RACE REPORT

JBCF みやだクリテリウム

”吉田隼人が2位! ホセ・ビセンテ・トリビオはツアーリーダーを死守”

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JBCF みやだクリテリウム
Jプロツアー第13戦 

2日目はクリテリウムだが、あまりに短い設定の予選⇒決勝。特に予選は非常にサバイバル。
このコースはアップダウンを含みながらも向かい風の長いストレートもあり、状況によってはバラけやすい。
できるだけ人数固めた方が有利、予選はできるだけ上位チームと安全に通過したい。

1日目も暑かったが更なる気温上昇の予報、朝の予選は涼しいはずが既に35℃近く汗だくとなった。
予選は2組、各60余名から25名の勝ち上がり。たった4周回のレースは油断禁物、かなり緊張感漂うスタートライン。


◆予選
予選1組:ホセ、佐野、土井、隼人
早々から佐野が逃げを試みるが集団は許さずひとつ。人数を絞るためスピードは全く緩まず後尾から切れて行く。
マトリックスは全員で前方位置を落とさず進行、最後は30名ほどとなりエリミネーションのようなゴール争いを全員予選通過。

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予選2組:アイラン、大貴、田窪、向川
こちらも絞込みかけてスタートからハイペースで引き倒す。2周目には早くも中切れで集団分裂。マトリックスは全員前方に位置する。
尚も緩めないハイスピードに後尾から切れて絞られる先頭、最後はその人数24名となり安心ゴール。

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チームは8名全員が予選通過! 上位チームは同じく残っているが、フルメンバーで決勝を戦う。


◆決勝
気温は更に上昇し38℃。距離が短いだけに激しい展開が予想される熱いレースとなるだろう。
マトリックスは隼人を中心に勝負、強烈なスプリンターTeam UKYOのジョンには注意が必要。
予選を勝ち上がった50名はまだまだ多い、人数は絞っていきたい。

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スタートから激しいアタックが始まる。逃げの展開、ゴール勝負の展開、様々な展開を想定して各チームが動きまくる。MD2A1788 MD2A1964
人数を揃えているマトリックス、宇都宮ブリッツェン、シマノレーシング、Team UKYOが入れ替わりアタックを仕掛け集団のペースは緩まない。MD2A1991 MD2A2165
集団は縦長のまま徐々に後方が切れて人数が減って行くがまだ多い。

3周目、佐野が先頭に立ちペースを上げて集団を引き倒す。MD2A2374 MD2A2421この動きで集団は見事に分裂、15名ほどが前に残り先行。

引きずり倒す佐野

引きずり倒す佐野


この中にはホセ、隼人、大貴が入る。後方はまだ追走の動きがあり数名が入れ替わり、アイランが先頭に入る。

6周目、先頭から木村圭佑(シマノレーシング)がアタックし、反応した宇都宮ブリッツェンの阿部嵩之と堀孝明の3名で逃げる。
続く集団は13名、追走の動き止まらず落ち着かないままその差20秒で進行する。
早くも残り3周回、先頭との差がなかなか縮まらず、追うメイン集団は各チーム牽引アシストで徐々に人数を減らしていき残り11名。

ホセ・ビセンテ・トリビオ、吉田隼人、安原大貴(マトリックスパワータグ)
ジョン・アベラストゥリ、畑中勇介(Team UKYO)
増田成幸、鈴木譲、雨澤毅明L(宇都宮ブリッツェン)
入部正太朗(シマノレーシング)
平塚吉光(愛三工業レーシングチーム)
吉岡直哉(那須ブラーゼン)

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各チームアシストで人数を減らしていく

ここで先頭を走っていた堀がパンク、先頭2名となり残り2周回へ。スプリンターのジョンを保つTeam UKYOは畑中が引きその差10秒、射程圏内まで縮める。
メインは終盤へ向けて牽制が始まり先頭2名の捕らえどころを見計らうかまた差が広がり始める。
なかなか縮まらないその差に、今度はマトリックス大貴が男引き、5秒差まで縮めいよいよラストラップへ。

集団は牽制しながら位置取りを窺う。強力なスプリンターのジョンは何度も前へ。増田へのチェックをしつつも隼人体制へホセも前をとる。
その後ろには昨年の覇者である入部が様子を窺っている。
先頭はまだキャッチせず泳がせ、最終コーナー手前、残り500mほどのところでキャッチ。集団ひとつで最終コーナーへ。

最終コーナー立ち上がりから一斉スプリント

最終コーナー立ち上がりから一斉スプリント


コーナー立ち上がりから一斉にスプリント。先駆けは入部、すぐさまジョンがかわし先頭に立つ。その後ろ隼人、ホセ。MD2A3670
ジョンはその前を許さず先頭のままゴール、続く隼人2位、入部3位、ホセ4位。

激しいレースを隼人2位の表彰台、ホセはリーダージャージを守り、各々しっかりと連携できたことを実感する。
続くレースへ、チーム力を更に高めて進みます。


【順位】
1位 ジョン・アベラストゥリ(Team UKYO)48分32秒
2位 吉田隼人(マトリックスパワータグ)
3位 入部正太朗(シマノレーシング)
4位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
5位 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)
6位 平塚吉光(愛三工業レーシングチーム)+01秒
13位 安原大貴(マトリックスパワータグ)
17位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
40位 土井雪広(マトリックスパワータグ)
DNF 佐野淳哉
DNF 向川尚樹
DNF 田窪賢次


photo by Hideaki TAKAGI

JBCF みやだ高原ヒルクライム

JBCFみやだ高原ヒルクライム 
Jプロツアー第12戦 

みやだ大会もTwo In One。ヒルクライムとクリテリウムの2連戦。今年は例年より早い時期の開催となり、暑さ厳しい開催地であるが更に暑い。
ホセのツアー総合トップの座を少しでも高いポイント差で保ちたい。このヒルクライムは総合2位増田をより意識した戦いとなる。
翌日はクリテリウムで全くタイプが異なり、2連戦へ向けての戦略は様々。宇都宮ブリッツェンはヒルクライムの選手を絞り込み5名での参戦。
マトリックスは8名全員での戦闘体制、ホセのリーダージャージを守るため一丸で戦う。

既に陽は高く暑い

既に陽は高く暑い

このコースは全体に道幅狭くきつい勾配区間も多いため位置取りもレースに影響する。チーム間の激しい攻防が予想される。
昨年のトップタイムはオスカル・プジョルの32分でスペインライダー同士の叩きあいだった。今年も同様のメンバーが出走し同じ展開となるか・・・。
当日は朝から既に30℃を超え、高原らしさを感じない暑さの中、熱いレースがスタートした。

スタートからアタックをかける

スタートからアタックをかける

スタートからアイランを中心にマトリックスが前を固めペースを上げ、絞りにかかる。

アイランが先頭を引く

アイランが先頭を引く

大貴、田窪とともにホセを囲み先行、3km地点では既に先頭は10名ほどに絞られる。

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ホセが前に出る

絞られた先行グループではホセが先頭きペースを上げ続ける。その後ろはまだまだ激しく追走の動きでグループのメンバーが入れ替わっていく。
完全に先頭が絞られたのは5km地点辺り、7名に絞られた。

ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
オスカル・プジョル、ベンジャミ・プラデス、サルバドール・グアルディオラ(Team UKYO)
増田成幸、堀孝明、雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)

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宇都宮ブリッツェン3名、Team UKYOも3名と、単独となったホセは苦しい。
落ち着く間もなく先頭から雨澤がアタック、続く堀と2名で逃げる。これを追うプジョルに全員反応し先頭はバトル戦。
このバトルでホセは遅れてしまうが、先頭も繰り返すバトルで不安定。ホセ幾度も粘るがプジョル、増田のアタックについて行けない。
残り2km、先頭は堀単独。追ってきたプジョル、増田に、下がってきた雨澤の3名が10秒差に迫る。

やがて追走の3名は先頭の堀をキャッチ、ここで増田がアタックを仕掛け抜ける。プジョルは反応できず、残り1kmを増田は逃げ切り優勝。
続いてプジョル、堀、雨澤。ホセは5位でゴールした。

宇都宮ブリッツェンのしっかりとした連携は手強く悔しい結果となってしまったが、ホセの総合トップは死守。

ルビレーッド死守、明日は隼人で行くよ!

ルビレーッド死守、明日は隼人で行くよ!


「とてもハードなレースだった。明日のクリテリウムは隼人で行くよ!」と語るホセ。
翌日のクリテリウムでは負けないチーム力で打ち返す。


【順位】
1位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)33分52秒
2位 オスカル・プジョル(Team UKYO)+19秒
3位 堀孝明(宇都宮ブリッツェン)+21秒
4位 雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)+27秒
5位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)+1分27秒
6位 サルバドール・グアルディオラ(Team UKYO)+2分05秒
7位 森本誠(イナーメ信濃山形)
8位 山下貴宏(シエルヴォ奈良 MIYATA-MERIDAレーシングチーム)+2分08秒
9位 才田直人(LEOMO Bellmare Racing team)
10位 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)+2分15秒
12位 田窪賢次(マトリックスパワータグ)
17位 安原大貴(マトリックスパワータグ)
32位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ)
33位 金子大介(マトリックスパワータグ)
37位 吉田隼人(マトリックスパワータグ)
77位 土井雪広(マトリックスパワータグ)
78位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)


photo by Hideaki TAKAGI