RACE REPORT

ツール・ド・熊野2018 第3ステージ太地半島周回

日付:
2018年06月03日
開催地:
和歌山県東牟婁郡太地町 太地半島10.5km周回コース
距離:
9.8km+10.5km×9周回=104.3km HP×2回 KOM×2回
天候:
晴天 気温25℃
出走:
アイラン フェルナンデス, ホセ ビセンテ トリビオ, 佐野 淳哉, 土井 雪広, 安原 大貴, 向川 尚樹

UCIアジアツアー2.2
5/31(木)~6/3(日)三重県、和歌山県の紀州地域 全4日間プロローグ+3ステージ
総走行距離 = 327.5km


【第3ステージ 太地半島周回】 

日付:2018年6月3日(日)
開催地:和歌山県東牟婁郡太地町 太地半島10.5km周回コース
距離:9.8km+10.5km×9周回=104.3km HP×2回 KOM×2回
天候:晴天 気温25℃ 
出走選手:6名 ホセ・ビセンテ・トリビオ、アイラン・フェルナンデス、佐野淳哉、土井雪広、安原大貴、向川尚樹

”佐野淳哉がステージ優勝!!”

 


最終ステージのコースは一部変更、半島のより外周をとなり距離もアップダウンも少し増えるが、繋ぎやすいコースとなった。前日のステージで山岳賞はマーク・デマール(チーム右京)で確定。また、デマールが一する総合2と1の入部正太朗(シマノレーシング)は僅差だが、以下はかなり差が開いており、平坦基調のコースでもレース展開を大きく変えないとチャンスは薄い。各チーム最後のチャンスにスタートから激しく動くことが予想される。

スタートからリーダー争いが僅差である上位数名の激しい争いアタック戦。集団をリーダー擁するシマノレーシングがコントロールで固めるが、容赦なくアタック攻撃が繰り返される。2回設定されているホットスポットでのボーナスタイムを狙い、1回目のホットスポットの争奪戦。ここを鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)、ベンジャミ・プラデス(チーム右京)、マーカス・カリー(セントジョージコンチネンタルサイクリングチーム)の順で獲りタイムを稼ぐ。そこからホセを含む8名が抜け3周目へ。

ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
鈴木龍、岡 篤志(宇都宮ブリッツェン)
マルコス・ガルシア(キナンサイクリングチーム)
ロビー・ハッカー(チーム右京)
タミアン・モニエ(愛三工業レーシングチーム)
窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)
チウ・ホサン(HKSIプロサイクリングチーム)

ところがここへリーダーの入部正太朗(シマノレーシング)が自ら追走をかけ、チェックに入った土井雪広、総合2位のマーク・デマール(チーム右京)、鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)、トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム)、中村龍太郎(イナーメ信濃山形)ら10名ほどで合流し先頭は上位メンバーを中心とする20名ほど。まだ序盤に関わらず、ここで激しい上位者同士のしかけ合いとなり互いの脚を削りあうことに。

メインも必死の追走が始まり4周目には先頭を吸収、振り出しに戻りまたアタック戦。この動きでシマノレーシングから脱落者が出始め、リーダーの入部も非常に苦しい状態。ここでホセがアタックし単独逃げ、反応したトマがつき2名で先行し始める。メインはチーム右京とセントジョージとのコントロールへ変わりこの状態を許さず猛追をかける。メインは分断されていき、21名しか残っていない。そして、遂にリーダーの入部も遅れてしまう。

リーダーの脱落で状況一変、チャンスが広がり更に争いは激化していく。6周目にはホセら先行をキャッチし、またもやアタックに次ぐアタック。激しいアタックの応酬は止むことなく、グループメンバーは絞られ20名ほど。マトリックスは佐野が引きまくり、ホセ、土井と共に応戦するがホセへのマークがきつくなかなか抜けることができない。

残り3周、それまで幾度もアタックをしていたトマ・ルバがまたも単独先行。激しい叩き合いに疲れが見えてきているメイングループは残り距離の微妙さと油断ならないトマの独走とに意思が揺れまとまらない様子、その動きを見て佐野が抜け出し単独での追走開始、8周目へ。「ホセにGo!」と言われたという佐野、20秒差のトマを追い、残り2周でトマに合流する。この動きでメインとの差は1分に開き追うには厳しくなってくる。ブリヂストンの窪木やチェン・キンロ(HKSIプロサイクリングチーム)が追走をかけるが追いつかない。2名は協調して逃げ続けそのままゴールへ。最後はタイマンのスプリント勝負、佐野が押し抜けトマを離してゴール!ステージ優勝をきめた!!そして総合は既に山岳賞を決め2位につけていたマーク・デマールがメインでゴールし逆転勝利。ポイント総合も獲り、その強さを見せる表彰台となった。

佐野はポイント総合の2位も獲得、ホセはメイングループ26秒差のゴールで個人総合7位、チーム総合は5位で終了した。第1ステージの中止により残り2ステージに争いが集中したことでこれまでに無い激しい最終ステージとなった。完走できたのは僅か36名、18チーム中7チームしかリザルトに残らない結果となり戦いの激しさが窺える。

直ぐに続くJプロツアーを経てシーズン頂点の全日本選手権、これまでのTOJ、TDKで選手達は互いのコンディションを窺い確認し、調整をかけていく。シーズントップ向けて更に上げていきます。

[第3ステージ結果]
1位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ) 2時間35分39秒
2位 トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム) +2秒
3位 チェン・キンロ(HKSIプロサイクリングチーム) +12秒
4位 ライアン・キャバナ(セントジョージコンチネンタルサイクリングチーム) +24秒
5位 黒枝士揮(愛三工業レーシングチーム)
6位 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング )
7位 マーク・デマール(チーム右京) +26秒
8位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) +26秒
9位 野本 空(愛三工業レーシングチーム)
10位 鈴木 譲(宇都宮ブリッツェン)
18位 土井雪広(マトリックスパワータグ) +2分30秒
24位 安原大貴(マトリックスパワータグ) +2分58秒

[個人総合]
1位 マーク・デマール(チーム右京) 5時間22分47秒
2位 ベンジャミン・ダイボール(セントジョージコンチネンタルサイクリングチーム) +18秒
3位 ベンジャミ・プラデス(チーム右京) +35秒
4位 鈴木 譲(宇都宮ブリッツェン) +38秒
5位 サルバードール・グアルディオラ(キナンサイクリングチーム)
6位 マーカス・カリー(セントジョージコンチネンタルサイクリングチーム) +39秒
7位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) +47秒
11位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ) +4分40秒
19位 安原大貴(マトリックスパワータグ) +7分54秒
31位 土井雪広(マトリックスパワータグ) +17分38秒

[ポイント総合]
1位 マーク・デマール(チーム右京) 29p
2位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ) 25p
3位 入部正太朗(シマノレーシング) 25p

[山岳賞総合]
1位 マーク・デマール(チーム右京) 24p
2位 マルコス・ガルシア(キナンサイクリングチーム) 12p
3位 ベンジャミ・プラデス(チーム右京) 8p

[チーム総合]
1位 セントジョージコンチネンタルサイクリングチーム 16時間13分4秒
2位 キナンサイクリングチーム +15秒
3位 宇都宮ブリッツェン +3分15秒
5位 マトリックスパワータグ +8分20秒


photo by Satoru Kato

Jプロツアー2020 チームランキング
(2020年8月30日時点)
1位 宇都宮ブリッツェン 5,716p
2位 KINAN Cycling Team 4,381p
3位 マトリックスパワータグ 3,711p
4位 愛三工業レーシングチーム 3,332p
5位 TeamUKYO 2,729p
6位 弱虫ペダル サイクリングチーム 2,527p
Jプロツアー2020 個人ランキング
(2020年8月30日時点)
1位 小野寺 玲 1,587p
2位 ルバ トマ 1,498p
3位 ホセ トリビオ 1,497p
4位 増田 成幸 1,480p
5位 山本 元喜 1,462p
8位 レオネル キンテロ 1,289p