour 2.1 
5/19(日)~5/26(日)全8ステージ 
総走行距離 767.6km 総獲得標高12,854m
出走選手:6名 フランシスコ(パコ)・マンセボ、ホセ・ビセンテ・トリビオ、オールイス・アウラール、佐野淳哉、小森亮平、安原大貴

第7ステージ 伊豆 
日付:2019年5月25日(土)
開催地:静岡県伊豆市大野 日本サイクルスポーツセンター~日本競輪学校正門周回コース
距離:12.2km×10周回=122.0 SP×2回、KOM×2回
天候:晴れ28℃ 

“ホセ・ビセンテ・トリビオがステージ3位!個人総合3位に!”

このツアーの最終戦と言ってもよい、ここで山岳賞は決まり、総合争いもラストチャンスとなる。
アップダウンを繰り返す消耗激しいコース設定は互いの脚を削り合う熱い最後の戦い、ホセと総合トップのクリス・ハーパーとな1分で5位、5位以内は1分以内の争い、まだ逆転のチャンスは十分にある。チームはホセのため、そしてチーム総合も守るため全力戦う。

スタートからオールイスが果敢にアタックをかけ、幾度もエスケープを謀るが集団はなかなか許さない。不安定なまま周回を重ねるがそのハイペースに集団はどんどん割れていき3周目には40名ほどどなっていく。

4周目、これまでも積極的な動きを見せてきたフェデリコ・ズルロ(ジョッディ・ヴィクトリア・パロマー)が単独抜け出すと、オールイスは直ぐに追走の動き、そこに数名が入り9名の追走グループが形成された。しかし目的はズルロを捕らえることではなくオールイスへのチェックか、ペースは上がらずスルロを1分ほどの差で先行させる。共にメインも容認し沈静した。

フェデリコ・ズルロ(ジョッディ・ヴィクトリア・パロマー)
  ↓  1分

小石 祐馬、サム・クローム(チーム右京)
オールイス・アウラール(マトリックスパワータグ)
ベンジャミン・ヒル(リュブリャナ・グスト・サンティック)
木村 圭佑(シマノレーシングチーム)
マルコス・ガルシア・フェルナンデス(キナンサイクリングチーム)
パブロ・トーレス・ムイノ(インタープロサイクリングアカデミー)
伊藤 雅和(NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ)
小林 海(ジョッディ・ヴィクトリア・パロマー)

やがてズルロからオールイスらのグループまでは2分に開き、そのまま行かせタイム差を保つ。同様にメインもオールイスらからセカンドグループから1分を保ち進行、リーダー擁するブリッジレーンがコントロールをし続ける。

落ち着ききった6周目、下り区間のメイン内で落車、そこには総合僅差で3位、4位のメトケル・イヨブ、そして増田、そして強豪スプリンターの窪木が止まっており、ツアーの行方を混迷させる大アクシデントとなってしまう。結果イヨブはリタイヤ、増田、窪木は負傷を押しながら復帰。宇都宮ブリッツェン総力で増田を上げメインは追いつかせる。

アクシデントからの翌7周目、残り3周とそろそろ終盤へ向けてセカンドグループ、そしてメインがペースを上げ始め、8周目にはセカンドグループがズルロをキャッチ、そのままペースアップし10名で逃げる。

一方メインは激しい追走の動きで崩壊、抜けたというより削られた状態、パコを筆頭に10名ほどが抜けて先頭を追う。

フランシスコ(パコ)・マンセボ、ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
ベンジャミ・プラデス、ロビー・ハッカー、内間康平(チーム右京)
クリス・ハーパー(チーム・ブリッジレーン)
サルバドール・グアルディオラ(キナンサイクリングチーム)
ドリュー・モレ(トレンガヌ・INC・TSG・サイクリングチーム)
石橋 学(チームブリヂストンサイクリング)
アダム・トゥーパリック(チーム・ザワーランド)

まだ追走⇔脱落でメンバーはシャッフルされながらも前方では総合上位勢がアタックし合っている状況。そして先頭ではオールイスがアタックをかけながら9周目、一気に先頭も活性しアタック戦が始まる。

パコら後続も更にアタック激化、その差を縮めながらそして人数を絞りながら先頭を追う。

一度は追いついた増田だったがダメージは拭いきれないかここで遅れ、ホセのライバルは残念ながら総合争いから離脱となってしまう。先頭は遂に6名となり、オールイスはまだ冷静、そして吸収に備えてのラストラップ直前ストレートへの登り区間でパブロ・トーレス・ムイノ(インタープロサイクリングアカデミー)がアタック、その直後にパコらが先頭吸収でラストラップへ。

ムイノは抜け出したまま単独先行。後続はパコが牽きコントロールしその人数は再編された17名、含まれる総合上位勢は冷静にその動きを睨みながらムイノを行かせ、互いの動きを窺いあっている。

後続は牽制が解けないままタイム差のみを縮め遂にムイノはゴールへのストレートを単独で抜け逃げ切り決定的。
ムイノを追わない後続は、その人数を削りながら互いの着争いでストレート手前の登り区間で激しいスプリント開始。ベンジャミン・ヒル(リュブリャナ・グスト・サンティック)がいち早くアタックをかけ登っていき、即座反応したホセが追う。

11秒差で先行したムイノが逃げ切り勝利、そしてヒル、ホセが3位に入った。ムイノはホセらと同じスペインライダーで彼がアンダーの時をよく知る弟タイム差がほぼつかないゴールとなったため、ホセの総合タイム差は変化せずだが3位へジャンプアップ、そしてパコも続く4位へ上がった。しかし、富士山のタイム差を覆す展開にはならず残念ながら40秒を持つクリス・ハーパーの総合優勝は確定的、2位との逆転なら可能性があるか・・・。またオールイスを戦略的アシストとしたため上位3名のタイムキープできずチーム総合は2位転落、やはり人数の少なさが終盤に響く結果となったが戦況厳しくもやれるだけのことはやった。

いよいよ最終ステージ、ここまで健闘した証を堂々見せるべく最後の可能性を賭けて東京へ向かう。

【第7ステージ結果】
1位  パブロ・トーレス・ムイノ(インタープロサイクリングアカデミー)  3時間35分58秒
2位  ベンジャミン・ヒル(リュブリャナ・グスト・サンティック)  +11秒
3位  ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
4位  フランシスコ・マンセボ・ペレス(マトリックスパワータグ)
5位  アダム・トゥーパリック(チーム・ザワーランド・NRW・P/B・SKS・ジャーマニー)
6位  サルバドール・グアルディオラ・トール(キナンサイクリングチーム)
7位  ベンジャミ・プラデス・レヴェルテル(チーム右京)
8位  クリス・ハーパー(チーム・ブリッジレーン)
9位  石橋 学(チームブリヂストンサイクリング)
10位  小林 海(ジョッディ・ヴィクトリア・パロマー)

26位  オールイス・アウラール(マトリックスパワータグ)  +4分47秒
37位  安原大貴(マトリックスパワータグ)  +15分53秒

【個人総合】
1位  クリス・ハーパー(チーム・ブリッジレーン)  +17時間26分56秒
2位  ベンジャミ・プラデス・レヴェルテル(チーム右京)  +40秒
3位  ホセ・ビセンテ・トリビオ〈マトリックスパワータグ〉  +51秒
4位  フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)  +1分02秒
5位  ドリュー・モレ(トレンガヌ・INC・TSG・サイクリング・チーム)  +1分29秒
6位  サム・クローム(チーム右京)  +2分03秒
7位  石橋 学(チームブリヂストンサイクリング)  +2分16秒
8位  小林 海(ジョッディ・ヴィクトリア・パロマー)  +2分45秒
9位  アドリアン・ギロネット(インタープロサイクリングアカデミー)  +3分25秒
10位  増田成幸(宇都宮ブリッツェン)  4分01秒

17位  オールイス・アウラール(マトリックスパワータグ)  +7分7秒
71位  安原大貴(マトリックスパワータグ)  +1時間30分16秒

【チーム総合】
1位  チーム右京  52時間28分50秒
2位  マトリックスパワータグ  +1分41秒
3位  インタープロサイクリングアカデミー  +8分14秒

photo by Satoru Kato, Shizu Furusaka

Jプロツアー2020 チームランキング
(2020年10月11日時点)
1位 マトリックスパワータグ 8,316p
2位 宇都宮ブリッツェン 7,332p
3位 KINAN Cycling Team 6,311p
4位 愛三工業レーシングチーム 5,558p
5位 TeamUKYO 4,290p
Jプロツアー2020 個人ランキング
(2020年10月11日時点)
1位 レオネル キンテロ 3,084p
2位 ホセ トリビオ 2,772p
3位 大前 翔 2,695p
4位 ルバ トマ 2,079p
5位 山本 元喜 1,977p