RACE REPORT
ツアー・オブ・ジャパン -第4ステージ南信州-
- 日付:
- 2024年11月25日
- 開催地:
- 長野県飯田市上飯田
- 距離:
- 123.6km(12.2km×10周回+1.6km)HSが3回、KOM2が3回
- 天候:
- 快晴 気温25℃
- 出走:
- 向川 尚樹, ベンジャミ プラデス, ホセ ヴィセンテ トリビオ, 吉田 隼人, アイラン フェルナンデス, 安原 大貴
ベンジャミ・プラデスがステージ優勝!!
このステージは激しいコースの名物消耗戦、富士山だけでなくここでタイムを獲ることは重要なステージ。
こちらも距離が短縮されている。マトリックスはいなべでのタイム差を少しでも挽回していきたい。
本日も晴天、信州らしい爽やかな一日となった。
スタートからブリヂストンアンカーの内間康平がアタック単独先行、追走が徐々に追いつき3周目には9名のグループが形成された。
ランプレのチュンカイ、NIPPOの山本、ドラパックのロエ、アヴァンティのヴァンデルプローグ、タブリーズのアリ、ジャイアントのモアゼミ、BS内間、右京ウルスタン、ブリッツェン阿部
30秒差を保ったこの逃げは1回目のHS、KOMを終えると3周目には吸収。アタックがかかるが決まらないまま4周目へ。
4周目の下り区間でランプレのコンティ、ドラパックのガードルストーンの2名がアタックを決め、逃げる。
この逃げをメインは容認、スカイダイブがコントロールし、タイム差は1分から3分を超えて広がっていく。
6周目、KOMへ向けてメインからヒシュガマンジャイアントが引き始めペースを上げる。
KOMを獲りながら2名を追う姿勢、ヒシュガマンが引き続けるメイングループはペースが上がりメインの人数が徐々に絞られていく。
マトリックスはベンジャ、ホセ、アイランが残っている。後方はバラけ始めた。
残り2周へ向け先頭2名とは差が詰まっていくが、メインの思惑が揃わないかなかなか追いつかない。
メインは活性し追走に飛び出す動きが激しくなる。この動きでメインは20名ほどに絞られ、マトリックスはベンジャとホセが残る。
9周目、ヒシュガマンのエマミが単独で抜け先頭に追いつく。続いてブリヂストンアンカーのトマ・ルバ、サンティックのイリヤ・ゴロドニチェフ。
最後のKOMではパックになり、5名で逃げ始める。
この先頭グループを危険と感じ、下り区間でメインからホセがアタック、単独追走をかける。
ここでラストラップへ。ホセは上り区間で5名に追いつくがメインも反応し追ってくる。
KOMポイントでメインが先頭に追いつくと、ヒシュガマンのホセイン・アスカリがカウンターアタック。
下り区間を20秒ほどで逃げるが、メインはブリヂストンアンカーが引きアスカリを吸収。
残る平坦は23名の集団ひとつ。マトリックスはベンジャとホセ。
最終コーナーから最後のストレート、激しいゴールスプリントが始まった。
前方はドラパックやランプレが固めている。残り150m、サイドから上がってくるベンジャ、残り100mから前へ・・・。
ベンジャはぐんと伸びてがっちりゴール!!ステージ優勝を決めた!!
この結果で総合上位は入れ替わりベンジャも12位へ浮上、狙っていける。
マトリックス初のTOJステージ優勝にチーム一同歓喜している。
しかし、まだまだステージは続く。このがっちりしたチームワークで東京を目指す!
【監督のコメント】
人生最良の一日、今日で帰るわ
【ベンジャのコメント】
みんなのおかげや!(by監督通訳)
《ステージ結果》
1位 ベンジャミ・プラデス(マトリックスパワータグ)3:08’31”
2位 アダム・フェラン(ドラパック プロフェッショナル サイクリング)+0″
3位 トマ・ルバ(ブリヂストン アンカー サイクリングチーム)+0″
10位 ホセ・ヴィセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)+0″
41位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)+2’31”
70位 向川尚樹(マトリックスパワータグ)+15’16”
75位 安原大貴(マトリックスパワータグ)+15’16”
81位 吉田隼人(マトリックスパワータグ)+15’16”
《個人総合》
1位 アダム・フェラン(ドラパック プロフェッショナル サイクリング)9:54’24”
2位 フランシスコ・マンセボ(スカイダイヴ ドバイ プロサイクリングチーム)+0’02”
3位 ルカ・ピベルニク(ランプレ・メリダ)+0’09
12位 ベンジャミ・プラデス(マトリックスパワータグ)+0’45”
20位 ホセ・ヴィセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)+0’55”
44位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)+3’49”
83位 吉田隼人(マトリックスパワータグ)+28’03”
88位 向川尚樹(マトリックスパワータグ)+31’51”
89位 安原大貴(マトリックスパワータグ)+31’53”
《ポイント総合》
1位 フランシスコ・マンセボ(スカイダイヴ ドバイ プロサイクリングチーム)33p
8位 ベンジャミ・プラデス(マトリックスパワータグ)25p
《山岳賞総合》
1位 マッティア・ポッツォ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)13p
15位 ベンジャミ・プラデス(マトリックスパワータグ)2p
photo by Hideaki TAKAGI