RACE REPORT

修善寺ロードレース Day-1

日付:
2024年11月08日
開催地:
日本サイクルスポーツセンター 5kmコース 〒410-2402 静岡県伊豆市大野1826 
距離:
60km(5km×12周回) スプリントポイント×2回(4、8周回完了時)
天候:
晴れ時々曇り 気温14℃
出走:
アイラン フェルナンデス, ホセ ビセンテ トリビオ, フランシスコ マンセボ, オールイス アルベルト アウラール, 佐野 淳哉, 小森 亮平, 安原 大貴, 向川 尚樹

Jプロツアー第1戦 
レースレイティング:シルバー

”オールイス・アルベルト・アウラールが開幕戦勝利!!”

いよいよJプロツアー2019が開幕!開幕戦は聖地、伊豆のサイクルスポーツセンター5kmコースでの2連戦となる。この伝統的コースは短くても長くても難しく、きつい上りを含むアップダウン繰り返しは消耗激しく厳しいレースとなる。Day-1は5km×12周=60kmとかなり短い設定とし、Day-2では倍の距離5km×24周=120kmの設定と極端な2戦仕立てでレイティングも異なる。そして4周毎に設定されているスプリントポイントの獲得ポイントはそのままツアーポイントへ反映されるため、これまでよりも一層レースへの影響が多くなったのも今季ツアーの大きな変更点。総合的にどう狙っていくか・・・各チーム戦略を練るところとなってくる。

マトリックスは注目のレジェンド、フランシスコ(パコ)・マンセボ(以下パコ)を筆頭に新メンバーを加えたJプロツアーライダーが全員揃っての参戦、強豪各チームも一新された2019年の顔が華やかに出揃う。2年ぶりに戻ってきたTeamUKYOの参戦もツアーがより激化するに違いなく優勝争いの予想を面白くさせる。

予想どおりスタートから激しいアタック戦、ラップタイム8分前後のハイペースで周回を重ねる。マトリックスもパコが果敢に加わり激しく揺さぶりをかける。

アタック=吸収を繰り返しながら1回目のポイント周回4周目、オールイスやアイランを含む8名が抜け先行、一方でパコのマシンにメカトラブルが発生し痛恨のメイン離脱。しかしパコは諦めず体制立て直すと不調を抱えながらも単独でメインを追い続ける。やがて1回目のスプリントポイントをオールイスが1位通過で獲得、やがてそのまま先行する8名にメインが追いつき再編の6周目、今度はホセ、オールイスを含む8名の先頭グループが形成、遅れていたパコもマシン不調を抱えながらメインに追いついた。

ホセ・ビセンテ・トリビオ、オールイス・アルベルト・アウラール(マトリックスパワータグ)
平塚吉光、石橋学(チームブリヂストンサイクリング)
サム・クローム、ロビー・ハッカー(TeamUKYO)
小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
中田拓也(シマノレーシング)

メインは沈静、マトリックスはパコ、アイラン、小森、大貴が入り1分ほどの差を保ち周回を重ねる。やがて8周目、2回目のスプリントポイントをホセが獲得しマトリックスはチームポイントも稼いでいく。

この状況のまま10周回に入り残すところ3周、メインが追い上げを開始。激しく活性しながらその差30秒まで縮めてくる。これに呼応して先頭でもアタックが始まり激しい叩き合いからオールイス、サム、ロビーが抜けてラストラップへ。

TeamUKYOの2名の激しい攻撃に対しオールイスも負けてない。アタックを繰り返すこの3名にメインは追いつけないまま、勝負はいよいよ3名に絞られ最終局面へ。最後の上りからメインストレートへ姿を見せたのはオールイス、すぐ後ろにロビー、サムが迫るも振り切りゴール!アタック戦を勝ち破っての勝利!!

来日間もない初々しいオールイスがリーダーに立ち、チームも1位、幸先よい開幕勝利となった。翌日はDay-2倍距離の120km、高ポイント設定でDay-1とは異なる戦略を必要とする。リーダーに立ち守りを含んでのレースへ整え臨む。

【結果】1位 オールイス・アルベルト(マトリックスパワータグ )    1時間40分56秒
2位 ロビー・ハッカー(TeamUKYO)   +0秒
3位 サム・クローム(TeamUKYO)     +5秒
4位 レイモンド・クレダー(TeamUKYO)          +8秒
5位 前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)    +8秒
6位 ベンジャミ・プラデス(TeamUKYO)          +9秒
7位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
13位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
26位 安原大貴(マトリックスパワータグ)
40位 フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)
41位 小森亮平(マトリックスパワータグ)

ツアーリーダー オールイス・アルベルト・アウラール(マトリックスパワータグ)
photo by Satoru Kato