RACE REPORT

JBCF宇都宮ロードレース

日付:
2024年11月24日
開催地:
栃木県宇都宮市福岡町 鶴カントリークラブ周辺 右回り6.7kmコース
距離:
93,8km(6.7km × 14周回)
天候:
小雨のち雨 気温22℃
出走:
アイラン フェルナンデス, 佐野 淳哉, 土井 雪広, 安原 大貴, 向川 尚樹, 間瀬 勇毅

Jプロツアー第8戦(レイティングAAA)

2日目はロードレース。コースが逆走となり上り基調のハードなコース設定となる。
このレースは通常の8名出走なのだが、マトリックスは前日と同じく6名で人数的に厳しい。クリテリウムでの反省点を活かし整えて臨む。

photo by gg_kasai

雨予報が早まり、スタート時刻辺りから時折の小雨で路面が徐々に濡れていく。
ジャパンカップで馴染みある賑やかな会場からレースがスタートした。

photo by Satoru Kato

スタートからのアタックが続くが決まったのは5周目、幾度もアタックに加わっていた大貴が鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)と2名で先行し6周目へ入った。

安原大貴(マトリックスパワータグ)
鈴木 譲(宇都宮ブリッツェン)

photo by Satoru Kato

2名は40秒ほどの差を保ちながら順調に先行、メインは総合リーダーの窪木一茂を擁するチームブリヂストンサイクリングとシマノレーシングがコントロール。しばらく落ち着いて進行する。

photo by Satoru Kato

やがて9周目からシマノレーシングを中心にメインはペースアップ。先頭を追い始め11周目に入るところで大貴らは吸収された。かかるカウンターアタックでアイランと岡篤志(宇都宮ブリッツェン)が激しくアタックをかけあう。マトリックスと宇都宮ブリッツェンのアタック戦から、佐野の引きでアイラン、岡、湊諒(シマノレーシング)4名が抜ける。追うメインだが、佐野が引いてアイランと行く。残り3周、この動きでメインは40名もいない。

photo by gg_kasai

上り区間手前で増田成幸(宇都宮ブリッツェン)と横山航太(シマノレーシング)が合流、この動きに反応し次々と追走の動き。マトリックスも土井が追走をかけジョイン、僅差でリーダーを追う岡を擁する宇都宮ブリッツェンにマークされ続けたリーダーの窪木は残されてしまう。
先頭10名で鶴の上りへ、残り2周。宇都宮ブリッツェンが更に補強され手強いメンバーが揃った。

アイラン・フェルナンデス、佐野淳哉、土井雪広(マトリックスパワータグ)
増田成幸、岡 篤志、雨澤毅明、小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
山本元喜、新城雄大(KINAN Cycling Team)
入部正太朗(シマノレーシング)

photo by gg_kasai
photo by gg_kasai

土井が先頭でアイランを連れてラストラップへ。鶴の上りを入部がアタックをかけ、山本が追う。分裂しかけたグループは下りでまたひとつ。人数で勝る宇都宮ブリッツェンの激しい波状攻撃が始まる。
ブリッツェンのアイランへのチェックが激しく、誘われ反応するアイランは苦しい。ここまでの疲れが否めない佐野、その中で今度は土井がアタック、そこへぴったりと増田がつく。

photo by gg_kasai

2名が抜けた状態で上り始めたことろで増田が隙をついてペースアップし土井を離す。もの凄いペースで単独走へ、更に後続との差を広げていき最後の上り区間へ。増田は後続に15秒もの差をつけ完全逃げ切りの優勝。2着争いにアイランが粘るが岡が入り、続いて入部、アイランは残念ながら4位となり表彰台を逃した。

人数の不足が露に出た今回の内容はとても悔しいが、それ以上に強い宇都宮ブリッツェンのチーム力を見せ付けられる結果となった。
整えて続くレースを戦います。

【結果】
1位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン) 2時間19分54秒
2位 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン) +15秒
3位 入部正太朗(シマノレーシング) +17秒
4位 アイラン・フェルナンデス・カサソラ(マトリックスパワータグ)
5位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) +19秒
6位 雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン) +21秒
7位 土井雪広(マトリックスパワータグ)
8位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ)
20位 間瀬勇毅(マトリックスパワータグ)
29位 安原大貴(マトリックスパワータグ)
48位 向川尚樹(マトリックスパワータグ)


photo by Satoru Kato & gg_kasai