RACE REPORT
JBCF 大田原クリテリウム
- 日付:
- 2024年11月25日
- 開催地:
- 栃木県大田原市下石上1381-4 野崎工業団地内周回コース(2.5km)
- 距離:
- 予選2.5km×8周=20km 決勝2.5km×26周=62km(5、10、15、20周回にスプリント賞)
- 天候:
- 雨時々曇り 気温30℃
- 出走:
- アイラン フェルナンデス, ホセ ビセンテ トリビオ, 佐野 淳哉, 土井 雪広, 吉田 隼人, 安原 大貴, 田窪 賢次, 向川 尚樹
“吉田隼人が2位!”
Jプロツアー第12戦
那須に続く栃木での新規開催2連戦。やはり地元の宇都宮ブリッツェンや那須ブラーゼンを掲げて非常に盛り上がりを見せ、会場もとても華やかだ。
Jプロツアー前半の〆とも言えるこの大会、マトリックスも引き締めて現地入りする。
先ずは1日目のクリテリウムは隼人を絶対エースに、勝利を、そして賞金も獲りに行く。
天気は2日間とも生憎の雨予報、予選を安全にクリアして全員で決勝へ上がりたい。
予選人数は予定より少なく、勝ち上がり人数に達しない組はそのまま決勝へ。もうひと組も落ちるのは少数となり、チームは全員決勝へ進出となる。
〔決勝〕
降ったり止んだりを繰り返す雨。。予選時にはしっかりと降り路面は完全ウェットであったが、奇跡的に決勝前に上がり路面は乾いてきた。
雨が上がると非常に蒸し暑い、じっとりと汗ばむ中、決勝がスタートした。
ここ最近のクリテリウムパターンでかなりのハイペースで進行する。しかしこのコースは単純な長方形型でコース幅が広いためなかなか人数を絞れない。
後尾から切れていくのはほんの数名、集団はしっかりとついている。そんな中、マトリックスは先頭でコントロールを開始、宇都宮ブリッツェンとともに集団を牽引する。
集団前方をマトリックスが固め周回を重ねていく。賞金狙いでポイント賞はアタックがかかるがその後即吸収し、集団はひとつのまま。
やがて10周回終了時、2回目のポイント賞を獲った選手が先行したまま11周回目へ。集団は速度を上げて先行を捕らえるが、直ぐに阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)がアタック。
ところがバックストレート辺りで大規模な集団落車が発生。幸い怪我人が出なかったが半数もの選手が足止めとなり、レースは中断。
やがて3周減らしてレースは全23周回へ変更、14周目からの再開とし、阿部が10秒先行した状態からのスタートとなる。
阿部は快調に飛ばし周回数短縮から直ぐとなった3回目のポイント賞を獲りながら先行する。集団は変わらずマトリックスがコントロールだが先行が阿部のため協調が取りきれない。
阿部との差は徐々に開いていき18周目には30秒、残り周回が少なくなりこれ以上の差は危険とし、マトリックスが追う構図となる。
マトリックスコントロールで先頭を固め佐野が力強く引き徐々に差を詰めていく。しかしこのコースは人数が絞られない、レース中断の休めも影響しているか脱落者も少ない。
残り2周回で阿部を捕らえ集団ひとつ、マトリックスは大貴を先頭にトレインでラストラップへ。
集団前方はマトリックス、シマノレーシング、宇都宮ブリッツェン、那須ブラーゼンがそれぞれトレインを組み色が揃ってきた。
マトリックス先頭は譲らないまま残り300m、最終コーナー手前でアイランが出てくる、その後ろホセ、そして隼人。
最終コーナーからゴールまで150mほどしかなく、コーナーを獲ることが勝負の鍵、宇都宮ブリッツェンとの争奪戦となるが上手く牽引したのは宇都宮ブリッツェンの鈴木。
その後ろから小野寺が発射されスプリント開始、隼人も合わせに行くが届かず小野寺が優勝、隼人悔しい2位となった。
チームとして連携しラストまで運んだ結果だが勝負は難しい。翌日のロードレースが前半戦の締め括り、チームはリベンジを誓い合う。
【順位】
1位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) 1時間32分20秒
2位 吉田隼人(マトリックスパワータグ) +0秒
3位 水谷 翔(シマノレーシング)
4位 下島将輝(那須ブラーゼン) +1秒
5位 鈴木 譲(宇都宮ブリッツェン)
6位 中村龍太郎(イナーメ信濃山形)
14位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
16位 ホセ・ビセンテ(マトリックスパワータグ)
45位 田窪賢次(マトリックスパワータグ)
55位 土井雪広(マトリックスパワータグ)
72位 安原大貴(マトリックスパワータグ)
85位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ)
86位 向川尚樹(マトリックスパワータグ)
photo by Satoru Kato