RACE REPORT

JBCFまえばしクリテリウム

Jプロツアー第20戦(レイティングAc)

出走選手:7名 ホセ・ビセンテ・トリビオ、アイラン・フェルナンデス、佐野淳哉、土井雪広、安原大貴、田窪賢次、フランシスコ・マンセボ


群馬県での2連戦。初日はクリテリウム、2日目は昨年まで赤城山のヒルクライムだったが今年は群馬サイクルスポーツセンターでのハードなロードレース。そして、チームを応援し続けてくれた故高木フォトグラファーのメモリアルレースとして設定され深い想いを抱いての群馬入り。しかしまたもや大型台風の襲来で2日目のロードレースは中止、1日目のクリテリウムも距離を短縮し14周回→12周回でのレースとなった。

もうJプロツアーは終焉となるが、ここで監督はロードレース界のレジェンド“フランシスコ・マンセボ”をサプライズでメンバーに加え突然の前橋入り。当日のスタートリストとチームピット内の様子に来場者は驚きを隠せない様子。
生憎の台風接近の雨天、距離短縮と波乱含みの中、レースがスタートした。

今回もマトリックスはコントロール徹底作戦。スタートから先頭奪取にトレインを組むが、なんとリーダーの窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)自らもアタックをかけて3名が先行。マトリックスはメイン先頭でのコントロールとなる。

窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)
小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
入部正太朗(シマノレーシング)

強豪チームのエースを担うメンバーでのいきなりの先行、街頭クリテリウムにしては人数も多く雨レースのリスクなどから出た作戦か。動きは異なれど思惑は各チーム一致、メインはマトリックストレインを先頭に、宇都宮ブリッツェン、チームブリヂストンサイクリイング、シマノレーシング・・・と、早々にカラーが揃う。

いずれもペースを上げ、先頭とメインは30秒内の差を保ちながら周回を重ねていき、後尾から少しずつ人数を削っていく。しかし先行と雨天の動きでまだまだ人数は多い。6周目、窪木は先行を止めてメインへ戻ると小野寺も戻る。しかし入部は止めずペースも変わらず単独で逃げ続ける。メインはペースを上げて入部との差を縮め始めその差12秒。このペースアップで集団は分断され始め人数を絞り込めそうとなってきた8周目、集団中後方で大落車が発生、レース中断となってしまう。

中断待機の後、これまでのレースは無しとみなされ残り5周回、たった5周回での超短クリテリウムでレース再スタートとなる。コントロールし続けたマトリックスの動きは残念ながら無となり、先行し続けていた入部のみ再現として残り一斉スタート。超短レースの位置取りに各チーム猛烈なスタートダッシュ、佐野が先頭奪取しマトリックストレイン形成、隊列は中断前と変わらない状況となる。

入部の先行はまだそのまま、するとメインから同チームの木村圭祐が抜け、シマノレーシング2名で先行する。
メインは睨みを利かせながら15秒内での差を保ちながらも、集団内の位置取り争いが激しくなっていく。
マトリックスと宇都宮ブリッツェンとの位置取り争い、残り2周回でメイン先頭はブリッツェントレインへ変わる。尚も位置取り争いを繰り返しながらメインはペースアップしラストラップへ。終盤に先行のシマノレーシングを吸収し、最終コーナーを取ってきたのはリーダーの窪木が単独、後続を寄せ付けない勢いと伸びで堂々の大勝利。そして、自らの勝利を持って今季Jプロツアーの総合優勝を決めた。

アイランはゴール勝負で4位、今季総合2位の座は最終戦まで持ち込まれる。次はついに最終戦、佐野のヴィオラジャージもここで区切り、ツアー唯一の団体戦は勝利の証“大臣旗”を今年も掲げたい。

【結果】
1位 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング) 22分51秒
2位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) +1秒
3位 大久保陣(チームブリヂストンサイクリング )
4位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
5位 横山航太(シマノレーシング)
6位 織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)
7位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
16位 田窪賢次(マトリックスパワータグ)
18位 フランシスコ・マンセボ(マトリックスパワータグ)
20位 土井雪広(マトリックスパワータグ)
DNF 佐野淳哉(マトリックスパワータグ)


photo by Satoru Kato