RACE REPORT

ツアー・オブ・ジャパン2018 第7ステージ伊豆

UCIアジアツアー2.1
5/20(日)~5/27(日)堺~東京までの全8日間8ステージ
総走行距離 = 764.0km
総獲得標高 = 12,982m


【第7ステージ伊豆】

日付:2018年5月26日(土)
開催地:静岡県伊豆市大野 修善寺駅~伊豆総合高校~日本競輪学校正門~日本サイクルスポーツセンター12.2km周回コース
距離:11.0km+12.2km×9周回=120.8km SP×2回、KOM×2回
天候:曇りのち晴れ 気温25℃ 
出走選手:5名 ホセ・ビセンテ・トリビオ、アイラン・フェルナンデス、佐野淳哉、土井雪広、安原大貴


このステージも今年少し変更、日本サイクルスポーツセンターの周回からスタートしていたが、この山のふもと修善寺駅からパレードスタートし、そのまま周回コースまでの登坂区間からスタート、しかもなかなかの勾配がある。
前日のステージで総合争いは絞り込まれたが、ホセを含む僅差逆転の可能性はまだあるチームが多く、ここで最後のチャンスを懸けたバトルとなる、予想通りの激しいステージとなった。

登坂のスタートから激しいアタック戦、周回コースへ入ると風がかなり強く吹いている。先ずはこのステージで確定するKOM争いから、3周目と6周目に設けられているKOMの争奪戦が始まる。しかし、そこに混じって総合メンバーも便乗、リーダーであるマルコスが自ら激しくアタックをかけている。ここにホセも入り激しくアタックを繰り返す。このアタック戦で集団は早々から幾つもに分断、先頭は40名ほどが抜けた状態、この中にホセ、アイラン、佐野、土井が入りレースは進行する。やがてKOMのある3周目に入ると5名が抜け出す。

グレガ・ボレ、ワン・メイイン(バーレーン・メリダ)
鈴木 譲(宇都宮ブリッツェン)
クリス・ハーパー(ベネロング・スイスウェルネス・サイクリング・チーム)
フェリックス・アレハンドロ・バロン・カスティージョ(チーム・イルミネイト)

1回目のKOMへ向けて5名が先行するとようやく集団は沈静し、分断されていた後続も幾つかまとまりメイン40名ほど。マトリックスはホセ、アイラン、佐野、土井が入り、メインはリーダーを擁するキナンサイクリングチームがコントロールし2分ほどの差を保ちながら周回を重ねていく。途中、入部正太朗(シマノレーシング)が先頭に追いつき先頭6名。KOMは宇都宮ブリッツェンの鈴木譲が2回とも獲得し、ここで総合山岳賞を獲得。

KOMを終えレースは終盤に入るがなかなか動きを見せず6名を先行させたまま。しかしハードなコースだけに脱落者が出始め、メイン集団は徐々に人数が減っていく。先行メンバーはKOMを終えて鈴木、入部、ワンが戻り、残り3名。
ボレ、ハーパー、カスティージョ、いずれも総合争いは3分ほどの差となっているメンバー。
総合を守りたいキナンとステージを獲りたいバーレーンが協調したか、メインは両チームが3名との差を2分ほどに保ち完全コントロールしている。

残り2周、メインでは追走へのアタックが始まると更に人数が絞られていき残り20名をきってきた。この動きで粘っていたアイラン、土井も力尽き、チームはホセを残し勝負を託す。そしてラストラップ、ホセらが幾度もアタックするがチェックに阻まれ抜け出せない。やがて完全コントロールされたまま先頭3名はついに逃げ切り、ゴールスプリントでグレガ・ポレが優勝。メインは1分差での13名、最後まで残ったホセは9位でゴールし、個人総合は8位となった。

いよいよ翌日は最終ステージ、平坦でのレースはタイム差がつくことは難しく総合成績はほぼこれで確定となった。
切り替えてステージ勝利を、最後まで狙っていきます。
最終ステージを無事に乗り切り、ゴールを迎えたいと思います。

[伊豆ステージ結果]
1位 グレガ・ボーレ(バーレーン・メリダ) 3時間29分53秒
2位 クリス・ハーパー(ベネロング、スイスウェルネス・サイクリング・チーム)
3位 アレハンドロ・フェリックス(チーム・イルミネイト)
4位 ベンジャミン・ペリー(イスラエル・サイクリング・アカデミー) +1分18秒
5位 ベンジャミ・プラデス(チーム右京)
6位 中根英登(NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ)
7位 ディラン・サンダーランド(ベネロング・スイスウェルネス・サイクリング・チーム)
8位 キャメロン・バイパー(チーム・イルミネイト)
9位 ホセ・ビセンテ・トリビオ・アルコレア(マトリックスパワータグ)
10位 サム・クローム(ベネロング・スイスウェルネス・サイクリング・チーム)
33位 土井雪広(マトリックスパワータグ) +8分43秒
40位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ) +14分51秒
42位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ) 
61位 安原大貴(マトリックスパワータグ) +20分11秒


【個人総合】
1位 マルコス・ガルシア(キナンサイクリングチーム) 17時間34分13秒
2位 ハーマン・ペーンシュタイナー(バーレーン・メリダ) 35秒
3位 トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム) +53秒
4位 クリス・ハーパー(ベネロング、スイスウェルネス・サイクリング・チーム) +1分27秒
5位 グレガ・ボレ(バーレーン・メリダ) +1分40秒
6位 サム・クローム(ベネロング・スイスウェルネス・サイクリング・チーム) +1分55秒
8位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) +2分08秒
34位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ) +31分01秒
40位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ) +37分39秒
48位 土井雪広(マトリックスパワータグ) +44分04秒
53位 安原大貴(マトリックスパワータグ) +47分41秒


[チーム総合]
1位 キナンサイクリングチーム 52時間48分37秒
2位 ベネロング・スイスウェルネス・サイクリング・チーム +0分45秒
3位 チーム・イルミネイト +4分09秒
10位 マトリックスパワータグ  +49分34秒


photo by Satoru Kato

ツアー・オブ・ジャパン2018 第6ステージ富士山

UCIアジアツアー2.1
5/20(日)~5/27(日)堺~東京までの全8日間8ステージ
総走行距離 = 764.0km
総獲得標高 = 12,982m


【第6ステージ富士山】

日付:2018年5月25日(金)
開催地:静岡県小山町 富士スピードウェイ西ゲート~富士スピードウェイ外周路周回~須走商店街~ふじあざみライン
距離:6.3km+7.4km+19.2km=32.9km ふじあざみライン(標高差1160m、平均勾配10%、最大勾配22%)
天候:快晴 気温25℃ 
出走選手:5名 ホセ・ビセンテ・トリビオ、アイラン・フェルナンデス、佐野淳哉、土井雪広、安原大貴

ⓒSatoru Kato

ⓒSatoru Kato


今年から少しコースを変更、これまでのふじあざみラインへ加え、富士スピードウェイ外周路を周回してから登坂へ入る。やはりTOJはこのステージが全て、クイーンステージの富士山。
チームはホセの総合順位をこのステージで引き上げるべく作戦し、このステージへ臨む。

レースはふじあざみラインの登坂に入ってから本気の動きが出てくる。スイスウェルネスを始めとしてペースが上がる。マトリックスは集団前方を固めてホセのペースを上げる体制を作り、1名先行のクリス・ハーパー(ベネロング・スイスウェルネス・サイクリング・チーム)を行かせた後にホセがアタック。反応したのはマルコス・ガルシア(キナンサイクリングチーム)、ガルシアは圧倒的な速さでハーパーに追いつき、残り8km地点から先頭に立ちとそのまま更にペースアップで先行。ホセらも追うが届かずそのまま大差の逃げ切り優勝、総合トップに立ち、リーダーはトマからガルシアへ移った。

ⓒShingo Fujimaki

2番手はハーパー、残るホセは残り4km地点辺りまで3番手で追うが、後続が追いつき8名のグループ。

ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
トマ・ルバ、サルバドール・グアルディオラ(キナンサイクリングチーム)
ホセ・ディアス・ガジェゴ(イスラエル・サイクリング・アカデミー)
キャメロン・パイパー(チーム・イルミネート)
ヘルマン・ヘルシュタイナー(バーレーン・メリダ)
ベンジャミ・プラデス(チーム右京)
サム・クローム(ベネロング・スイスウェルネス・サイクリング・チーム)

ⓒShingo Fujimaki

ⓒSatoru Kato

ここからヘルシュタイナーがアタックし先頭を追う、ハーパーを抜いて2番手ゴール。ラストスパートをホセは粘り2分差の6位でゴール。総合順位を7位まで引き上げることができたが、タイム差が2分8秒と総合上位には厳しい結果となった。
翌日も正念場の伊豆ステージ、最後まで総合上位を狙い東京を目指す。


[富士山ステージ結果]
1位 マルコス・ガルシア(キナンサイクリングチーム) 1時間19分19秒
2位 ハーマン・ペーンシュタイナー(バーレーン・メリダ) +28秒
3位 クリス・ハーパー(ベネロング、スイスウェルネス・サイクリング・チーム) +1分48秒
4位 マヌエル・ディアス(イスラエル・サイクリング・アカデミー) +2分0秒
5位 ベンジャミ・プラデス(チーム右京) +2分4秒
6位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
7位 サルバドール・グアルディオラ(キナンサイクリングチーム)
8位 サム・クローム(ベネロング・スイスウェルネス・サイクリング・チーム)
9位 キャメロン・バイパー(チーム・イルミネイト) +2分11秒
10位 トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム) +2分13秒
34位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ) +8分12秒
49位 安原大貴(マトリックスパワータグ) +12分28秒
53位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ) +14分22秒
73位 土井雪広(マトリックスパワータグ) +20分14秒


【個人総合】
1位 マルコス・ガルシア(キナンサイクリングチーム) 14時間2分52秒
2位 ハーマン・ペーンシュタイナー(バーレーン・メリダ) +39秒
3位 トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム) +56秒
4位 サム・クローム(ベネロング・スイスウェルネス・サイクリング・チーム) +2分5秒
5位 ベンジャミ・プラデス(チーム右京) +2分11秒
6位 サルバドール・グアルディオラ(キナンサイクリングチーム) +2分17秒
7位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) +2分08秒
36位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ) +17分28秒
43位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ) +24分06秒
52位 安原大貴(マトリックスパワータグ) +28分28秒
63位 土井雪広(マトリックスパワータグ) +36分39秒


[チーム総合]
1位 キナンサイクリングチーム 42時間12分4秒
2位 ベネロング・スイスウェルネス・サイクリング・チーム +5分3秒
3位 チーム・イルミネイト +8分20秒
10位 マトリックスパワータグ  +31分36秒

photo by Satoru Kato, Shingo Fujimaki

ツアー・オブ・ジャパン2018 第5ステージ南信州

UCIアジアツアー2.1
5/20(日)~5/27(日)堺~東京までの全8日間8ステージ
総走行距離 = 764.0km
総獲得標高 = 12,982m


【第5ステージ南信州】

日付:2018年5月24日(木)
開催地:長野県飯田市 飯田駅前~下久堅周回12.2kmコース~松尾総合運動場前
距離:7.3km+12.2km×10周回+1.6km=123.6km SP×3回、KOM(M2)×2回
天候:快晴 気温28℃ 
出走選手:6名 ホセ・ビセンテ・トリビオ、アイラン・フェルナンデス、佐野淳哉、土井雪広、安原大貴、間瀬勇毅


南信州ステージはきついアップダウンを繰り返し、距離もある設定のためタイム差もつきやすく、例年明暗を分けるステージとなることが多い。そして続くクイーンステージ富士山へ向けて如何に脚を残してスタートできるかが、総合成績の決め手をなってくる。
マトリックスはホセがトップから30秒差の総合15位、このレースでタイム差を1分以内に抑えて富士山でのジャンプアップを狙いたい。

ここまでの総合上位はまだ僅差のため、このステージを狙うのは皆同様、リアルスタートから激しいアタック戦となり不安定な集団はクラッシュ等アクシデントが多発。有力選手も多く含まれたが、今回もマトリックスは運を味方につけているかと思えるほど、奇跡的に難を逃れることができた。
このアクシデントで早々から集団は幾つもに分断される荒れ模様の中、先頭は高ポイントのKOM争うメンバーで展開され9名が抜けた。

マトリックスはホセを中心にメインで位置、先頭との差は1分ほどで2回目のKOMまで同じ状況で進行していく。しかしきついコースの周回は重ねるごとに脱落者が出て人数が絞り込まれていく。4周目、2回目のKOMへ向けてメインは徐々にペースアップしKOMへ差しかかる辺りで22名が抜け追走する。一方で先頭もそのまま逃げたいメンバーがアタック、メインからの追走グループが先行する残りを吸収しながらペースを上げる。この動きでメインも分断しながら進行し続けるが、やがて7周目には集団ひとつ。しかし人数は既に40名ほどとなり、ホセとアイランが入っている。
ここでダイミアン・モニエ(愛三工業レーシングチーム)がアタックし、単独で逃げ始める。集団はこれを静観、ようやく沈静する。

モニエ先行のまま8周目、メインとは2分近くまで開いていくが未だ追う姿勢ではない。9周目へ入る手前でトマ・ルバ(キナンサイクリングチーム)がアタックし単独追走を開始、そこへカミロ・カスティブランコ(チーム・イルミネイト)が追いつき2名でモニエを追う。メインはバーレーン・メリダがコントロールし完全に抑えているがタイム差が開きすぎている。

ラストラップで追走2名はモニエに追いつきそのままパス、モニエが置いていかれトマとカスティブランコの先頭2名。メインは追いつく気配もなくそのまま2名逃げ切り、最後のスプリント勝負をトマが制してトマ優勝。そしてメインは1分以上も開いてしまい、総合リーダーはグレガ・ボレからトマ・ルバへ。
ホセとアイランは最終アタックで絞り込まれていくメイン28名に残るが、差を広げられたメインで1分19秒差でのゴール。総合は1分31秒での15位。厳しい状況ではあるが富士山ステージで狙っていく


[南信州ステージ結果]
1位 トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム) 3時間13分35秒
2位 カミロ・カスティブランコ(チーム・イルミネイト) +0秒
3位 ディラン・サンダーランド(ベネロング・スイスウェルネス) +20秒
4位 グレガ・ボーレ(バーレーン・メリダ) +1分19秒
5位 マルコ・カノラ(NIPPOヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ)
6位 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)
7位 サルバドール・グアルディオラ(キナンサイクリングチーム)
8位 横山航太(シマノレーシングチーム)
9位 キャメロン・パイパー(チーム・イルミネイト)
10位 中根英登(NIPPOヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ)
14位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
28位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
54位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ) +9分57秒
55位 安原大貴(マトリックスパワータグ)
67位 土井雪広(マトリックスパワータグ)
DNF 間瀬勇毅(マトリックスパワータグ)


【個人総合】
1位 トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム) 12時間42分16秒
2位 グレガ・ボーレ(バーレーン・メリダ) +1分1秒
3位 マルコ・カノラ(NIPPOヴィーニファンティーニ・エウロパオヴィーニ) +1分4秒
4位 カミロ・カスティブランコ(チーム・イルミネイト) +1分6秒
5位 イアン・ビビー(JLTコンドール) +1分9秒
6位 サム・クローム(ベネロング・スイスウェルネス) +1分18秒
15位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) +1分31秒
42位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ) +10分43秒
44位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ) +11分11秒
54位 安原大貴(マトリックスパワータグ) +17分47秒
56位 土井雪広(マトリックスパワータグ) +17分52秒


[チーム総合]
1位 キナンサイクリングチーム 38時間9分50秒
2位 チーム右京 +1分14秒
3位 ベネロング・スイスウェルネス +1分15秒
10位 マトリックスパワータグ +13分09秒

photo by Satoru Kato

ツアー・オブ・ジャパン2018 第4ステージ美濃

UCIアジアツアー2.1
5/20(日)~5/27(日)堺~東京までの全8日間8ステージ
総走行距離 = 764.0km
総獲得標高 = 12,982m


【第4ステージ美濃】

日付:2018年5月23日(水)
開催地:岐阜県美濃市 旧今井家住宅前~横越~美濃和紙の里会館周回コース 21.3km 
距離:11.6km+21.3km×6周回=139.4km SP×3回、KOM(M2)×2回
天候:曇りのち雨 気温20℃ 
出走選手:6名 ホセ・ビセンテ・トリビオ、アイラン・フェルナンデス、佐野淳哉、土井雪広、安原大貴、間瀬勇毅


京都、いなべとハードなレースが続いていたが、このステージは平坦基調。しかし距離は長く、翌日の南信州もハードなコースのため加減はしたいところで例年ペースを抑える傾向にある。
曇天の朝、降りだすのは時間の問題という重い空の下、美濃の古い町並みからパレードでレースがスタートした。
リアルスタートがきられると激しいアタック戦。その中から山岳賞を争うメンバーを含む5名が抜け出す。

小石祐馬(チーム右京)
草場啓吾(日本ナショナルチーム)
木村圭佑(シマノレーシングチーム)
阿曽圭佑(愛三工業レーシングチーム)
新城雄大(キナンサイクリングチーム)

京都ステージから山岳賞を争っている面々、メインはしばらくこの山岳賞メンバーへレースを預ける姿勢で一致し、どんどんペースが落ちていく。そして雨は本格的に降り出し、コースはすっかり濡れた路面となった。
4周目には先頭との差は5分、ペースが落ちすぎ冷えるため上着を着る選手が増えてきた。この周回でKOMも終わりだがメインはまだ動く様子がない。

KOMが終わり5周目へ、残り2周となり先頭からは目的終えて戻る選手とそのまま先行する選手とに分かれる。山岳賞争いの小石、草場、木村は戻り、これに絡まない阿曽と新城はそのまま先行し続ける。
メインでは重い腰を上げたように少しずつペースを上げて終盤への動き、前方の隊列が揃い始める。

メイン前方はチーム・イルミネイトが固め、その後ろにイスラエル・サイクリング・アカデミーと続いている。少しずつペースを上げてじわじわとタイム差を詰めていく。ラストラップへ入る頃にはその差1分。イルミネートが固めたまま更にペースを上げていく。やがて先頭は吸収、更にペースを上げた集団はKOMの登りへ向けて激しいアタック戦が始まり、集団の人数を減らしていきながら集団でのゴールスプリントへ。獲ったのはイスラエル・サイクリング・アカデミーのミッテル・ライム。マトリックスは集団でゴールのホセの25位が最高位となった。

翌ステージはコースもレースもより一層ハードな南信州ステージ。サバイバル戦だけにタイム差をつけるチャンスともなる。ホセの総合を上げるべく翌ステージに臨む。

photo by Satoru Kato


[美濃ステージ結果]
1位 ミッヘル・ライム(エストニア、イスラエルサイクリングアカデミー) 3時間23分59秒
2位 レイモンド・クレダー(オランダ、チーム右京) +0秒
3位 マルティン・ラース(エストニア、チームイルミネイト)
4位 大久保 陣(チームブリヂストンサイクリング)
5位 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)
6位 マルコ・カノラ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ・エウロパオヴィーニ)
7位 グレガ・ボーレ(スロベニア、バーレーン・メリダ)
8位 アンソニー・ジャコッポ(オーストラリア、ベネロング・スイスウェルネス)
9位 パク・サンホン(韓国、LXサイクリング)
10位 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン)
25位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
34位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ)
50位 間瀬勇毅(マトリックスパワータグ)
59位 安原大貴(マトリックスパワータグ) +27秒
71位 土井雪広(マトリックスパワータグ) +2分48秒
72位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)


【個人総合】
1位 グレガ・ボーレ(スロベニア、バーレーン・メリダ) 9時間28分23秒
2位 マルコ・カノラ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ・エウロパヴィーニ) +5秒
3位 ミッヘル・ライム(エストニア、イスラエルサイクリングアカデミー) +8秒
4位 イアン・ビビー(イギリス、JLTコンドール) +9秒
5位 サム・クローム(オーストラリア、ベネロング・スイスウェルネス) +17秒
6位 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン)
15位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) +30秒
33位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ) +1分32秒
56位 安原大貴(マトリックスパワータグ) +8分8秒
57位 土井雪広(マトリックスパワータグ) +8分13秒
61位 間瀬勇毅(マトリックスパワータグ) +9分8秒
62位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ) 9分42秒


[チーム総合]
1位 チーム右京 28時間26分22秒
2位 NIPPOヴィーニファンティーニ・エウロパオヴィーニ +1秒
3位 キナンサイクリングチーム +5秒
11位 マトリックスパワータグ +3分17秒

photo by Satoru Kato

ツアー・オブ・ジャパン2018 第3ステージいなべ

UCIアジアツアー2.1
5/20(日)~5/27(日)堺~東京までの全8日間8ステージ
総走行距離 = 764.0km
総獲得標高 = 12,982m


【第3ステージいなべ】

日付:2018年5月22日(火)
開催地:三重県いなべ市 阿下喜駅前~いなべ周回コース14.8km~いなべ市梅林公園 
距離:8.6km+14.8km×8周回=127.0km SP×2回、KOM(M2)×2回
天候:快晴 気温24℃ 
出走選手:6名 ホセ・ビセンテ・トリビオ、アイラン・フェルナンデス、佐野淳哉、土井雪広、安原大貴、間瀬勇毅


京都ステージとタイプは同じく、アップダウンの激しいコースは選手たちの脚を削り、タフさとテクニカルな要素とが必要とされるステージ。前半のポジション争いでこのステージも早々から動くと思われる。

リアルスタート直後に大きな落車があり、集団は序盤から絞り込まれるレースとなる。マトリックスは幸い難を逃れることができたが、有力選手も多く含み荒れ模様のレース展開となっていく。

先行するのは2名、小石祐馬(チーム右京)とダミアン・モニエ(愛三工業レーシングチーム)
メインは容認し2名先行のまま周回を重ねていく。落車で散り散りとなっていた後方も徐々にまとまりひとつの大集団となる。 マトリックスは全員がメイン集団内、メインはリーダーチームのバーレーン・メリダが終始完全コントールのまま終盤へ。

残り2周、バーレーン・メリダが先頭を固めたままペースが一気に上がっていく。そして先頭はついに吸収、集団はバラバラに分断され、抜けたのは20名ほど。そこにホセ、土井、大貴が入っている。メンバーには、リーダーのグレガ・ポレや総合争うマルコ・カノラを含み更にペースアップしていく。 脱落する者、また後方から上がってくる者とが入れ混ざりながらも集団のゴールスプリントへ。先に抜けた5名から獲ったのはチームコントロールし続けたリーダーのグレガ・ポレ。バーレーン・メリダの見事な守り勝ち、マトリックスはホセが3番目グループの7秒差、16位が最高位となった。

バーレーン・メリダの完璧な守りでリーダーをキープしたグレガ・ポレ。しかし1秒差を争うNIPPOのマルコ・カノラは2位で熱い総合争いは翌ステージも続くと思われる。平坦基調だが距離が長い美濃ステージは休息的なステージと言われるがこの時点でのリザルトでは微妙、雨予報でもあり落ち着いて勝負していきたい。


photo by Satoru Kato

 

[いなべステージ結果]
1位 クレガ・ボーレ(バーレーン・メリダ) 3時間11分57秒
2位 マルコ・カノラ(NIPPOヴィーニファンティーニ・エウロパオヴィーニ) +0秒
3位 イアン・ビビー(JLTコンドール)
4位 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)
5位 サム・クローム(ベネロング・スイスウェルネス)
6位 トマ・ルバ(キナンサイクリングチーム) +3秒
7位 マルコス・ガルシア(キナンサイクリングチーム)
8位 ミッヘル・ライム(イスラエルサイクリングアカデミー)
9位 中根英登(NIPPOヴィーニファンティーニ・エウロパオヴィーニ)
10位 ベンジャミ・プラデス(チーム右京)
16位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) +7秒
34位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ) 
42位 土井雪広(マトリックスパワータグ)
45位 安原大貴(マトリックスパワータグ)
60位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
74位 間瀬勇毅


【個人総合】
1位 グレガ・ボーレ(スロベニア、バーレーン・メリダ) 6時間4分24秒
2位 マルコ・カノラ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ・エウロパオヴィーニ) +5秒
3位 イアン・ビビー(イギリス、JLTコンドール) +9秒
4位 サム・クローム(オーストラリア、ベネロング・スイスウェルネス) +17秒
5位 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン)
6位 ミッヘル・ライム(エストニア、イスラエルサイクリングアカデミー) +18秒
15位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) +30秒
34位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ) +1分32秒
52位 土井雪広(マトリックスパワータグ) +5分25秒
59位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ) +6分54秒
61位 安原大貴(マトリックスパワータグ) +7分41秒
67位 間瀬勇毅(マトリックスパワータグ) +9分08秒


[チーム総合]
1位 チーム右京 18時間14分25秒
2位 NIPPOヴィーニファンティーニ・エウロパオヴィーニ +1秒
3位 キナンサイクリングチーム +5秒
11位 マトリックスパワータグ +3分17秒

photo by Satoru Kato