RACE REPORT

ツアー・オブ・ジャパン -第3ステージ美濃-

日付:
2024年04月24日
開催地:
岐阜県美濃市泉町 
距離:
139.4km(11.6km+21.3km×6周回)HSが3回、KOM3が2回 
天候:
快晴 気温30℃
出走:
向川 尚樹, ベンジャミ プラデス, ホセ ヴィセンテ トリビオ, 吉田 隼人, アイラン フェルナンデス, 安原 大貴

例年フレッシュな状態で臨むこのステージは、いなべスタージからの動きとなり今年は違う。
距離も短縮、平坦ステージだけにチームによってこのステージのこなし方が変わるだろう。
マトリックスにとっては見せ場を作りたいステージ、昨年はアイランが山岳賞を獲っている。
もちろん隼人のゴール狙いで行く。

雲ひとつない真夏のような快晴、朝から気温が高く給水必須の一日となった。

スタートからアイランがアタック、ドラパックのティモシー・ロエと2名で逃げる。
メインは容認、リーダーを保つスカイダイブがコントロールし、淡々と進行する。
2周目に入り2名とは2分まで開くが、マトリックスは最終体制を考えアイランを戻した。
単独で逃げ続けるティモシー・ロエ。メインは全く動じずあえてアドバンテージを保たせている。
前ステージの消耗、明日以降の登りステージに備えてか、無駄に動かない様子。
これまでにないまったりとしたペースは終盤まで続く。

TJ3B0397
美しい清流沿いを走る
TJ3B0409
メインはまったり

 

その間、ロエはHSとKOMを全て獲っていく。メインからはリーダーのラファー・シティウィ(スカイダイブ)がHSを獲りに行っている。
折り返し4周回目に入ってタイム差3分近い。疲れが見えラップタイムが落ちていくがメインはあえて差を保っている。

最後のKOMから徐々に活性しはじめ5周目、残り2周回となり先頭とはどんどん差が詰まる。
KOMからの下りでロエは吸収、集団ひとつでラストラップへ。

TJ3A3892
集団ひとつでラストラップへ

 

大集団のままゴールへ向かう、最後のKOM手前からNIPPOやランプレ、ドラパックやスカイダイブで前面は赤い。

TJ3A3967
幾度も位置取りを試みる


マトリックスも位置を取ろうとするがなかなか難しい。最終コーナーを抜け最後の直線、ものすごく激しいスプリントが始まった。
激しいゴールスプリントを制したのはニコラス・マリーニ(NIPPO・ヴィーニファンティー)
マトリックスはなかなか前に取れず、ベンジャの24位が最高着となった。
明日から消耗ステージが続く、ひとつでも上げて行きます。

TJ3B0674
ゴール体制作った アイラン&隼人

 


【監督のコメント】
隼人を前に行かすべく全員でいきましたが、完全に力負けでした(しんみり)


《ステージ結果》
1位 ニコラス・マリーニ(NIPPO・ヴィーニファンティー)3:32’18
2位 ボリス・シュピレフスキー(RTSサンティック レーシングチーム)+0″
3位 アンドレア・パリーニ(スカイダイヴ ドバイ プロサイクリングチーム)+0″
24位 ベンジャミ・プラデス(マトリックスパワータグ)+0″
39位 ホセ・ヴィセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)+0″
43位 吉田隼人(マトリックスパワータグ)+0″
47位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)+0″
89位 安原大貴(マトリックスパワータグ)+3’39”
91位 向川尚樹(マトリックスパワータグ)+3’39”


《個人総合》
1位 ラファー・シティウィ(スカイダイヴ ドバイ プロサイクリングチーム)6:45’36”
2位 フランシスコ・マンセボ(スカイダイヴ ドバイ プロサイクリングチーム)+0’19”
3位 アダム・フェラン(ドラパック プロフェッショナル サイクリング)+0’23”
30位 ベンジャミ・プラデス(マトリックスパワータグ)+1’12”
35位 ホセ・ヴィセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)+1’12”
57位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)+1’35”
87位 吉田隼人(マトリックスパワータグ)+13’04”
93位 向川尚樹(マトリックスパワータグ)+16’52”
94位 安原大貴(マトリックスパワータグ)+16’54”

《山岳賞》
1位 マッティア・ポッツォ(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)13p
9位 ベンジャミ・プラデス(マトリックスパワータグ)2p

photo by Hideaki TAKAGI