RACE REPORT

JBCF 輪島ロードレース

“土井雪広、佐野淳哉、ホセ・ビセンテ・トリビオでマトリックスが2-3-4位!”

Jプロツアー第19戦 

この大会は今年で10回目となり、そして寂しいが今年で最後の開催となる。

マトリックスでは2014年第7回大会でアイランが優勝、そして、チームは違えど初開催の2008年第1回は土井、翌2009年第2回には佐野が、このレースで勝利している。
毎年様々なドラマを見せ続けてくれ、マトリックスにもゆかりある、思い深い大会だ。

今回、新顔のメキシカンライダー、ダビ・ガオナが加わり、そして3名が期間中移籍したため6名での出走。しかし歴代の優勝者3名も含む豪華なメンバーでもある。
当日の天候は晴れ、風もなく穏やかな日和となった。

スタートから直ぐにKOMへの上りへ入るため、早々ふるい落としのアタックからハイペースとなる。
予想どおりダッシュで上りへ入る集団、このKOMへの区間で早くも人数が絞られ、1周回を終えるころにはメイン20名ほどとなっている。
2周目、3周目と同様に上り区間で人数は絞られていく。
4周目の上りへ向けて佐野がアタック、先頭は8名に絞られ、佐野、土井、田窪が入っている。

佐野淳哉、土井雪広、田窪賢次(マトリックスパワータグ)
雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)
湊 諒(シマノレーシング)
吉岡直哉(那須ブラーゼン)
米谷隆志(LEOMO Bellmare Racing team)
Javier Sarda Perez(エルドラード東北)

マトリックス主導の先頭グループだが、ここで田窪が痛恨のメカトラブルで離脱。残るは上り強い面々。特に欧州遠征帰りの雨澤がかなり積極的に動き仕掛けてくる。
メインからは追走の動きが激しい。やがてホセや鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)ら数名が追いつきながらアタックがかかり、幾度も先頭は再編する。
上り区間を越えると今度はマトリックスが仕掛ける、土井、そしてホセ。続くアタックで先頭は5名に絞られ5周目に入る。

ホセ・トリビオ、土井雪広(マトリックスパワータグ)
雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)
米谷隆志(LEOMO Bellmare Racing team)
Javier Sarda Perez(エルドラード東北)

その後ろは、湊、吉岡・・・30秒ほどで復帰した田窪。田窪はやがて吉岡に追いつき1分ほどの差で前を追う。この状態で6周目へ。
上り区間を雨澤がかなりのハイペースで引く。ホセ、土井もぴったりとつくが、この速さにサルダ、米谷はドロップ。先頭はついに3名へとなりKOMを越える。
ところがドロップしたサルダがまた追いつき先頭4名。揃ってラストラップの上り区間へ入っていく。

ここでまた雨澤がペースを上げる、追いついたサルダは再びドロップ。ホセと土井も雨澤につくが、雨澤のペースは更に上がり二人はついて行けない。
KOMまでの区間で雨澤にかなり差を開けられ45秒。ホセと土井は懸命に追うが雨澤は快調。ゴールまでは残り3km辺り、ここで突然現れたのは佐野。
強力な助っ人が合流しマトリックス3名で猛追開始。しかしこの時すでにタイム差は1分30秒、かなり厳しい。最後まで望みをかけて猛追する。

雨澤のペースは落ちず、1分20秒ほどの大差で逃げ切り優勝。そして、マトリックスは土井、佐野、ホセの順で3名揃ってゴールし2-3-4位を獲ったが、雨澤に完敗。
歴代の優勝者に囲まれ新たな優勝者となったのは、ピュアホワイトを纏うヤングライダー。10年を経て最若手が引き継いだ輪島の歴史はここでピリオドとなった。

この時点でホセのツアー個人総合、そしてチーム総合、ともに取得ポイント上は1位確定したが、最終戦をもって正式確定となる。


【順位】
1位 雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン) 2時間37分2秒
2位 土井雪広(マトリックスパワータグ) +1分21秒
3位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ)
4位 ホセ・ビセンテ(マトリックスパワータグ) +1分23秒
5位 西村大輝(シマノレーシング) +1分32秒
6位 飯野智行(宇都宮ブリッツェン) +1分35秒
7位 米谷隆志(レオモ・ベルマーレレーシングチーム)
8位 ハビエル・サラダ・ペレス(エルドラード東北) +2分45秒
9位 田窪賢次(マトリックスパワータグ) +4分31秒
10位 吉岡直哉(那須ブラーゼン) +5分1秒
DNF アイラン・フェルナンデス
DNF ダビ・ガオナ

photo by Hideaki TAKAGI