RACE REPORT

JBCF大田原クリテリウム

Jプロツアー第14戦(レイティングAc)

苦戦続きとなっている現状を打破すべく、チームは入念な意思合わせをして臨む。先週から日に日に過酷度を増していく夏の暑さは今回も警戒警報が出される酷暑となり、非常に厳しいコンディションが予想される。急遽距離を短縮しての開催としたが、それでも1時間を超える真昼中の激闘はかなり厳しいものとなった。

チームは序盤から戦略的に動きを見せて挑発し、敵方の消耗を促すことでレース主導を握り進行する。スタートから激しくアタックがかかる中、マトリックスからは大貴、佐野が動きを見せて挑発。この数戦、積極的な動きを見せる松田祥位(EQADS)がよく反応する。幾度もアタック⇔吸収を繰り返しながらの8周目、向川を含む7名の逃げが形成された。

向川尚樹(マトリックスパワータグ)
岡篤志(宇都宮ブリッツェン)
木村圭佑(シマノレーシング)
高木三千成(東京ヴェントス)
松田祥位(EQADS)
西尾勇人(那須ブラーゼン)
織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)

メインはこの逃げを容認し沈静、チームブリヂストンサイクリングが前面を固め20秒ほどの差を保ちながら周回を重ねる。徐々に集団の隊列はブリヂストン、宇都宮ブリッツェン、シマノレーシング、マトリックスで揃いながらの12周目には先頭を吸収。カウンターで仕掛けたのはマトリックス、ホセをきっかけにアイラン、佐野、土井が入る10名ほどで抜けたがこれをリーダーの窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)が自ら追走し吸収、15周目にはまた集団ひとつ。

15周完了時のスプリント賞を獲りに行った3名がそのまま抜け、集団はこれを追わず静観する。18周目に入ると大貴がアタックをかけ先頭へジョイン、先頭は大貴含む4名。

安原大貴(マトリックスパワータグ)
秋山 悟郎(ACQUA TAMA EURO-WORKS)
下島将輝(那須ブラーゼン)
小川恵佑(なるしまフレンド レーシングチーム)

メインは静観しながらも残り4周、徐々にチーム間での位置取りが始まる。ブリッツェン、シマノ、マトリックスはトレインを組んで前方へ、リーダーを擁するブリヂストンも少数ながらしっかり位置をキープする。ペースは更に上がり残り2周回、まだ粘る大貴らの先頭。この短いコースは最終コーナーをとることがポイント。そのための位置取り争いが激しくなり、集団をシマノレーシングが固めて城壁を築く。マトリックス、宇都宮ブリッツェンはその後ろで機を窺う状況、やがて大貴ら先頭を吸収しながらラストラップへ。脇からそれぞれのチームトレインが前に出るが先頭をとったのはブリッツェン。マトリックスも佐野、土井、アイランでラインをとりに行く。

残り2コーナーで佐野が先頭をとりガン引き開始、ここに後ろが繋がらずトレイン崩壊。ブリッツェンがしっかり後ろにつき佐野のスピードを上手く利用しラインを繋ぐ。最終コーナーを先頭で抜けた佐野はブリッェンの発射台となり、小野寺がしっかりと伸びて優勝。続くトレインから鈴木龍、あわやブリッツェンのワン・ツーかと思われるところをリーダーの意地で単独ねじ込んだストロング窪木が2位、そして3位に鈴木。アイランも必死で単独追い上げ6位でゴールした。

最終局面の位置取り争いで敗れたが、チームは最後まで連携よく繋ぐことはできた。この意気で翌日のロードレースに臨む。


【結果】
1位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) 1時間14分27秒
2位 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング) +0秒
3位 鈴木 龍(宇都宮ブリッツェン) +0秒
4位 黒枝咲哉(シマノレーシング) +1秒
5位 織田 聖(弱虫ペダルサイクリングチーム) +1秒
6位 アイラン・フェルナンデス・カサソラ(マトリックスパワータグ) +1秒
11位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ)
19位 土井雪広(マトリックスパワータグ)
28位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)
40位 向川尚樹(マトリックスパワータグ)
64位 安原大貴(マトリックスパワータグ)

【個人総合】
1位 窪木 一茂 2096p
2位 アイラン・フェルナンデス 1655p
3位 岡 篤志 1610p


photo by Satoru Kato