RACE REPORT
JBCF 群馬CSCロードレースDay-2
- 日付:
- 2024年12月12日
- 開催地:
- 群馬県利根郡みなかみ町 群馬サイクルスポーツセンター
- 距離:
- 120km(6km × 20周回)
- 天候:
- 快晴 気温20℃
- 出走:
- アイラン フェルナンデス, ホセ ビセンテ トリビオ, 佐野 淳哉, 土井 雪広, 吉田 隼人, 安原 大貴, 田窪 賢次, 中川 智
Jプロツアー第6戦
連戦2日目、こちらが本番とも言えるツアー前半の大きなレース。レースレイティングAAと高く設定されている。
いつもの群馬でいつもの設定だが、前日の激しいレースの影響が無いとは言えない。各チームどのような戦略か、状況は異なってくるだろう。
マトリックスは前日の反省点などよく話し合い、皆で整えDay-2へ臨む。
この日は更によい天気。風もなく非常におだやかな昼、華やかにスタートした。
20周の設定だがやはりスタートからハイペース、スタートからホセとプジョルがからかうようにダッシュで駆け上がっていく。
賛同したかのように激しくアタックかけあいながら、集団は縦長で周回を重ねる。
3周目、田窪ら含む9名が抜けタイム差40秒ほど、集団は追う動きで活性していたがやがて沈静、先頭9名のグループ形成。
田窪賢次(マトリックスパワータグ)
大久保 陣(宇都宮ブリッツェン)
雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)
小坂 光 (那須ブラーゼン)
水野恭兵(那須ブラーゼン)
横山航太(シマノレーシング)
小森亮平(愛三工業レーシングチーム)
伊丹健治(KINAN Cycling Team)
雨乞竜己(シエルヴォ奈良 MIYATA-MERIDA レーシングチーム)
メイン集団は40秒ほどの差を保ち様子見といったところ。6周目に集団から追走の動き、ここに隼人が入り追走5名。
8周目、追走のうち隼人含む4名が田窪らの先頭へ合流し先頭13名。これでメイン集団は完全に落ち着いた。
吉田隼人、田窪賢次(マトリックスパワータグ)2名
大久保陣、雨澤毅明、堀 孝明(宇都宮ブリッツェン)3名
小森亮平、早川朋宏、黒枝士揮(愛三工業レーシングチーム)3名
小坂 光、水野恭兵(那須ブラーゼン)2名
横山航太(シマノレーシング)
伊丹健治(KINAN Cycling Team)
雨乞竜己(シエルヴォ奈良 MIYATA-MERIDA レーシングチーム)
マトリックスの隼人にブリッツェン大久保、愛三の黒枝と、スプリンターを乗せている。逃げが決まればスプリント勝負、チームとしてのコマ進めは有利。
メインはマトリックス中心にコントロールしその差3分以上に開いていく。先頭に乗せていないTeam UKYOはまだ様子見か、逆に捕らえた場合はゴール勝負のライバルを削減できることとなる。
射程距離を保っているような集団のコントロールは4分以内の差で周回を重ねていく。
10周目レースは折り返し。ここでTeam UKYOが先頭を固め引き出した。先頭との差は3分40秒、先頭も順調に回しているのでペースが落ちず徐々に縮まっている様子。
またはこれも終焉まで脚を使わせたい戦略か、1周毎10秒ほどのペースで縮めている。
15周目そろそろ終盤へ、集団先頭はTeam UKYOが固めたままペースを上げてきた。先頭グループも小坂が離脱し12名、疲れが見え始めてきている。
集団のペースが上がり、ここで2分10秒まで縮めてきた。先ず動きがあったのは先頭グループ、田窪や早川がアタックをしかけグループ内でのふるいかけが始まった。
集団からもアタックが散発する、人数は絞られてきた。
17周目、先頭からは伊丹、早川らが離脱し残るは9名。翌周には集団との差は1分と更に近づいてくる。チームの思惑は二分、マトリックスは逃げ切りはないとの判断で隼人、田窪は先頭から離脱。
残り3周、先頭は大久保、堀(宇都宮ブリッツェン)と小森、黒枝(愛三工業レーシングチーム)の4名。
最後まで油断できないメンバーだけに、マトリックスはTeam UKYOとともに先頭を追う。その差20秒ほど、残り2周へ。
なかなか一気に捕らえられない先頭4名。メイン集団で追いに徹するのはTeam UKYOとマトリックスしかなく、人数減らしたマトリックスは厳しくなってきている。
しかし、ここをマトリックス佐野、土井を中心に懸命に引き上げる。
その差10秒、ここでラストラップへ。
先頭から堀がアタックし単独逃げる。もう捕らえるばかりのメイン集団からは追走アタックでベンジャミ・プラデス(Team UKYO)、入部正太朗(シマノレーシング)、中根英登(愛三工業レーシング)。
堀に追いつき先頭4名、このメンバーは逃せない。集団も追い、捕え間際にロイック・デリアック(NEILPRYDE – NANSHIN SUBARU CYCLING TEAM)がカウンターで抜け出す。
ロイックの単独走は非常に危険、一気に10秒の差をつけてバックストレートを下りホームストレートへ。
これを追うメインはもう15名ほど、最終スプリントに入りながらロイックを吸収しゴールへ。残り50mから伸びてきたのは前日の覇者ジョン・アベラストゥリ(Team UKYO)
マトリックスはホセが4位、惜しくも表彰台を逃した。
初のロードレース2Dayは、前日のゴールスプリントで脅威を感じさせられたジョンの2連勝となった。
ここでJプロツアーは小休止、この後はTOJと大きなステージレースをひかえている。引き締めて向かいます。
【監督のコメント2Day分】
う~ん2日目はいけるかな~と思ったけど
チーム右京の引きは強烈やな~
そらーあんな悪役顔のおっさんが心臓破りの坂の真ん中で仁王立ちしてたら
選手はビビるよな~、なんも指示出してないのに勝手にペースあげだしたからな~
俺みたいな爽やかイケメン系ではあの迫力は出せんわなー。
【結果】
1位 ジョン・アベラストゥリ(Team UKYO)2時間55分12秒
2位 吉岡直哉(那須ブラーゼン)
3位 中根英登(愛三工業レーシングチーム)
4位 ホセ・ビセンテ(マトリックスパワータグ)
5位 畑中勇介(Team UKYO)
6位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
7位 綾部勇成(愛三工業レーシングチーム)
8位 ジェゾン・ヴァラド(NEILPRYDE – NANSHIN SUBARU CYCLING TEAM)
9位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)
10位 ベンジャミ・プラデス(Team UKYO)
25位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
29位 安原大貴(マトリックスパワータグ)
40位 佐野淳哉い(マトリックスパワータグ)
50位 中川 智(マトリックスパワータグ)
71位 田窪賢次(マトリックスパワータグ)
DNF 吉田隼人(マトリックスパワータグ)
DNF 土井雪広(マトリックスパワータグ)
photo by Hideaki TAKGI