RACE REPORT
JBCF みやだ高原ヒルクライム
- 日付:
- 2024年11月27日
- 開催地:
- 長野県上伊那郡宮田村2569 宮田高原キャンプ場登山道
- 距離:
- 全長10.7km 標高差890m 平均勾配8.6%
- 天候:
- 晴天 気温35℃
- 出走:
- アイラン フェルナンデス, ホセ ビセンテ トリビオ, 佐野 淳哉, 土井 雪広, 吉田 隼人, 安原 大貴, 田窪 賢次, 金子 大介
JBCFみやだ高原ヒルクライム
Jプロツアー第12戦
みやだ大会もTwo In One。ヒルクライムとクリテリウムの2連戦。今年は例年より早い時期の開催となり、暑さ厳しい開催地であるが更に暑い。
ホセのツアー総合トップの座を少しでも高いポイント差で保ちたい。このヒルクライムは総合2位増田をより意識した戦いとなる。
翌日はクリテリウムで全くタイプが異なり、2連戦へ向けての戦略は様々。宇都宮ブリッツェンはヒルクライムの選手を絞り込み5名での参戦。
マトリックスは8名全員での戦闘体制、ホセのリーダージャージを守るため一丸で戦う。
このコースは全体に道幅狭くきつい勾配区間も多いため位置取りもレースに影響する。チーム間の激しい攻防が予想される。
昨年のトップタイムはオスカル・プジョルの32分でスペインライダー同士の叩きあいだった。今年も同様のメンバーが出走し同じ展開となるか・・・。
当日は朝から既に30℃を超え、高原らしさを感じない暑さの中、熱いレースがスタートした。
スタートからアイランを中心にマトリックスが前を固めペースを上げ、絞りにかかる。
大貴、田窪とともにホセを囲み先行、3km地点では既に先頭は10名ほどに絞られる。
絞られた先行グループではホセが先頭きペースを上げ続ける。その後ろはまだまだ激しく追走の動きでグループのメンバーが入れ替わっていく。
完全に先頭が絞られたのは5km地点辺り、7名に絞られた。
ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
オスカル・プジョル、ベンジャミ・プラデス、サルバドール・グアルディオラ(Team UKYO)
増田成幸、堀孝明、雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)
宇都宮ブリッツェン3名、Team UKYOも3名と、単独となったホセは苦しい。
落ち着く間もなく先頭から雨澤がアタック、続く堀と2名で逃げる。これを追うプジョルに全員反応し先頭はバトル戦。
このバトルでホセは遅れてしまうが、先頭も繰り返すバトルで不安定。ホセ幾度も粘るがプジョル、増田のアタックについて行けない。
残り2km、先頭は堀単独。追ってきたプジョル、増田に、下がってきた雨澤の3名が10秒差に迫る。
やがて追走の3名は先頭の堀をキャッチ、ここで増田がアタックを仕掛け抜ける。プジョルは反応できず、残り1kmを増田は逃げ切り優勝。
続いてプジョル、堀、雨澤。ホセは5位でゴールした。
宇都宮ブリッツェンのしっかりとした連携は手強く悔しい結果となってしまったが、ホセの総合トップは死守。
「とてもハードなレースだった。明日のクリテリウムは隼人で行くよ!」と語るホセ。
翌日のクリテリウムでは負けないチーム力で打ち返す。
【順位】
1位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)33分52秒
2位 オスカル・プジョル(Team UKYO)+19秒
3位 堀孝明(宇都宮ブリッツェン)+21秒
4位 雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)+27秒
5位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)+1分27秒
6位 サルバドール・グアルディオラ(Team UKYO)+2分05秒
7位 森本誠(イナーメ信濃山形)
8位 山下貴宏(シエルヴォ奈良 MIYATA-MERIDAレーシングチーム)+2分08秒
9位 才田直人(LEOMO Bellmare Racing team)
10位 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)+2分15秒
12位 田窪賢次(マトリックスパワータグ)
17位 安原大貴(マトリックスパワータグ)
32位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ)
33位 金子大介(マトリックスパワータグ)
37位 吉田隼人(マトリックスパワータグ)
77位 土井雪広(マトリックスパワータグ)
78位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
photo by Hideaki TAKAGI