RACE REPORT
JBCF 東日本クラシック群馬大会Day-2
- 日付:
- 2024年10月14日
- 開催地:
- 群馬県利根郡みなかみ町 群馬サイクルスポーツセンター
- 距離:
- 132km(6km × 22周回)
- 天候:
- 快晴 気温10℃
- 出走:
- アイラン フェルナンデス, ホセ ビセンテ トリビオ, 佐野 淳哉, 土井 雪広, 吉田 隼人, 安原 大貴, 田窪 賢次, 中川 智
”ホセ・ビセンテが逃げ切り優勝!土井雪広2位でワン・ツー!!チーム/吉田隼人の個人ともに総合トップをキープ!”
Jプロツアー第4戦
明日のレースは絶対に他を許すわけにはいかない。本日のDay-1ポイントの1.75倍設定、総合を大きく変えるチャンスなのだ。
また総合トップであるが故それは仕方ないことではあるが、レース主導しながら本日の負けという結果は非常に悔しい。
明日も当然トップチームの動向に合わせる展開となるであろう。ならば我等はどう誘導するか-。
ベテランの土井が反省点など細かくをチェックしてアドバイスを入れる。様々な仮説を立てながらミーティングを行う。
レースの朝、昨日より冷え込み早朝の群馬CSCは雪が舞うほどの気温。正午からのスタートだがさほど気温は上がらない予想。
天候は穏やかな快晴、この辺りの桜はちょうど今が満開見ごろ。四方に見える山々はまだまだ白い。
昨日と同様、個人/チームともに総合トップを守っているマトリックスは堂々前面に並び、レースがスタートした。
やはりスタートアタックがかかり序盤はペースが速く、ラップタイム8分台で進む。
いつもより長いレースだけに何らかのエスケープが決まるまでは動きは緩まないであろう。
すぐさま7名の逃げができここに大貴が入るが、なんと大貴が落車、直ぐに復帰しメインへ戻る。
メインは先頭を逃さず吸収し、KINAN Cycling Teamやシマノレーシングを中心に散発的なアタックが続く。やがて4周目に2名が抜けた。
入部 正太朗(シマノレーシング)
椿 大志(KINAN Cycling Team)
入部はシマノのエース、この動きはメインを容認させ落ち着かせる。長丁場のレースはしばらくこの状態で泳がせるであろうと予想。
メインもキナンとシマノが押さえ、先頭との差は3分ほどまで開いていく。
8周目にメインから8名が飛び出し追走の動き、ここへ大貴が入るが逃げチームのチェックも入り追走のペースは微妙。
安原大貴(マトリックスパワータグ)
阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)
原田裕成(愛三工業レーシングチーム)
吉岡直哉(那須ブラーゼン)
野中竜馬、阿曽圭佑(KINAN Cycling team)
西村大輝、秋田拓磨(シマノレーシング)
先頭2名→(2分ほど)追走8名→(2分ほど)メイン
メンバーは強豪それぞれ入っており睨みは効いている。この状況で固定されたままレースは進行する。
11周を過ぎレースは折り返し。淡々と進む先頭に少しずつ追走は差を縮めているがメインはまだ落ち着いた様子。
13周目で追走8名は先頭2名をキャッチ。阿部はドロップし先頭9名で先行する。メインまではまだ2分ほど、この状況がしばらく続く。
まったりとしていたメインが動きだしたのは19周目、残り4周。マトリックスコントロールでペースを上げ、ブリッツェン、キナンらと先頭を捉える体制に入る。
先頭もバラけだし20周目にはメインに吸収。この動きでメインは絞られ50名弱。ひとつになった集団をマトリックスがコントロールする。
残り2周回に入った下り区間からホセが単独アタック。メインに20秒ほどつけて心臓破り上りを一気に駆けていく。
追走をかける湊涼(シマノレーシング)を土井ががっちりチェックし押さえ、ラストラップへ。
ホセは悠々独走、その後ろは追随を徹底阻止した土井も単独でラストラップへ入る。
メインとは30秒、マトリックス万全の体制でラストラップを走りきり、ホセ優勝!!そして土井2位でワン・ツー・フィニッシュ!!
30秒後に後続30名ほどのゴールスプリント、ここを隼人が3番手で5位、総合トップを大きくリード。
マトリックスはJプロツアー初のワン・ツー、そして個人/総合ともにトップの座を更に高くし、興奮の完全勝利となった。
次戦Jプロツアーは6月、その間に大きな国内UCIレースが待ち受けている。この勢いを持って突き進んで行きます。
【監督のコメント】
昨日やられて今日は倍返しや!!
ホセが勝って隼人がリーダーキープ!
驚いたのは土井が全盛時代の脚90%戻ってきてる。
けど、収入はマトリックスやから、50%も戻ってない(泣く)、
ごめんね。。
【監督のコメント(2日間を振り返っての)】
昨日(Day-1)は久々にチーム右京のGMに会えてうれしかった。
でも、結果負けて3位だった。
今日(Day-2)は来てなくてさびしかった。
でも、勝てた。
ということは、あの人はやっぱり、厄○神??・・・・・
【結果】
位 ホセ・ビセンテ(マトリックスパワータグ) 3時間23分39秒
2位 土井雪広(マトリックスパワータグ) +9秒
3位 大前翔(東京ヴェントス) +31秒
4位 小森亮平(愛三工業レーシングチーム) +35秒
5位 吉田隼人(マトリックスパワータグ)
6位 中田拓也(インタープロ・サイクリングアカデミー)
7位 岡篤志(宇都宮ブリッツェン)
8位 中里仁(群馬グリフィン・レーシングチーム)
9位 木村圭祐(シマノレーシング)
10位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
35位 安原大貴(マトリックスパワータグ)
58位 田窪賢次(マトリックスパワータグ)
DNF 中川智(マトリックスパワータグ)
DNF 佐野淳哉(マトリックスパワータグ)
photo by Hideaki TAKAGI