RACE REPORT

JBCF おおいた いこいの道クリテリウム

日付:
2024年04月16日
開催地:
大分県大分市金池南1-5-1 いこいの道周辺 周回コース(1周1.1km)
距離:
予選1.1km×15周=16.5km 決勝1.1km×30周=33.0km
天候:
快晴 気温17℃
出走:
ベンジャミ プラデス, アイラン フェルナンデス, 安原 大貴, 和田 力, エドワード プラデス

エドワード・プラデスが優勝!!ベンジャミン・プラデスが3位!

いよいよJプロツアー最終戦。今期の総括といえるレースをしたい。
マトリックスは前日の落車で永良が欠場、痛いメンバー減だが、強い結束を持って最後まで戦う。

最終戦にふさわしい、駅前の人通りが多い街中でのコース。ものすごい観客にテンションは上がる。
とても短い平坦コースに短距離レース。勝負はあっという間に決まる。一時たりとも油断はできない。

予選→決勝勝ち上がりの設定。しかし欠場が多く予選落ちは少数。
マトリックスは安心のレース運びで全員が予選を通過、決勝へ臨む。

決勝は5周回ごとにポイント周回があり、最終累計でのポイント賞(賞金)が設定されている。
総合争い、着順争い、ポイント賞狙い、各チーム思惑で様々に揺れるであろう。

パレードを終えリアルスタート、いきなり激しくアタックがかかり猛烈なハイペース。
今期ツアーの中で最も早いのではないかと思われる、驚く程のペースに観る側にも緊張感が走る。

スタートからハイペース
スタートからハイペース

集団前方を宇都宮ブリッツェンががっちり固めている。
ポイント周回へ向けて小渡健吾(シエルヴォ奈良 MIYATA-MERIDA)や、雨澤毅明(那須ブラーゼン)などの単独アタックが見られても、冷静に吸収していく。

あっという間にレース後半17周目、木村圭佑(シマノレーシング)がアタックをかけると、集団はシビアに反応。
活性し始めたところにリカルド・ガルシア、平井栄一(Team UKYO)の2名がアタック、逃げ始める。
集団は宇都宮ブリッツェンがコントロールしたまま22周目、今度はロイックがアタック、追走をかけようとする。
これには集団が激しく反応し、ロイックは吸収。先頭から平井も戻り、リカルドが単独先行を続ける。
集団前方は宇都宮ブリッツェンが固めたまま、常に赤色。

リカルド先行のまま、もう残り4周。ここで宇都宮ブリッツェンが本格的にペースを上げ始める。
残り3周回、リカルドが集団に吸収されると更にペースが上がる。マトリックスが後方からするすると上がってきた。

マトリックスが前方へ上がっていく
マトリックスが前方へ上がっていく

残り2周回、マトリックスは和田が引き、ベンジャミン、アイラン、エドワードの隊列を組み始める。
集団も最終ゴール体制への動きで揺れ動きながらラストラップへ・・・

マトリックス列車を組み始める
マトリックス列車を組み始める

先頭ブリッツェン2名、3番手にベンジャミン、アイラン、エドワードのマトリックス列車、絶好の位置取り。
最終Uターンコーナーから直線ゴールスプリント。マトリックスの列車が好位置キープ、そしてエドワード発射。

大きく伸びていく
大きく伸びていく

最後に大きく伸びてエドワード圧勝!!続いて鈴木讓(宇都宮ブリッツェン)、3位にベンジャミン!
マトリックスはJプロツアー4勝目、プラデス兄弟で表彰台を飾ったのは今期3度目。

喜びのウィニングラン
喜びのウィニングラン

今期Jプロツアーを嬉しく締めくくることができた。

プラデス兄弟の表彰台は今期3度目
プラデス兄弟の表彰台は今期3度目

続いて国内シーズン最後となる、ツールドおきなわ。獲りに行きます!

【順位】
1位 エドワード・プラデス(マトリックスパワータグ)41分13秒
2位 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)
3位 ベンジャミン・プラデス(マトリックスパワータグ)
4位 ロイック・デリアック(Team JBCF)
5位 畑中勇介(シマノレーシング)
6位 大久保陣(宇都宮ブリッツェン)
7位 ホセ・ビセンテ(Team UKYO)+01秒
8位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
9位 中村龍太郎(イナーメ信濃山形)
10位 入部正太朗(シマノレーシング)+04秒
39位 和田力(マトリックスパワータグ)
51位 安原大貴(マトリックスパワータグ)

photo by Hideaki TAKAGI