RACE REPORT

JBCF やいた片岡ロードレース

Jプロツアー第13戦

舞台は少し移動し隣の矢板市へ。このコースがなかなか変化豊かな設定で、常に短くアップダウンを繰り返し、Uターンや道幅狭い鋭角コーナーは動きのポイントとなりそう。
また通過時間がかなり厳しい関門もあり、レース展開でメインを抑え過ぎてコントロールすると那須ロード同様にメインごとタイムアウトとなりかねない。
後半戦へ向けてなんとしても勝ちを獲りたい。初日を終えた晩、翌日へ向けてチームはコースの見立てや初日の反省点を含めて綿密に話し合う。
ところが、チームの動きを支える土井の体調が急変し高熱を発してしまう。翌朝なんとかスタートラインへ立つが万全でないことは明確、不安は隠せない。

予報とは異なり当日は朝から晴れて非常に熱い。会場は様々なイベントが催され賑わう中、レースがスタートした。
コースから予想するよりかなりハイペースな展開、レース進行予定を大きく縮める速さで周回を重ねていく。
マトリックスは全員が集団前方。激しくアタックがかかりマトリックスも都度反応している。しかし逃げは決まらずペースが緩まない。
4周目、隼人が蜂に刺されてしまい痛い離脱。体調不良の土井に続き、チームにとって戦況への影響は大きい。
土井は集団内でいつもの様子、信じられないが見たところ何の不調さも感じらずコントロールに入っている。

レースは半分を過ぎてもなかなかアタックが決まらない、ホセも自らアタックをかけているが集団はどの動きも許さない。
後半7周目、ハイペースで集団人数はかなり絞られ既に35名。尚も続くアタック戦にマトリックスも各々アタックを仕掛けている。
心配していた土井もアタックしている、やがて佐野が先頭に立ち得意のがん引き、集団バラしにかかる。佐野とホセが交互に仕掛ける中、絞られた集団から11名が抜ける。
ここに佐野、土井、アイラン、向川が入り8周目へ。そこから入部正太朗(シマノレーシング)が単独アタックし先行、雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)が単独追走をかける。

この動きで先行グループも分散、先頭は入部に雨澤がジョインし2名。それを追うのは4名、そこへ土井が入っている。

入部正太朗(シマノレーシング)
雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)
 
 ↓
土井雪広(マトリックスパワータグ)
飯野智行(宇都宮ブリッツェン)
岸 崇仁(那須ブラーゼン)
横塚浩平(LEOMO Bellmare Racing team)

やがて土井らは先頭へジョイン、先頭6名でラストラップへ。
チーム2名を有する宇都宮ブリッツェンが優勢、マトリックス万全でない土井しか残らず非常に厳しい。しかし土井は落ち着いている。
入部が攻撃を緩めず果敢にアタックし攻める。雨澤と飯野の宇都宮ブリッツェン勢、そして土井もアタックを仕掛けている。
いずれも決まらず6名はまたひとつ。アタック戦はやはりチームを背負うこの4名で激しい叩き合いが続いている。
残り1kmで土井がアタックで先行、反応する入部、そしてまた6名ひとつ。勝負はゴールスプリントへ。

先に仕掛けたのは横塚。入部、雨澤も反応するが叩き合いでの消耗が大きいか及ばず横塚がそのままゴールし優勝。土井は5位でゴールした。
終盤まで人数を残していたマトリックスだったが、最終局面で1名しか残れなかったことは敗因とも言える。
ホセはルビーレッドジャージを守っているが田窪のピュアホワイトは雨澤へ。反省点が残る前半戦〆となったが、今後への糧として後半戦を戦っていきたい。

 

【順位】
1位 横塚浩平(LEOMO Bellmare Racing team ) 2時間9分4秒
2位 入部正太朗(シマノレーシング) +0秒
3位 雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)
4位 岸 崇仁(那須ブラーゼン)
5位 土井雪広(マトリックスパワータグ) +4秒
6位 飯野智行(宇都宮ブリッツェン) +5秒
9位 ホセ・ビセンテ(マトリックスパワータグ)
10位 田窪賢次(マトリックスパワータグ)
23位 安原大貴(マトリックスパワータグ)
26位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ)
DNF 向川尚樹(マトリックスパワータグ)
DNF アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
DNF 吉田隼人(マトリックスパワータグ)

 

photo by Satoru Kato

JBCF 大田原クリテリウム

“吉田隼人が2位!”

Jプロツアー第12戦 

那須に続く栃木での新規開催2連戦。やはり地元の宇都宮ブリッツェンや那須ブラーゼンを掲げて非常に盛り上がりを見せ、会場もとても華やかだ。
Jプロツアー前半の〆とも言えるこの大会、マトリックスも引き締めて現地入りする。
先ずは1日目のクリテリウムは隼人を絶対エースに、勝利を、そして賞金も獲りに行く。

天気は2日間とも生憎の雨予報、予選を安全にクリアして全員で決勝へ上がりたい。
予選人数は予定より少なく、勝ち上がり人数に達しない組はそのまま決勝へ。もうひと組も落ちるのは少数となり、チームは全員決勝へ進出となる。

 

〔決勝〕
降ったり止んだりを繰り返す雨。。予選時にはしっかりと降り路面は完全ウェットであったが、奇跡的に決勝前に上がり路面は乾いてきた。
雨が上がると非常に蒸し暑い、じっとりと汗ばむ中、決勝がスタートした。

ここ最近のクリテリウムパターンでかなりのハイペースで進行する。しかしこのコースは単純な長方形型でコース幅が広いためなかなか人数を絞れない。
後尾から切れていくのはほんの数名、集団はしっかりとついている。そんな中、マトリックスは先頭でコントロールを開始、宇都宮ブリッツェンとともに集団を牽引する。
集団前方をマトリックスが固め周回を重ねていく。賞金狙いでポイント賞はアタックがかかるがその後即吸収し、集団はひとつのまま。
やがて10周回終了時、2回目のポイント賞を獲った選手が先行したまま11周回目へ。集団は速度を上げて先行を捕らえるが、直ぐに阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)がアタック。
ところがバックストレート辺りで大規模な集団落車が発生。幸い怪我人が出なかったが半数もの選手が足止めとなり、レースは中断。

やがて3周減らしてレースは全23周回へ変更、14周目からの再開とし、阿部が10秒先行した状態からのスタートとなる。
阿部は快調に飛ばし周回数短縮から直ぐとなった3回目のポイント賞を獲りながら先行する。集団は変わらずマトリックスがコントロールだが先行が阿部のため協調が取りきれない。
阿部との差は徐々に開いていき18周目には30秒、残り周回が少なくなりこれ以上の差は危険とし、マトリックスが追う構図となる。

マトリックスコントロールで先頭を固め佐野が力強く引き徐々に差を詰めていく。しかしこのコースは人数が絞られない、レース中断の休めも影響しているか脱落者も少ない。
残り2周回で阿部を捕らえ集団ひとつ、マトリックスは大貴を先頭にトレインでラストラップへ。

集団前方はマトリックス、シマノレーシング、宇都宮ブリッツェン、那須ブラーゼンがそれぞれトレインを組み色が揃ってきた。
マトリックス先頭は譲らないまま残り300m、最終コーナー手前でアイランが出てくる、その後ろホセ、そして隼人。
最終コーナーからゴールまで150mほどしかなく、コーナーを獲ることが勝負の鍵、宇都宮ブリッツェンとの争奪戦となるが上手く牽引したのは宇都宮ブリッツェンの鈴木。
その後ろから小野寺が発射されスプリント開始、隼人も合わせに行くが届かず小野寺が優勝、隼人悔しい2位となった。

チームとして連携しラストまで運んだ結果だが勝負は難しい。翌日のロードレースが前半戦の締め括り、チームはリベンジを誓い合う。

 

【順位】
1位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) 1時間32分20秒
2位 吉田隼人(マトリックスパワータグ) +0秒
3位 水谷 翔(シマノレーシング)
4位 下島将輝(那須ブラーゼン) +1秒
5位 鈴木 譲(宇都宮ブリッツェン)
6位 中村龍太郎(イナーメ信濃山形)
14位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
16位 ホセ・ビセンテ(マトリックスパワータグ)
45位 田窪賢次(マトリックスパワータグ)
55位 土井雪広(マトリックスパワータグ)
72位 安原大貴(マトリックスパワータグ)
85位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ)
86位 向川尚樹(マトリックスパワータグ)

 

photo by Satoru Kato