RACE REPORT

おおいた いこいの道クリテリウム

UCIアジアツアー クリテリウム

昨年までJプロツアーだった大分のレースが今年からUCIレースとなった。設定は1日目クリテリウム、2日目ロードレスで距離なども殆ど同じ。しかし異なるのは海外チームの参戦と1チーム5名の出走人数であること。計20チーム100名でのレースとなる。
昨年、高木フォトグラファーの急逝に悲嘆し、ロードレースでチーム快挙となる1-2-3-4をきめたこのレースへの想いは格別。昨年の覇者として今年も上位を狙っていきたい。

クリテリウムはお披露目を伴う大分駅前での開催で多くの観客で賑わい華やかなステージ。

ⓒSatoru Kato

20位までの賞金目指して臨んだマトリックスはアイランを軸に獲りにいく。

ⓒSatoru Kato

天候にも恵まれカラリと爽やかな青空の下、レースがスタートした。

ⓒSatoru Kato


昨年までは予選→決勝で人数を絞っていたが今年は100名一斉スタート。

ⓒSatoru Kato

国際レースとはいえ短い周長でのこの人数はカオス、危険回避のためにもチーム揃って前方に位置しようとするが思惑はどのチームも同じ。前方狙いの位置取りもスタートから激しいヒートの要素となる。

ⓒSatoru Kato

危険度にピリピリしながら重ねる周回は序盤からシマノレーシングが積極的にコントロールをしてペースを上げる。

ⓒSatoru Kato

チームPRのとおり地元選手のスプリンター黒枝咲哉で勝利するためチーム一丸での動き。併せて兄弟である黒枝士揮を擁する愛三工業レーシングも前を獲りに動くがシマノレーシングが先手。大集団での周回は常に一列棒状で後方に下がると前に上がるのは困難、後尾から少しずつ人数を減らしていく。

マトリックスは中央よりやや前方位置、ホセが幾度か先頭に上がろうと動きを見せる。

ⓒSatoru Kato

5周毎に設定されたスプリント賞になると平坦強いと定評があるオーストラリアン・サイクリング・アカデミーが出てきて積極的にスプリントを仕掛け、4回中3回のスプリント賞をトビーオーチャードが獲る。春先のツールドとちぎでその強さを見せつけたマイケル・ポッターを含む強豪チームは出てくる時の迫力は凄まじいものがあるが、スプリント周回を終えると集団内で静かになり不気味さを感じる。

ⓒSatoru Kato

スプリント賞の激しい動きの後も直ぐに建て直しコントロールに徹するシマノレーシング。最後のスプリント周回を終えて残り5周、徐々にチームカラー毎に隊列が揃い始めマトリックスも中前方で窺う。

ⓒSatoru Kato

残り3周辺りからオーストラリアン・サイクリング・アカデミーが一気に前に出てきてシマノの主導を奪う。シマノも決死で奪い返し先頭獲り合いながらのラストラップ。

ⓒMaki Yasui

アイランもいい位置で上がり最終コーナーから残りゴールへの直線。

ⓒSatoru Kato

ⓒSatoru Kato

サミュエル・ウェルスフォード(オーストラリアン・サイクリング・アカデミー・ライド・サンシャイン・コースト)、ダミアーノ・チーマ(NIPPOヴィーニファンティーニ・エウロパオヴィーニ)、黒枝士揮、黒枝咲哉が姿を現し激しいスプリント。その後ろにアイランと中島康晴(キナンサイクリングチーム)。獲ったのは黒枝咲哉、コントロールし続けたシマノレーシングのチームワークで故郷に錦を飾る。続くウェルスフォードとチーマはゴール直後の接触で落車、それを回避しながらのアイランは6位でゴールした。

ⓒMaki Yasui


後続ではホセが19位に入り、マトリックスはアイラン、ホセが賞金圏内に入り、アクシデントにも遭わず先ず先ずの1日目。翌日の本戦ロードレースに備える。


【結果】
1位 黒枝咲哉(シマノレーシング) 40分59秒
2位 サミュエル・ウェルスフォード(オーストラリアン・サイクリング・アカデミー・ライド・サンシャイン・コースト) +0秒
3位 ダミアーノ・チーマ(NIPPOヴィーニファンティーニ・エウロパオヴィーニ)
4位 中島康晴(キナンサイクリングチーム)
5位 黒枝士揮(愛三工業レーシングチーム)
6位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
19位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
26位 安原大貴(マトリックスパワータグ)
51位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ)
DNF 土井雪広(マトリックスパワータグ

photo by Satoru Kato、Maki Yasui