RACE REPORT

JBCF タイムトライアルチャンピオンシップ

日付:
2024年03月29日
開催地:
栃木県栃木市藤岡町内野(河川区域内)渡良瀬遊水地内谷中湖北ブロック(5.3km/1周)
距離:
15.9km(5.3km × 3周回)
天候:
曇りのち晴れ 気温33℃
出走:
アイラン フェルナンデス, ホセ ビセンテ トリビオ, 佐野 淳哉, 土井 雪広, 安原 大貴, 田窪 賢次, 中川 智, 金子 大介

”佐野淳哉が3位!”

BTTA1964Jプロツアー第16戦 

やまぐちに続いての今シーズン2戦目の個人タイムトライアル。
遊水地周りの平坦路を3周回。選手は1分30秒ごとに出走し、77名で戦う。

台風シーズンでこの地もかなり影響を受け災害に見舞われている。豪雨で水位上昇し直前まで開催が危ぶまれていたが、幸いにも回復し当日を迎えることとなった。
前日まで雨が続いていたが天候も回復、朝から蒸し暑い。風は穏やかだが、ここは午後から時折強い風が吹く。
マトリックスは8名のフル参戦、ホセは僅差となったリーダー争いに少しでも差をつけていきたい。

出走は午後から、中川、土井、田窪、佐野、大貴、金子、アイラン、最終走者ホセの順。
JBCFランキング順のため土井や全日本TT2位の佐野は序盤出走となってしまう。佐野は昨年1番出走で2位の表彰台だった。
風はバック側に時折強く吹いている様子。コースレコードは過去にホセが出した19分53秒98。

BTTA0408
チームは中川から出走
BTTA0572
土井

先ずは9番出走の土井が21分37秒でトップタイム更新、このタイムを更新したのは次に走した田窪で21分25秒。

BTTA0622
田窪


まだまだ21分台の戦い、ここを大きく更新したのは27番出走の佐野、走行中に変調をきたしながらも19分55秒。

大きくトップタイム更新した佐野
大きくトップタイム更新した佐野

しかし直後のダミアン・モニエ(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)がなんと19分43秒、ラップトップは6分30秒でコースレコードをも上回るトップタイム更新。
ホットシートはダミアン、佐野のまま20分をきるタイムは出ず3番手以降が入れ替わっていく。

BTTA1479
アイラン
BTTA1253
金子
BTTA0983
大貴


いずれの強豪選手も佐野までに届かず、そのまま残り3名。
注目の全日本TTチャンピオン西薗良太(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)、ツアーリーダー争う増田成幸(宇都宮ブリッツェン)、そしてリーダー守るホセ。

BTTA1864
最終走者のホセ

先ずは西薗、いきなり6分32秒のラップ好タイムから後半持たせて19分50秒、佐野を上回り暫定2位につける。
続く増田は1周目のタイムが上がらず19分57秒、佐野に届かず。
いよいよ最終ホセがスタート。しかし何故か一向にタイムが上がらず、なんと20分22秒と大きく順位を落とす。

結果、佐野は3位!このレースでは3年連続での表彰台。BTTB0118
残念ながらホセのリーダージャージは増田へ。しかしその差は僅か112ポイント、奪還へ向けて次戦を戦う。

【順位】
1位 ダミアン・モニエ(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム) 19分43秒486
2位 西薗良太(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)19分50秒477
3位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ)19分55秒709
4位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)19分57秒689
5位 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)20分19秒330
6位 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)20分20秒647
7位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)20分22秒276
8位 椿大志(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)20分35秒041
9位 トマ・ルバ(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)20分45秒392
10位 中村龍太郎(イナーメ信濃山形)20分52秒637
13位 安原大貴(マトリックスパワータグ)21分09秒52
14位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ) 21分15秒43
18位 田窪賢次(マトリックスパワータグ)21分25秒10
32位 中川智(マトリックスパワータグ) 21分52秒09
44位 金子大介(マトリックスパワータグ)22分21秒59

photo by Hideaki TAKAGI