RACE REPORT

ツール・ド・北海道

日付:
2024年10月14日
開催地:
北海道
距離:
-
天候:
-
出走:
ベンジャミ プラデス, アイラン フェルナンデス, 安原 大貴, 和田 力, エドワード プラデス

今年は激しい勾配が少なく、例年に比べると平坦基調のコースで各ステージ集団ゴールが予想される。
その中で、第1ステージは最長距離で最勾配なので、ここでタイム差がつけば決めてとなる可能性が高い。
1秒が大きく影響するレース、各チーム様々な戦略を展開してくるであろう。
マトリックスはスペイン人選手を核として、個人総合上位を狙っていきたい。

【第1ステージ】

9月13日(金) 千歳市~日高町~新得町の194km KOM2回、HS1回
天候晴れ、気温22℃

前日まで大荒れ天候だった北海道だったが、一変して天候回復。
爽やかな青空が広がる秋晴れの下、3日間のステージレースがスタートした。

スタートから激しいアタックの中、序盤から5名が逃げ続け、一時は7分近くまでタイム差を広げる。
バジェットのダニエル、シマノの木村、ブラーゼンの雨澤、Cプロジェクトの末永、ガストのシーチェンイン
この逃げは残り40km辺りで吸収。激しいアタックの中、変わって4名が逃げる。
2回目のKOMを終え残り10kmをきると、逃げは3名に絞られる。
バジェットのジョシュア、BSアンカーの内間、ヴィーニNIPPOのアレッサンドロ。
追走の動きも激しく、メインは猛追をかけるが思うように上がらない。
3名は20秒ほどの差で逃げ切り、ゴールスプリントを制したのはアレッサンドロ。
続いて、内間、ジョシュア。

集団は17秒後にゴール。その中でマトリックスはエドワードが12位でゴールした。

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第2、第3ステージはあまり影響する勾配のないステージ。
この第1ステージのタイム差はかなり大きい。

1位 マラグーティ アレッサンドロ(ヴィーニファンティーニNIPPO) 4:34’42
2位 内間康平(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)
3位 ブリート ジョシュア(チーム・バジェット・フォークリフト)
4位 黒枝士揮(ヴィーニファンティーニNIPPO)+19″
5位 スタキオッティ リカルド(ヴィーニファンティーニNIPPO)+19″
6位 デネグリ ピエールパオロ(ヴィーニファンティーニNIPPO)+19″
12位 プラデス エドワード(マトリックスパワータグ)+19″
15位 プラデス ベンジャミン(マトリックスパワータグ)+19″
26位 フェルナンデス アイラン(マトリックスパワータグ)+19″
61位 安原大貴(マトリックスパワータグ)+19″
76位 和田力(マトリックスパワータグ)+1’49″

個人総合 エドワードが14位 +0’29″
チーム総合 5位

【第2ステージ】

9月14日(土) 幕別町~大樹町~幕別町183km KOM1回、HS1回
天候晴れ 気温22℃

僅差争いの2日目、HSとKOMがレース前半に設定されていることもあり、スタートから激しい展開が予想される。
予想どおりアタックが激しい。序盤に抜けた5名をきっかけに、HS、KOMを終えたころに14名の先頭グループができた。
マトリックスはここにベンジャミンが入り、メインに1分まで差をつけるが、100km地点辺りで吸収。

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補給地点手前でアタックがかかり、16名が補給スルーで逃げる。

ここにエドワードが入り、この逃げが決まりゴールへ。
マトリックスのエドワードの他、BSアンカー寺崎、バジェット2名はプロディー、ジョシュア、UKYO窪木、シマノ木村、愛三2名は平塚、早川、ヴィーニのリカルド、鹿屋の徳田、シエルボのファヴィオ、ブリッツェンの鈴木真理、ブラーゼン2名は佐野、小野寺、ジェリーベリーのルイス、KSPOのスンヨン

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集団が追いつく寸前でのゴールスプリントでジェリーベリーのルイス、続いてUKYO窪木、BSアンカー寺崎。エドワードは9位。

エドワードは総合8位へ順位を上げた。チーム総合は7位。
明日の最終ステージを最後まで順位上げるべく戦う。

1位 レムス ダヴィラ ルイス(ジェリーベリーP/B MAXXIS)4:01’05″
2位 窪木一茂(チーム右京)+1″
3位 寺崎武郎(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)
4位 スタキオッテイ リカルド(ヴィーニファンティーニNIPPO)
5位 木村圭佑(シマノレーシングチーム)
6位 早川朋宏(愛三工業レーシングチーム)
9位 プラデス エドワード(マトリックスパワータグ)
16位 プラデス ベンジャミン(マトリックスパワータグ)+9″
30位 フェルナンデス アイラン(マトリックスパワータグ)
70位 和田力(マトリックスパワータグ)+2’45″
90位 安原大貴(マトリックスパワータグ)+14’08″

【第3ステージ】

9月15日(日) 帯広市~本別町~音更町183km KOM2回、HS1回
天候晴れ 気温22℃

僅差の個人総合、山岳、ポイント、チーム総合は同位・・・と、最終ゴールまで全てが接戦。
マトリックスは現在総合8位のエドワードを6位以内に上げたい。

スタートから激しいアタック合戦となる。
集団は総合を守るチーム・バジェット・フォークリフトがコントロールをかけるが、隙を伺う動きは止まらない。
アタック⇔吸収を繰り返しながら序盤に設定されたKOM1へ。ベンジャミンが3位で通過する。

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ここをポイントに大きく動きが出る予想であったが、バジェットやヴィーニががっちりブロック。

50/160km辺りで18名が逃げを決める。ここには総合争うチームが各々入っているため集団は容認。
マトリックスはいずれ吸収される予想でこの中には入っていない。
タイム差を2分前後に保ちながら逃げは進行。KOM2へ向けて6名が抜ける。
BSアンカー内間、シマノ入部、ブリッツェン阿部、Cプロジェクト大場、シエルボのヴァルセッキ、ガストのフェン
BS内間は総合逆転をかけての動き、集団はバジェットヴィーニNIPPOがコントロールして追い始める。
残り10kmをきり、先頭は集団に吸収、大集団のままゴールスプリントへ。
マトリックスはエドワードを乗せるべくチームで動く。
激しいゴールスプリントを征したのはKSPOのソ・ジュンヨン。
エドワードは健闘し6位、総合順位を上げる。しかし1位のソのボーナスタイムで総合を抜かれ、惜しくも総合7位となった。

目標圏内にあと一歩届かず残念ではあったが、チームのテンションは上がってきている。
チーム一丸で次のレースを戦っていきます。

1位 ソ ジュンヨン(KSPO)3:39’24″
2位 デネグリ ピエールパオロ(ヴィーニファンティーニNIPPO)
3位 ヤン ウーシン(チームガスト)
4位 窪木一茂(チーム右京)
5位 キム ヒョンスク(KSPO)
6位 プラデス エドワード(マトリックスパワータグ)
21位 プラデス ベンジャミン(マトリックスパワータグ)
25位 フェルナンデス アイラン(マトリックスパワータグ)
30位 和田力(マトリックスパワータグ)
80位 安原大貴(マトリックスパワータグ)+17″

【個人総合】

1位 ブリート ジョシア(チーム・バジェット・フォークリフト)12:15’08″
2位 マラグーディ アレッサンドロ(ヴィーニファンティーニNIPPO)+0’02″
3位 内間康平(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)+0’09″
4位 窪木一茂(チーム右京)+0’14″
5位 レムス ダヴィラ ルイス(ジェリーベリーP/B MAXXIS)+0717″
6位 ソ ジュンヨン(KSPO)+0’21″
7位 プラデス エドワード(マトリックスパワータグ)+0’23″

【チーム総合】

1位 ヴィーニファンティーニNIPPO 36:46’35″
2位 チーム・バジェット・フォークリフト
3位 ブリヂストンアンカーサイクリングチーム+0’05″
4位 愛三工業レーシングチーム+0’06″
5位 マトリックスパワータグ+0’14″
6位 宇都宮ブリッツェン