RACE REPORT

おおいた アーバンクラシック

日付:
2018年10月14日
開催地:
大分県大分市松岡5717 大分スポーツ公園周辺 10.0km/1周コース
距離:
150.0km(10.0km×15周回)
天候:
晴天 気温24℃
出走:
アイラン フェルナンデス, ホセ ビセンテ トリビオ, 佐野 淳哉, 土井 雪広, 安原 大貴

UCIアジアツアー クラス1-2

昨年までJプロツアーの舞台であった大分のレースは今年からUCIの国際レースへ、日本でのUCIレースが増えることは喜ばしいことである。距離は同じだがコースレイアウトが逆周りの新ルート。昨年1-2-3-4でフィニッシュしたマトリックスにとって想い深いレースだが、この変化はどのようにレースへ影響するか。そして昨年の覇者である土井が体調不良でチームとしてのコンディションに陰りが出る。

ⓒSatoru Kato


前日に続く爽やかな秋晴れで気温は更に高くなる予想、ここ最近雨に濡れることがないレースは殆どなかったが、久方ぶりの全く不安のない天候下での開催となった。

スタートからなかなか決まらないアタックが続く

ⓒSatoru Kato

。昨年までの周り方向に比べると若干全体の勾配が下がるか、アタックポイントはフィニシュライン手前の残り1km直線に集中する。

ⓒSatoru Kato

幾度もアタック⇔吸収を繰り返しながらの10周目、アタック熱い先行屋ダミアン・モニエ(愛三工業レーシングチーム)をきっかけにホセを含む10名の逃げができる。

ⓒMaki Yasui

ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ )
トビー・オーチャード、ジョナサン・ノーブル(オーストラリアン・サイクリング・アカデミー・ライド・サンシャイン・コースト)
ロビー・ハッカー、小石祐馬(チーム右京)
ダミアン・モニエ(愛三工業レーシングチーム)
入部正太朗(シマノレーシング)
新城雄大(キナンサイクリングチーム)
鈴木龍(宇都宮ブリッツェン)
石上優大(日本ナショナルチーム

メインは沈静、先頭と1分30秒差を保ち周回を重ねる。この状態がしばらく続きメインを引くのは前に入っていないプリスベン・コンチネンタル・サイクリングチーム、マトリックスはこの後方で落ち着いている。

ⓒSatoru Kato

レース後半残り5周辺りからペースが上がらない先頭では業を煮やしてのアタックが散発し始める。

ⓒSatoru Kato

ホセ、トビー、鈴木・・・いずれも吸収されるがペースは上がらずメインとの差は同じ。

ⓒSatoru Kato

しかしこのコースのアップダウンは徐々に疲労していくため、互いに消耗度を窺いながらの状況から小石がドロップ。残り4周回、幾度もペースアップを促そうとするホセが再びアタック、反応した入部と抜け出す。

ⓒSatoru Kato

一報で静観していたメインも徐々に活性、キナンサイクリングチームもコントロールに加わりタイム差を縮め始める。先頭ではホセが単独先行となり後続と30秒差、

ⓒSatoru Kato

メインからはアイランがアタックをかけ反応した木村圭祐(シマノレーシング)と抜ける。

ⓒMaki Yasui

更に活性したメインはこれを吸収、そしてペースアップで集団は散り散りとなり人数が激減、先頭も活性しホセは吸収される。

残り3周、先頭からはダミアン、ノーブルがドロップし7名。

ⓒSatoru Kato

ホセ吸収のカウンターで石上がアタック、単独逃げ始める。残り2周で石上はホセらに吸収、しかし迫るメインから抜けた20名ほどが先頭に合流し先頭グループ再編。

ⓒMaki Yasui

するとその中から松田祥位(日本ナショナルチーム)がアタック、反応した雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)に続いて石上も再びアタックをかけて追いつく。抜けた3名は20秒差をつけてラストラップへ。残るメインにはホセと佐野を含む20名ほど、佐野が幾度もペースアップを図るが互いの疲労もあるのか一向にペースが上がらない。
先頭3名は勢いがあり、その差は徐々に開いていき30秒に。逃げ切りが濃厚となりメインは諦めムードも重なり益々ペースが上がらない。残り3kmで先頭から松田がアタックをかけ、同チームの石上とで雨澤への攻撃を仕掛ける。応戦する雨澤だが松田先行のまま残り1km、更にアタックする松田、そして残り500mで石上もアタック。雨澤を振り切り先行する松田に追いつき2名揃ってのワン・ツー、フィニッシュ。このコースはやはり消耗戦、戦略的に動こうとするチームが機を窺う間に動きに勢いのあるヤングライダーが覆した展開となった。

マトリックスはホセ19位が最高位、UCIポイント圏内には入れず来シーズンへの課題を残す結果となった。

ⓒMaki Yasui


続くUCI高ランクのジャパンカップへ引き締めて進みます。


【結果】
1位 石上優大(日本ナショナルチーム) 3時間48分49秒
2位 松田祥位(日本ナショナルチーム) +0秒
3位 雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン) +11秒
4位 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン) +30秒
5位 ベンジャミ・プラデス・レヴェルテル(チーム右京)
6位 横山航太(シマノレーシングチーム)
19位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
30位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ)
32位 安原大貴(マトリックスパワータグ)
34位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
DNF 土井雪広(マトリックスパワータグ)


photo by Satoru Kato、Maki Yasui

Jプロツアー2020 チームランキング
(2020年10月11日時点)
1位 マトリックスパワータグ 8,316p
2位 宇都宮ブリッツェン 7,332p
3位 KINAN Cycling Team 6,311p
4位 愛三工業レーシングチーム 5,558p
5位 TeamUKYO 4,290p
Jプロツアー2020 個人ランキング
(2020年10月11日時点)
1位 レオネル キンテロ 3,084p
2位 ホセ トリビオ 2,772p
3位 大前 翔 2,695p
4位 ルバ トマ 2,079p
5位 山本 元喜 1,977p