RACE REPORT

JBCF 宇都宮クリテリム

日付:
2017年03月18日
開催地:
栃木県宇都宮市
距離:
予選3.0km×5周=15km 決勝3.0km×20周=60km(5、10、15周回にスプリント賞)
天候:
快晴 気温15℃
出走:
アイラン フェルナンデス, ホセ ビセンテ トリビオ, 佐野 淳哉, 土井 雪広, 吉田 隼人, 安原 大貴, 田窪 賢次, 向川 尚樹

”吉田隼人が開幕戦勝利!総合リーダーに立つ!!”

Jプロツアー第1戦 

2017年シーズンが始まる。開幕はいつもの宇都宮、コースも設定も全く同じ。
しかし、今年はここに翌日のロードレースが追加されいきなりの連戦。クリテリウムとは対照的なアップダウン豊富なレースが用意されている。
マトリックスは日が昇る頃に出発し~日が沈む頃に到着する大遠征からのシーズンイン、そして諸事情により初戦は監督不在。

前晩、チームは入念に打ち合わせをする。監督からは電話で「あれがあーなった場合はあれだから・・・」と土井にレース流れの細かな指示が入る。
各チーム開幕へ向けて海外レースや合宿で整えてきており、特にこの宇都宮をホームとする宇都宮ブリッツェンは手強い。
マトリックスも直前まで合宿を行い、各々の力量や調子などを確認し合い整えてきた。チーム連携は上々問題ない。
エースはもちろん隼人、誰もが注目選手として挙げる名スプリンター隼人で勝負する。

今年も天候に恵まれ見事な快晴、放射冷却でかなり冷え込む朝だったが気温上昇し日中は15℃。春らしい2日間となった。
年明け初顔合わせとなる開幕戦では年始の挨拶を交わし合うのが恒例。またこの面々と1年間を戦い合う。
各チームおろしたての新ジャージの光沢が眩しい。選手の顔も入れ替わり、これが初陣となる新人もいてどことなく初々しさ漂う。
マトリックスは同じメンバーでの2シーズン目、互いの理解度も上がりその連携力を武器として戦う。

ポディウムサインにて

先ずは予選⇒決勝、2組に分かれた各70名ほどから50名が勝ち上がり決勝進出。
予選はたったの5周、即決に近いレースとなる。とにかくアクシデントを避け先へ進もう。

[予選1組]ホセ、アイラン、土井、田窪
[予選2組]佐野、隼人、大貴、向川

いずれもチームで固め安全に予選を通過し、全員が決勝進出を決めた。強豪チームは全て残っている。

[決勝]
(話し合った戦略どおりで)談笑しながらもその瞳の奥から強い鋭さが窺える選手たち。
多くの観客で賑やかで華やかな会場、飛び交う声援の中、号砲とともに落ち着いた様子でスタートしていった。

決勝も20周と段階的な動きで進めるほどの時間ではなく、早々決めを狙ってのアタック戦。
予選とは大きく異なる猛ハイスピード、各チームアタックをかけるが決まらずペース緩むことなく周回を重ねて行く。
マトリックスは集団の中前方辺りに位置し、危険な先行の動きには佐野、大貴、田窪が反応して潰しにかかる。

前の動きに反応する田窪


積極的に仕掛けているのは愛三工業レーシングチーム、KINAN Cycling Team、シマノレーシングで油断はできない。

大きな動きが全く決まらないままレース終盤、残り3周をきっても集団の人数は絞られない。
機関車トーマスとも言われる佐野がここで先頭に出てペースアップ。集団を引き伸ばしにかかる。

集団を引き伸ばす佐野


ここからが位置取り戦、キナン、愛三、シマノが代わる代わる先頭で隊列を組み、マトリックスはその番手を外さない。

縦長の集団はラストラップへ。ここで先頭は愛三列車、その次に向川、大貴、田窪の高位置でホームストレートを通過しバックストレートへ。
そこへ宇都宮ブリッツェンが上がってくるがマトリックス崩さず本命列車の土井へ繋ぐ。

本命列車の土井へ

「土井選手が出てきたら他の選手はなかなか出れないんですよね~」と実況席からの解説のとおり、
土井が得意の集団捌きで隼人を連れて列車完成。ラスト500m辺りまで牽引し今度は発射台アイランへ繋ぐ。
(もらった)と隼人。
最終コーナを抜け完璧なアイラン発射台から隼人が発射。大きく伸び、更に伸び上がるかのように後方を大きく離し圧巻のゴール!
華麗と言っても過言でないほどの、伸びやかで鮮やかなゴールスプリント勝利。うれしい開幕戦勝利、そして久々のJプロツアー勝利。

更に初戦勝利で総合リーダーのルビーレッドジャージも獲得。隼人は初のJプロツアーリーダーに立つ。
「キツかった。でも今日はたまたま僕が一番強かっただけ。別の日には違う人がそうなるのかもしれない。」と隼人。
しかしその眼光には強さが漲っている。

-翌日へ続く-

【監督のコメント】
計算どおり!

【順位】
1位 吉田隼人(マトリックスパワータグ)  1h19’41”
2位 雨乞竜己(KINAN Cycling Team)
3位 住吉宏太(愛三工業レーシングチーム)
4位 水谷翔(シマノレーシング)
5位 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)
6位 渡邊翔太郎(愛三工業レーシングチーム)
14位 ホセ・ビセンテ(マトリックスパワータグ)
15位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
31位 安原大貴(マトリックスパワータグ)
39位 田窪賢次(マトリックスパワータグ)
70位 土井雪広(マトリックスパワータグ)
77位 向川尚樹(マトリックスパワータグ)
81位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ)

photo by Hideaki TAKAGI

Jプロツアー2020 チームランキング
(2020年10月11日時点)
1位 マトリックスパワータグ 8,316p
2位 宇都宮ブリッツェン 7,332p
3位 KINAN Cycling Team 6,311p
4位 愛三工業レーシングチーム 5,558p
5位 TeamUKYO 4,290p
Jプロツアー2020 個人ランキング
(2020年10月11日時点)
1位 レオネル キンテロ 3,084p
2位 ホセ トリビオ 2,772p
3位 大前 翔 2,695p
4位 ルバ トマ 2,079p
5位 山本 元喜 1,977p