RACE REPORT

JBCFまえばし赤城山ヒルクライム 

“ホセ・ビセンテ・トリビオが独走勝利!田窪賢次が2位でワン、ツー!Jプロツアー3連勝!!”

Jプロツアー第18戦 

昨年ホセが2位に入ったヒルクライム。クリテリウムで作戦どおりの勝利を収めたマトリックス、このレースも作戦どおりにレースの完成度を高めたい。
監督からのオーダーはホセの勝利、そして、山口のように表彰台独占を目指そうと高いところへ目標を掲げる。
昨年のオスカル・プジョルや増田成幸のように驚異的なライバルが乏しい現在だが、また戦う時まで、そして新たなライバル到来に備えておきたい。
ヒルクライムでも作戦はレース支配、ホセをエースに登坂強い選手を前へ引き上げるためチームでレースを牽引する。

全長21.5kmとヒルクライムにしては長いコース。前半と後半で勾配が大きく異なるり、前半から中盤までは緩い勾配のストレートが長く続き、後半は勾配きつい九十九折のコース。
昨年はこの変わり目がアタックポイント。そこまでのホセらを前方でキープしつつ、ライバル達を少しでも減らしておきたい。
驚きの早朝スタートは今年も同様、会場入りの頃はまだ薄暗い。日が昇るとともに赤城山を昇るイメージ。快晴前兆の朝日が非常に眩しい中、レースがスタートした。

スタートから散発的なアタックがかかるが、相手をよく見て反応しながらマトリックスがトレインで集団の先頭を固めていく。
緩やかな長い直線はヒルクライムを思わせないハイペース。この区間でも敵方らの脚をできるだけ消耗させたい。
マトリックスは隼人、向川を中心にかなりペースを上げて引く。

5km地点を過ぎまだストレートが続いているが徐々に勾配はきつくなり、集団後方はバラけ始めてきた。先頭を引き続けるマトリックスも中心は佐野、土井へ繋いでコントロールをし続ける。
この引きで集団はかなり絞られ30名ほど。尚も強く引き続ける佐野、土井。そしてアイランへ変わると集団は更にバラけ20名ほどになってくる。
この時点で残り8kmほど、アイランがホセを後ろに渾身引く。ここでホせがアタックをし一気に抜ける。

残されたのは10名余、マトリックスは大貴と田窪が残っている。ホセの逃げは非常に早く1kmで15秒もの差をつけ、その勢いのペースで独走し続ける。
慎重派のホセは如何なる場合も安心せず緩めない。後続はどんどん離れやがて振り向いてもその姿を確認できないほどになってきた。

後続は、吉岡直哉(那須ブラーゼン)が懸命に追う、反応した米谷隆志(LEOMO Bellmare Racing team)、湊 諒(シマノレーシング)、佐藤千尋(イナーメ信濃山形)に田窪がしっかりとつく。
その後ろは随分離れ、追走もこの5名に絞られている。ホセはペース変わらず快調に逃げ続け、後続に40秒もの差をつけて独走勝利!

後続では米谷が積極的にグループを引くがホセには届かない。残り2km、(昨年のプジョルがアタックしたポイントを憶えていた)と今度は田窪がアタックし抜け出す。残された4名も懸命に追うが田窪も快調にゴールを目指し堂々2位でのフィニッシュ!
マトリックスは表彰台独占は逃したがワン、ツーを決め、ホセは今季Jプロツアー5勝目、田窪は3度目の表彰台。そして前橋連戦を連勝、山口から続く3連勝を決めた。
チーム力が更にパワーアップしていることを実感できた前橋連戦。残りJプロツアーは4戦、更なる向上を目指して突き進みます。

 

 
【順位】
1位 ホセ・ビセンテ(マトリックスパワータグ) 56分31秒
2位 田窪賢次(マトリックスパワータグ) +39秒
3位 米谷隆志(LEOMO Bellmare Racing team) +51秒
4位 湊 諒(シマノレーシング) +1分1秒
5位 吉岡直哉(那須ブラーゼン) +1分17秒
6位 佐野千尋(イナーメ信濃山形) +1分21秒
7位 鈴木 譲(宇都宮ブリッツェン) +1分23秒
8位 柴田雅之(那須ブラーゼン) +1分24秒
9位 桐野一道(VC Fukuoka・サイクルフリーダム) +1分39秒
10位 野口悠真(FITS GRODEN日本ロボティクス) +2分8秒
11位 安原大貴(マトリックスパワータグ)
17位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
18位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ)
63位 吉田隼人(マトリックスパワータグ)
64位 土井雪広(マトリックスパワータグ)
68位 向川尚樹(マトリックスパワータグ)

 

photo by Hideaki TAKAGI