RACE REPORT

JBCF みやだクリテリウム

日付:
2017年07月23日
開催地:
長野県上伊那郡宮田村 特設コース(3.2km周回)
距離:
予選12.8km(3.2km × 4周回) 決勝48km(3.2km × 15周回)3、6、9、12周にポイント賞
天候:
曇りのち雨 気温38℃
出走:
アイラン フェルナンデス, ホセ ビセンテ トリビオ, 佐野 淳哉, 土井 雪広, 吉田 隼人, 安原 大貴, 田窪 賢次, 向川 尚樹

”吉田隼人が勝利!!”

Jプロツアー第11戦 

2日目のクリテリウムは定番の予選⇒決勝設定。しかしここでは約半数が予選落ちする設定でなかなかのサバイバルとなる。
アップダウンを含みながらも向かい風の長いストレートもあり、状況によってはバラけやすいコース。しかも雨の可能性が高い。
エースはもちろんスプリンター隼人、チーム一丸で隼人を勝たせると強い結束を確認し合う。
しかしとりあえずは予選通過が必須、もちろん強豪チームと合わせて安全の予選通過へ持ち込みたい。

当日の朝はは曇天、しかし雨は時間の問題。予選はなんとかドライな路面を保って終われそう。
予選人数は予定より減り、各42名から勝ち上がり25名となった。

 

〔予選1組:隼人、アイラン、佐野、向川〕
スタートから佐野を中心にマトリックスが先頭を固めてハイペースで引く、人数は徐々に絞られるがなかなか決まり人数には達しない。
たった4周なので早々に決めて脚も無駄遣いしたくない。宇都宮ブリッツェン、シマノレーシング、那須ブラーゼンとともに前を固めながら30名ほどのゴール争いへ。
マトリックス全員前方位置を譲らず予選通過。

〔予選2組:ホセ、土井、大貴、田窪〕
スタートからコントロールに入るのは宇都宮ブリッツェン。マトリックス、シマノレーシングも協調してコントロールに入る。
この組はトップチーム間の連携が上手く回り見事人数絞りに成功した。ラストラップは23名の決勝確定プロトンとなり、安心の予選通過となった。

マトリックスはフルメンバー8名で完全隼人体制にて決勝を戦う。

 

〔決勝:3、6、9、12周にポイント周回〕
コースや基本的な設定は昨年同様だが距離が延びている。昨年は10周回であったが今年は15周回に、この5周の延長はコントロールするマトリックスにとっては何気に長い。
スタート時間が近づくにつれ雨脚が強くなり、すっかり路面はウェット、止みそうにない。滑りやすい箇所も事前に確認しあう。
ホセと田窪が堂々前面中央に立ち、めでたい紅白カラーを纏って決勝スタート。

スタートからマトリックスが全員で集団前面を固めコントロールをする。大貴のアタックからハイペースで集団を引き一列棒状。
早々に人数を絞っていきたいためペース緩めずマトリックスが集団を引く。その後ろは少数だが連携固い宇都宮ブリッツェンが控えている。
集団人数は周回ごとに少しずつ後尾から減り始めている。やがてマトリックス先頭固めたままポイント周回通過しポイント獲得。
尚も先頭は譲らないままペース落とさず集団を引き倒している。

6周目も体制変わらずマトリックス先頭固定、若干のアタックもあるがまだ本気モードの動きはなく隊列している。
やがてマトリックストレインの後ろを宇都宮ブリッツェン、シマノレーシングと緑→赤→青で見事な隊列が揃い始める。
集団の人数は30名ほどに減ってきて先ずは第一段階の目的クリア。そろそろ強豪チームの攻撃が始まるであろう、マトリックスは土井を中心に身構える。
 
9周目、次の段階へ向けて佐野が先頭に立ち向川とともに更にペースを上げて集団破壊にかかる。10周目には集団は26名、カラーは殆ど3色に絞られてきた。
残り4周、シマノレーシングが波状攻撃を始めた。応戦するマトリックスに宇都宮ブリッツェンも仕掛けてくる。
マトリックスはここまでの完全コントロールに人数を減らしており、残るはホセ、アイラン、土井、田窪で隼人を守りながら応戦。
残り3周、集団は緑、赤、青が入り混じり遠目で見ても激しい三つ巴のアタック戦となっていることが窺える。
マトリックスは隼人への発射台でアイランを残したい、集団を田窪が引き土井が都度チェックに動き余裕はない。

ホセもリーダーを守りつつもチェックに入る。特にシマノレーシングは体当たり的な動き激しく攻撃が緩まない。
その人数を減らしながらもアタックをかけ続けてくる。
残り2周、少数が故に無駄な動きを押さえて機を窺っていた宇都宮ブリッツェンも本気の動きを出してきた。集団は20名ほど、更に激化するアタック戦に懸命に応じるマトリックス。
雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)がアタックし先頭に立ちながらラストラップへ。土井がチェックし集団へ戻すも先頭は宇都宮ブリッツェンが固めてくる。
最終コーナー前で先頭を取ることが重要、互いに位置取りへの思惑は同じ、最終コーナーへ向けての上り区間を激しく取り合いながら進行。
何とか最終コーナーの争奪戦を土井からアイランへ。アイランが隼人を連れてコーナーを立ち上がるも別ラインからシマノ、ブリッツェンが合わせてくる。

立ち上がりゴールへのストレートを先にかけるのは小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)。隼人もスピードは乗っているが横広がりの一斉スプリント。
隼人がひときわ大きく伸びゴールを獲る!!マトリックスは宇都宮クリテリウムを思わせる、完璧な繋ぎで勝利した。
また終始コントロールで先頭位置したマトリックスはポイント賞も獲得、田窪、土井、ホセの順で3位までを独占。
完走は各チーム最後まで残したライダー22名のみ、結果としてホセと田窪も残りそれぞれのリーダージャージを守っている。

レースを終始コントロールし勝利する喜びは格別な達成感。この感触を持って次戦へと進みます。

 

【順位】
1位 吉田隼人(マトリックスパワータグ) 1時間12分57秒
2位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
3位 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)
4位 入部正太朗(シマノレーシング)
5位 ホセ・ビセンテ(マトリックスパワータグ)
6位 秋田拓磨(シマノレーシング) 
7位 中村龍太郎(イナーメ信濃山形) +01秒
8位 ビビアン・ボルン(イナーメ信濃山形) +02秒
9位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
10位 横塚浩平(LEOMO Bellmare Racing team) +04秒
16位 土井雪広(マトリックスパワータグ)
18位 田窪賢次(マトリックスパワータグ)
DNF 向川尚樹(マトリックスパワータグ)
DNF 佐野淳哉(マトリックスパワータグ)
DNF 安原大貴(マトリックスパワータグ)

 

photo by Hideaki TAKAGI

 

Jプロツアー2020 チームランキング
(2020年8月30日時点)
1位 宇都宮ブリッツェン 5,716p
2位 KINAN Cycling Team 4,381p
3位 マトリックスパワータグ 3,711p
4位 愛三工業レーシングチーム 3,332p
5位 TeamUKYO 2,729p
6位 弱虫ペダル サイクリングチーム 2,527p
Jプロツアー2020 個人ランキング
(2020年8月30日時点)
1位 小野寺 玲 1,587p
2位 ルバ トマ 1,498p
3位 ホセ トリビオ 1,497p
4位 増田 成幸 1,480p
5位 山本 元喜 1,462p
8位 レオネル キンテロ 1,289p