RACE REPORT

ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム

日付:
2024年11月22日
開催地:
埼玉県さいたま市 さいたま新都心駅周辺 周回コース 3.0km/1周
距離:
57km(3.0km×19周回) スプリント賞×4回 KOM×4回
天候:
:曇天 気温20℃
出走:
アイラン フェルナンデス, 佐野 淳哉, 安原 大貴, 向川 尚樹

”クリテリウムレース 日本人総合1位”

ⓒShizu Furusaka

今季頂点を極めた豪華トッププロたちと競技する世界最高峰の自転車競技イベントは、メインのクリテリウムの他、スプリントレース、チームタイムトライアルの3種目。地上派含め多くのメディアから中継もされる国内で最も華やかで注目される。日本チームもその走りを多くの人々に見てもらう機会、マトリックスもさいたまの中心街で熱いレースを見せるべく参戦。

スプリントレースは各組予選を1位通過した選手でファイナルを戦う。参戦するアイランの組は彼の尊敬する自国のレジェンド、そして今季世界チャンピオンに輝きアルカンシエルに身を包んだアレハンドル・バルベルデや屈指の名スプリンターマルセル・キッテル、そして日本で共に戦う黒枝咲哉とスペシャルメンバー。

ⓒKensaku SAKAI

アイラン果敢に挑むも名スプリンターのマルセル・キッテルが圧倒的な1位通過でファイナルへ。続くファイナルでも鮮やかなスプリントで優勝を決め世界トップスプリンターの走り会場が沸く。

ⓒShizu Furusaka

チームスプリントは2.5kmを1周と短いだけに難しい。

ⓒShizu Furusaka

マトリックスは佐野を中心に向川、大貴の3名で臨むも上位へ届かず勝利したのはジャパンスペシャルチーム。

ⓒKensaku SAKAI

世界へ挑む日本代表メンバーでの勝利は、これからの日本の活躍への期待が膨らむ。

メインのクリテリウムではスタートから佐野や大貴がアタックに乗りチームの積極性をアピール。

ⓒKensaku SAKAI

交互に設定されたスプリントポインや山岳賞それぞれを狙う動きで先頭は目まぐるしく入れ替わる。

ⓒKensaku SAKAI
ⓒKensaku SAKAI

終盤になるといよいよ世界のトップ達にスイッチが入り、ツール・ド・フランス覇者のゲラント・トーマス、世界選手権勝者のアレハンドル・バルベルデが先行。

ⓒKensaku SAKAI

そこへ日本を代表するトッププロ新城幸也が加わり先に飛び出したのは新城。

ⓒKensaku SAKAI

そのまま逃げ切りに持ち込む勢いだったが捕まりトーマスとバルベルデの2名でゴール争いへ。

ⓒShizu Furusaka

制したのはバルベルデ、世界一の大ベテランの勝利に会場は大歓声が上がる。マトリックスはメイン集団のゴール争いで佐野の13位、大貴26位、アイラン33位の結果から日本チーム総合1位を獲得!日本で最も華やかで注目されるポディウムに上がった。

次戦はいよいよ最終ツール・ド・おきなわ。この勢いでシーズン最後の公式戦へ臨みます。

【結果 スプリントレース】
1位 マルセル・キッテル(カチューシャ・アルペシン)
2位 アレクサンドル・クリストフ(チーム・エミレーツ) 00.120
3位 別府 史之(ツール・ド・フランス ジャパンチーム) 00.580
4位 吉田 隼人(NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ) 00.50
予選3位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)

【結果 チームタイムトライアル】
1位 スペシャルチームジャパン for さいたまSpecial Team Japan for SAITAMA 03’14″71
2位 チーム右京Team UKYO +01″
3位 シマノレーシングSHIMANO RACING TEAM +01″
4位 キナンサイクリングチームKINAN Cycling Team +02″
5位 マトリックスパワータグMATRIX POWERTAG +04″
6位 ミッチェルトン・スコットMitchelton Scott +04″
7位 チーム カチューシャ・アルペシンTEAM KATUSHA – ALPECIN +05″
8位 UAE チーム・エミレーツUAE TEAM EMIRATES +06″
9位 宇都宮ブリッツェンUTSUNOMIYA BLITZEN +07″
10位 モヴィスター チームMOVISTAR TEAM +08″

【結果 クリテリウム】
1位 アレハンドロ・バルベルデ(モヴィスター チーム)
2位 ゲラント・トーマス(チーム スカイ) +00″
3位 新城 幸也(ツール・ド・フランス ジャパンチーム) +06″
4位 ヴィンチェンツォ・ニバリ(バーレーン メリダ プロサイクリングチーム) +22″
5位 別府 史之(ツール・ド・フランス ジャパンチーム) +22″
6位 マルセル・キッテル(チーム カチューシャ・アルペシン) +50″
7位 アレクサンドル・クリストフ(UAE チーム・エミレーツ) +50″
8位 マッテオ・トレンティン(ミッチェルトン・スコット) +50″
9位 横山 航太(シマノレーシング) +50″
10位 小野寺 玲(宇都宮ブリッツェン) +50″
13位 佐野 淳哉(マトリックスパワータグ)
26位 安原 大貴(マトリックスパワータグ)
33位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
47位 向川 尚樹(マトリックスパワータグ)

ポイント賞:アレクサンドル・クリストフ(UAE チーム・エミレーツ)
山岳賞 :ヴィンチェンツォ・ニバリ(バーレーン メリダ プロサイクリングチーム)
最優秀新人賞:横山 航太(シマノレーシング)
敢闘賞:マッテオ・トレンティン(ミッチェルトン・スコット)

総合1位チーム:ツール・ド・フランス ジャパンチーム
日本人総合1位チーム:マトリックスパワータグ

photo by Kensaku SAKAI, Shizu Furusaka