RACE REPORT

宇都宮ロードレース

日付:
2024年04月26日
開催地:
宇都宮森林公園〜鶴カントリー倶楽部周辺特設コース(1周6.7km右回り) 栃木県宇都宮市福岡町1074−1
距離:
73.7km(6.7km×11周回) スプリントポイント×3回(2、4、6周回完了時の1位通過者に賞典)
天候:
曇天 気温30℃ 高湿度
出走:
アイラン フェルナンデス, ホセ ビセンテ トリビオ, レオネル アレクサンダー キンテロ, 吉田 隼人, 安原 大貴, 小森 亮平, 向川 尚樹, 狩野 智也

Jプロツアー第5戦 
レースレイティング:シルバー

曇天の宇都宮2日間だったが湿度が高く非常に蒸し暑い。6.7kmにたっぷり凝縮されたアップダウンは休み所も少なく位置どりも大きく影響する。前日の反省を活かして前方からスタートしたチームだったが、気候など様々な面で弱さが猪突に出てしまう結果となった。

スタートから各チーム位置取りながらのハイペース、昨年より距離も短縮されたため早々の動きで進めようとする思いは各チーム同じ。そしてこの湿度は消耗を促すため終盤狙いでは保たない可能性もある。

如何なるアタックも油断できず集団は都度シビアに反応し、アタック⇄吸収が止まらない。消耗も早く周回ごとに人数がかなり減っていく。

前方位置でスタートしたマトリックスだったが、日本特有の湿度に新人レオは完全にアウト。そしてアタックの度に集団が分裂しどんどんグループが分かれてしまう。

アタックを繰り返しながら分断した前方は15名が抜けた。マトリックスは入らず後続で様子を窺うが先頭はアタックが止まず離れていく。

その様子に後続も追走の動きは収まらずホセ、アイランも先頭グループに入る。この動きは更に集団を分断しマトリックス後続も分断されてしまう。先頭にはホセとアイラン、2ndグループ、3rdグループにメンバーは分裂し、その間も先頭グループでは更にアタックを繰り返しながら勝負を決めていく展開、マトリックスはレース中盤から2名で戦わねばならぬこととなる。

前日に勝利した宇都宮ブリッツェンも疲労の様子、代わってKINAN Cycling TeamやTEAM BRIDGESTONE Cycling 、Team UKYOなどが積極的にアタックを打ちグループをどんどん分解していく。7周目ついに15名が抜け、ホセ、アイランは乗れず残されてしまう。

阿曽圭佑、トマ・ルバ、山本元喜、山本大喜(KINAN Cycling Team)
内間康平、小石祐馬、横塚浩平(Team UKYO)
大前 翔、伊藤雅和(愛三工業レーシングチーム)
西村大輝(宇都宮ブリッツェン)
門田祐輔、石原悠希(Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team)
谷 順成(那須ブラーゼン)
今村俊介(TEAM BRIDGESTONE Cycling)
宇賀隆貴(稲城FIETSクラスアクト)

始めから積極的にアタックを打っていたKINAN Cycling Teamが4名も入れ圧倒的に優勢。他、強豪チームも入っており後続はマトリックスが引くしかない。ホセを残すため懸命に引き続けるアイランだが、協調するメンバーがいるはずもなくその差は徐々に離れていく。

致命的な状況のまま残り3周、落ち着かない先頭からは更にトマ、小石、石原が抜けた。後続は圧えられこの3名でのラストラップへ。後半の上り区間で単独抜けたトマがそのまま逃げ切りのゴール。続いて石原、小石。マトリックスは3分以上離れた集団でゴール、惨敗の2連戦となり非常に苦い宇都宮となった。次戦へ整えます。

photo by Satoru Kato

【結果】
1位  トマ・ルバ(KINAN Cycling Team)  1時間49分09秒
2位  石原悠希(Hincapie LEOMO Bellmare Racing Team)
3位  小石祐馬(Team UKYO)
4位  西村大輝(宇都宮ブリッツェン) 
5位  横塚浩平(Team UKYO)
6位  伊藤雅和(愛三工業レーシングチーム)
23位  安原大貴(マトリックスパワータグ)
31位  小森亮平(マトリックスパワータグ)
34位  ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
41位  アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)DNF   狩野智也(マトリックスパワータグ)
DNF  吉田隼人(マトリックスパワータグ)
DNF  向川尚樹(マトリックスパワータグ)
DNF      レオネル・キンテロ(マトリックスパワータグ)