RACE REPORT

経済産業大臣旗 ロードチャンピオンシップ

日付:
2024年04月19日
開催地:
広島県三原市本郷町上北方 広島県中央森林公園
距離:
159.9km(12.3km × 13周回)
天候:
晴れ 気温24℃
出走:
永良 大誠, ベンジャミ プラデス, アイラン フェルナンデス, 安原 大貴, 和田 力, 田窪 賢次, エドワード プラデス

Jプロツアーのシリーズクライマックス。最高峰のレースレイティングAAA。唯一の団体戦でもある。
マトリックスは個人3連覇、昨年は団体優勝も獲り名誉ある輪翔旗を手にしている。
いったん輪翔旗返還をするも、また直ぐに持ち帰る強い意思でチームは団結している。

コースは西日本ロードの広島。今回は1周多い13周回。
このコースでのレースは動きが激しくサバイバル化することが多い。
各チームの動きを見ながらも、自分たちの展開作りが重要。

秋空の爽やかで過ごしやすい気温。輪翔旗が映える青空の下スタートした。

予想通り1周目はハイペース。ふるいにかけるかのように各チームアタックをかけている。
マトリックスも永良や大貴が果敢にアタックをかける。

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なかなか決まらない集団は揺れて不安定。3周目に16名が抜け、その中から更に和田が単独アタック。
この動きで先頭グループが確立、翌周回には3分ほどの差をつける。
このグループにはマトリックス4名が入る。

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アイラン・フェルナンデス、永良大誠、和田力、エドワード・プラデス(マトリックスパワータグ)
寺崎武郎、内間康平、伊丹健治(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)
阿部嵩之、堀孝明(宇都宮ブリッツェン)
土井雪広(Team UKYO)
入部正太朗(シマノレーシング)
大場政登志(CROPS×championsystem)
普久原奨(那須ブラーゼン)
高岡亮寛(イナーメ信濃山形)
小室雅成(ロヂャースレーシングチーム)
フラビオ・バルセッキ(シエルヴォ奈良MIYATA-MERIDAサイクリングチーム)

グループの思惑が分散し、タイム差が揺れる。
マトリックスは上げる意思、一時はアイランが飛び出しグループ先導をはかる。

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メインとは2分前後差でしばらく同じ状況。メインでも追走の動きはあるが決まらない。
やがて7周回目、メインから8名の追走グループが出た。先頭へは1分差を切り迫る。
マトリックスはここにベンジャミンが入る。

ベンジャミン・プラデス(マトリックスパワータグ)
ホセ・ビセンテ、平井栄一、サルバトール・グアルデォラ(Team UKYO)
畑中勇介、野中竜馬(シマノレーシング)
ダミアン・モニエ(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)
増田成幸(宇都宮ブリッツェン)

ベンジャミンら追走が追いつき際に先頭グループは分裂、8名が出る。ここには和田とエドワードが入る。

エドワード、和田(マトリックスパワータグ)
寺崎、内間(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)
阿部、堀(宇都宮ブリッツェン)
土井(Team UKYO)
入部(シマノレーシング)

後ろは5名、アイラン、永良。その後ろ13名にベンジャミン、大貴がいる。
マトリックスはいずれの動きもチェックできる体制。
やがて先頭8名と次の5名は合流し13名。エドワード、アイラン、和田、永良の4名を含む。
最終局面へ向けてまずまずの運び。後方とは差が開き2分30秒。

しかし、先頭グループ内も激しく活性。10周目には5名が抜け、アイランが入る。
アイラン、入部、内間、普久原、大場。

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一時は完全にバラけた後方はやがて20名ほどの集団となる。
残り2周回。先頭5名は1分ほどを保ち微妙な差。しかし後方グループの動きがまとまらない。
集団に捕まる前に、入部と内間が飛び出した。

集団は追う姿勢がまとまらない、その間に2名とは1分近くの差になり、逃げ切り濃厚となってしまった。
2名でのゴールスプリントを獲ったのは内間康平(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)
そして、入部正太朗(シマノレーシング)

迫った集団は10名ほどでのゴールスプリント。ここでエドワードが4位にくい込む。

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マトリックス最後まで上位を狙ったが届かず、残念ながら表彰台を逃してしまった。
悔しい結果となってしまったが、チームとしてはよく動けた。この連携を次へ繋ぐ。

◆個人成績
1位 内間康平(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)4時間04分44秒
2位 入部正太朗(シマノレーシング)
3位 畑中勇介(シマノレーシング)+15秒
4位 エドワード・プラデス(マトリックスパワータグ)
5位 トマ・ルバ(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)+16秒
6位 リカルド・ガルシア(Team UKYO)
10位 安原大貴(マトリックスパワータグ)
21位 永良大誠(マトリックスパワータグ)
22位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
34位 和田力(マトリックスパワータグ)
DNF ベンジャミン・プラデス(マトリックスパワータグ)
DNF 田窪賢次(マトリックスパワータグ)

◆団体成績
1位 ブリヂストンアンカーサイクリングチーム 3700点
2位 シマノレーシング 2900点
3位 Team UKYO 2600点
4位 マトリックスパワータグ 2200点