RACE REPORT
JBCF タイムトライアル南紀白浜
- 日付:
- 2024年11月27日
- 開催地:
- 和歌山県西牟婁郡白浜町 旧南紀白浜空港跡地
- 距離:
- 14km(2.0km × 7周回)
- 天候:
- 晴れ 気温20℃
- 出走:
- アイラン フェルナンデス, ホセ ビセンテ トリビオ, 佐野 淳哉, 土井 雪広, 吉田 隼人, 安原 大貴
”チームタイムトライアル優勝!! Jプロツアー今期初勝利!!”
Jプロツアー第3戦
今期Jプロツアー唯一のチームタイムトライアル。
付与ポイントが高く、またチームの連携や実力の見せどころでもあり注目度が高い。
マトリックスは過去チームTTでの勝ち星は惜しいところで逃してきた。何としても勝ちたい種目、皆集中してウォーミングアップをする。今年もまた設定が異なり周回数が少ない。参考に過去のトップタイム↓
2015年 周長2.0km×10周=20km 25分02秒55
2014年 周長1.5km×10周=15km 22分10秒03
2013年 周長2.5km× 6周=15km 19分55秒55今年は昨年と同様周長2.0kmだが周回数が減った。
距離や名物爆風の左右はあるが、昨年に比べて風強いか当日のラップタイムは遅め。
先に行われている個人TTなどからラップタイム2分35秒が目安か、昨年は2分30秒目安。当日も快晴だがやはり爆風で突風のような風も時折。長い直線折り返すコースは往復極端に異なり、ホームは向かい風、バックは追い風
全8ヒートの7ヒート目、対戦相手ははシマノレーシング。中盤までは20分台の争い、ラップタイム2分50秒ほどの争いで昨年より遅め。後半は20分を切ってくることは間違いない。
4ヒート目でイナーメ信濃山形が19分25秒95を出しこれまでのタイムを大きく更新すると、後半へ向けて徐々に更新されていく。
6ヒート目で愛三工業レーシングチームが18分22秒37と18分台へ、ラップトップは2分34秒。ここで、全日本トラックに出場している近谷が個人パーシュートで優勝、全日本チャンピオン!との速報。
その朗報を受け、いよいよマトリックスの7ヒート目スタート。スタートから快調に飛ばし、明らかに目で見ても早い。ラップタイム2分36秒。
佐野が中心で引き更にペースを上げ、2周目ラップタイム2分30秒、トップタイム更新。
ペース安定させながらも最後へ向けて徐々に動く。
残り2回で隼人が、そして土井が・・・、全力渾身引き、6周目のラップ2分30秒へ上げてラストラップへ託す。ラストラップは佐野、ホセ、アイランの3名。佐野が向かい風のホームをド迫力で引く。
スピード緩ませず折り返し追い風のバック側へ。隊列整え3名回しながらゴール、17分55秒76でトップ更新!残る最終ヒートは注目の宇都宮ブリッツェンとTeam UKYO。
着実にタイムを合わせて上げてくるブリッツェン、そして圧倒的なタイムを叩きだすUKYOの走りを見つめる。
宇都宮ブリッツェンは後半型、徐々にタイムを上げていくが始めやや遅いか、2周目でかなり上げていく。
Team UKYOは始めから快速、最高値どこまで上げていくのかが脅威。両チームともラップ2分33秒前後、マトリックスとの差は微妙。
残り3回、UKYOが思ったより伸びてこない。いつものようにペース上げていくブリッツェン。
ヒートはブリッツェン優勢、そしてラスト2分30秒05の最高トップタイムでゴール。しかしトータル18分00秒56。2位ブリッツェンに5秒のタイム差をつけてマトリックス優勝!! Jプロツアー今期初勝利、そして念願のチームTTで勝った!!
この結果、チーム総合はトップに!田窪もU23リーダーを守っている。左袖に「力」の名を入れ、故和田の地元で心に沁みる勝利。
この地の風は少々荒々しいが、好い風が吹いている。上昇気流に乗って翌次戦へ!※・・・翌日の白浜クリテリウムは強風のため大会中止となってしまいました。風が強すぎました。
【監督コメント】
全員無線をつけてラップタイムを指示する予定だったが、後ろに優勝候補2チームがいて、意味ないから外して「突っこむだけ突っこめ!」って指示した。
それらのことを考えると、選手もがんばってくれたけど、”カントクの腕前”と違うかなーレース終わったあと、チームピットの前に立ってたら右京のGM元悪役商会の桑原さんがひたひたと近づいてきて、
「や、やばい、殺られる」と思った瞬間、右手差し出して「おめでとう」って言われて、うれしさよりもホッとした。
【順位】
1位 マトリックスパワータグ 17分55秒76 46.85km/h
2位 宇都宮ブリッツェン +04秒
3位 Team UKYO +08秒
4位 愛三工業レーシングチーム +26秒
5位 シマノレーシング +43秒
6位 シエルヴォ奈良レーシングチーム +1分06秒photo by Hideaki TAKAGI