RACE REPORT
JBCF 栂池高原ヒルクライム
- 日付:
- 2024年11月25日
- 開催地:
- 長野県北安曇郡小谷村栂池高原特設コース
- 距離:
- 17.1km(標高差1,200m 平均勾配7% 最大勾配10%)
- 天候:
- 晴天 気温25℃
- 出走:
- 向川 尚樹, ベンジャミ プラデス, ホセ ヴィセンテ トリビオ, アイラン フェルナンデス, 安原 大貴, 田窪 賢次
ホセ・ヴィセンテ・トリビオがコースレコード更新で優勝!!安原大貴3位!
梅雨の6月、Jプロツアーはこの時季恒例のヒルクライムシリーズに入る。
マトリックスが感じている風はまだまだ上昇気流、上げれるところまで高度を上げていきたい。
このレースでのコースレコードは増田成幸(宇都宮ブリッツェン)の48分20秒。ホセ自身もチェックしている選手。
昨年のレースではホセが49分29秒で独走優勝しており、今回も優勝候補。
ホセにとっては伊吹山のリベンジ、マトリックスは表彰台ワン・ツーを目標に掲げる。
各地梅雨らしい曇天の中、何故かここ栂池は雲ひとつない晴天。まるで天にまで突き抜けそうな透き通った青空。
山頂にはまだうっすらと残雪、どこを見ても美しいコントラストの中、激しいバトルがスタートした。
先ずはスタートから3km地点までが勝負、勾配きつい区間からスタートし一旦平坦近い街中でほぼ着順位置が確定する。
長沼隆行(群馬グリフィン・レーシングチーム)のスタートアタックから即ベンジャが反応、集団はペースが上がり縦長になる。
後方からホセ、そして上り強い主要選手が出てくる。
5km辺りで先頭は3名。
ベンジャミ・プラデス(マトリックスパワータグ)
ホセ・ヴィセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
増田成幸(宇都宮ブリッツェン)
20秒後に2名。
土井雪広(Team UKYO)
雨澤毅明(那須ブラーゼン)
その30秒後に10名ほどの集団、大貴、田窪が入っている。
中間点辺りまではベンジャを先頭にしてホセが増田を抑えていたが、抑えられずホセが先頭に立ち独走態勢に入る。
ここからホセの快調ペース、どんどんペースを上げていく。後ろで増田に応戦するベンジャだが、増田は強く単独での追走をかけて行く。
残り2km辺りでベンジャは追い上げてきた後方集団とパックに。ここには大貴、田窪が入ってマトリックス3名。
その間も快調に飛ばすホセ、独走のままコースレコードを49秒も縮める47分31秒でゴール!圧勝!!
続いて増田、3位争いは大貴、ベンジャと2名が抜けて大貴が3位!そしてベンジャ4位、抑えにまわった田窪も7位に。
惜しくもワン・ツーにはならなかったが、ホセ、大貴で1位、3位の表彰台!!マトリックスは上位10位内に4名が入った。
「和田くんに一番近い所ですものね」だから空が透き通っているのか、MCアケさんの監督へのひと言が沁みる。
Jプロツアーは嬉しい3勝目。次戦は更なる高所、TOJでも戦った”富士山”で再び勝負!
【監督のコメント】
泣きキャラ、勝ち慣れて飽きてきた・・・
奇跡の大貴、田窪が土井(Team UKYO)に先着。そしてマトリックス低迷時代2名の熾烈な争い(下のほうで)
70位 日置、83位 向川、日置に軍配が上がる(よわ)
【順位】
1位 ホセ・ヴィセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)47分31秒
2位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+50秒
3位 安原大貴(マトリックスパワータグ)+2分07秒
4位 ベンジャミ・プラデス(マトリックスパワータグ)
5位 才田直人(レモネードベルマーレレーシングチーム)+2分16秒
6位 城田大和(宇都宮ブリッツェン)+2分23秒
7位 田窪賢次(マトリックスパワータグ)+2分33秒
8位 土井雪広(Team UKYO)+2分34秒
9位 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)+2分42秒
10位 山下貴宏(シエルヴォ奈良ミヤタ・メリダサイクリングチーム)+3分06秒
22位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)+5分10秒
83位 向川尚樹(マトリックスパワータグ)+16分10秒
photo by Hideaki TAKAGI