RACE REPORT

JBCF 那須塩原クリテリウム

日付:
2017年06月10日
開催地:
栃木県那須塩原市 那須塩原駅前片側2車線道路の周回コース(2.3km)
距離:
予選2.3km×10周=23km 決勝2.3km×23周=52.9km(5、10、15、20周回にスプリント賞)
天候:
快晴→急変夕立→晴れ 気温28℃
出走:
アイラン フェルナンデス, ホセ ビセンテ トリビオ, 佐野 淳哉, 土井 雪広, 吉田 隼人, 田窪 賢次, 向川 尚樹

”ホセ・ビセンテが逃げ切り優勝!!総合リーダーとなる!”

Jプロツアー第5戦 

新規開催、那須での連戦。地元那須ブラーゼンを掲げ地元の盛り上がりはとても熱い。
宇都宮と同様、ここ栃木県のレースは本当に華やかで賑わいがあり、参加チームとしてもテンションが上がり嬉しい。
両日とも駅前付近の中心街。初日のクリテリウムはなんと駅前道路を利用してのコースで行き交う人々にも見ていただける設定。

約1ヶ月ぶりのJプロツアーだが先日のツール・ド・熊野の総合優勝を経てチームの士気は高揚している。ルビーレッドの隼人をエースに熱い戦いに臨む。
先ずは様々な意味でサバイバルの予選を通過しなければ・・・先ずはそこにある。そしてコースはTの字をそれぞれUターン折り返すという、なかなかハードな設定。

クリテリウム恒例の予選→決勝。今回は各60余名の2組分けで各組50名の勝ち上がり。
予選距離が長いが強豪チームと集団位置を安定させ、落車のアクシデントさえ避ければ問題ないと思われる。

〔予選1組 67名〕隼人、土井、田窪、佐野
〔予選2組 66名〕ホセ、アイラン、向川

序盤で田窪が落車に巻き込まれるが、なんとか軽症で復活。各組ともチームは前方に揃っていくがやはり集団後方は不安定な走行も多いか落車が頻発しているもよう。
やがて後方から人数は減っていき、レース折り返す頃にはメイン集団は上位チームを含み50名もおらず、各組とも安心の予選通過。マトリックスも全員通過した。
隼人をエースに決勝へ進む。

前方位置をキープし全員予選通過


〔決勝〕

決勝スタート


汗ばむ晴天であったが、決勝時間を前に夕立で激しい雨となる。やや雨脚が緩み始めた頃にスタート。Uターンの多いコースをウェットな状態でハイペースなレースが始まった。
100名で出走するにはコースも状態も不安がある。ふるいにかけるかの如くかなりのハイペースで一列棒状。
マトリックスは隼人を護りながら集団前方辺りで固める。また5周回ごとのスプリント賞金も熱くなる理由、各チーム本気で獲りにくる。
1回目は大久保陣(チームブリヂストンアンカー)が獲る。
積極的にアタックをかけるのは宇都宮ブリッツェン、他強豪チームが次々と仕掛けてくる。マトリックスはホセや田窪がチェックに入り吸収していく

やがて2回目のスプリント賞は岡篤志(宇都宮ブリッツェン)が獲り、またカウンターでアタックが始まり都度応戦するマトリックス。雨は小康状態となり晴れ間が出てきた。
隼人にしっかりついて集団の動きに反応しているのは土井、隼人はまだ余裕がある。
この終始緩まない激しい緩急についていけるのは限りがある。10周を過ぎた頃にはメイン集団の人数は半数をきり、ジャージの彩りも絞られてきた。
宇都宮ブリッツェンの攻撃が更に激しくなってきた、今度はアイラン、佐野を中心に応戦する。
3回目のスプリントを前に阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)が飛び出しチェックにつくアイラン。そのままポイント狙いに行くところへ入ってきた新城銀二(那須ブラーゼン)が獲り、地元応援たちの歓声が上がる。

アタック続いたままここから数名が入れ替わり8名の逃げ、マトリックスはここにホセとアイランが入る。
ホセ・ビセンテ、アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
阿部嵩之、雨沢毅明、岡篤志(宇都宮ブリッツェン)
大久保陣(ブリヂストンアンカー)
渡邊翔太郎(愛三工業レーシングチーム)
秋田琢磨(シマノレーシング)

先頭に那須ブラーゼンが入っていないがメインは特に動かず。土井が睨みを利かせているもよう。
しかし先頭とは徐々に開き15秒の差、残り5周をきりこの短いコースでは危険なタイム差となってくる。
マトリックスは隼人勝負でここまで運んできたこともあり、最後のゴール勝負へ隼人を乗せたい。しかしメインは動かず、マトリックス自ら牽引することとなる。
既にここまでの攻防戦での消耗の色は隠せないが、ペースアップし先頭との差を詰めにかかる。

一方で先頭のホセ、アイランは引かない意思を見せるも他メンバーの協調意思は強く緩まない。やがて20周目、ラストのスプリント賞へ向けて岡がアタック、スプリント賞を獲りそのまま逃げる。
追うのはホセ、単独で追いつき2名での逃げとなる。残り3周、依然追い上げをかけるメインだが思うように協調とれずペースが上がらない。
懸命に引くマトリックス、しかし周囲に余力はないかメインの人数が減っていくのみで集団もばらけてきてしまう。

ホセらと後続とも10秒ほどに開いてきた。チームの状況と意思を確認するホセ、残り2周回、もうメインが追いつく可能性は薄い、監督からGO!サインが出る。
ラストラップを前にホセがアタック、岡を引き離し完全な独走態勢へ。しかし岡も懸命に追う、ホセ逃げ切りゴール!3秒差で岡も単独ゴール。
後続ではアイランが4位に入る。たった33名が完走という、クリテリウムでは異例の展開となった。

結果、個人総合は隼人に僅差で2位につけていたホセがトップに立ち隼人と入れ替わることに。
しかしチーム内でリーダーを争う状況は初、これも良い刺激の糧とし翌日のロードレースへ進む。


【順位】
1位 ホセ・ビセンテ(マトリックスパワータグ) 1時間11分46秒
2位 岡篤志(宇都宮ブリッツェン) +03秒
3位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) +13秒
4位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ) +14秒
5位 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)
6位 入部正太朗(シマノレーシング)
7位 土井雪広(マトリックスパワータグ) +15秒
8位 中村龍太郎(イナーメ信濃山形)
9位 田窪賢次(マトリックスパワータグ)
10位 岸崇仁(那須ブラーゼン)
23位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ)
30位 吉田隼人(マトリックスパワータグ)
DNF 向川尚樹(マトリックスパワータグ)


photo by Hideaki TAKAGI

Jプロツアー2020 チームランキング
(2020年10月11日時点)
1位 マトリックスパワータグ 8,316p
2位 宇都宮ブリッツェン 7,332p
3位 KINAN Cycling Team 6,311p
4位 愛三工業レーシングチーム 5,558p
5位 TeamUKYO 4,290p
Jプロツアー2020 個人ランキング
(2020年10月11日時点)
1位 レオネル キンテロ 3,084p
2位 ホセ トリビオ 2,772p
3位 大前 翔 2,695p
4位 ルバ トマ 2,079p
5位 山本 元喜 1,977p