RACE REPORT

JBCF 宇都宮ロードレース

“吉田隼人が2位!チーム個人ともに総合リーダーに立つ!!”

Jプロツアー第2戦 

開幕戦勝利の喜びの中、監督もやっとチームへ合流し再び皆で喜びを分かち合う。
チームの士気は高まりよい雰囲気、「このまま連勝するぞ!」
翌日のロードレースは全く別物、各チーム明日は上り強い脚質の選手をエースとして戦略を立てるだろう。
マトリックスとてそれは同じ、周囲はホセ、土井をエースとして予想するであろう。もちろん間違いではない。

しかし、隼人のジャージは守りたい。ところがクリテリウムはツアーとしてはエキシビジョン的な設定であるため、ツアーポイントが低いのである。
本格的なポイント設定はこのロードレースから。このリザルトで全てランキングは変わってしまう。
この上り戦的なレースで3位以内に入らなければリーダーは奪われてしまう、厳しい現実。
監督は確信している「今の隼人なら絶対イケる、優勝もできる」と。
”エースは隼人”チーム一丸で明日も獲りに行く。

当日も快晴、更に朝から温かい。
総合リーダーの隼人は華々しく紹介を受けてスタートライン中央に立つ。(このジャージは絶対に離さない)
パレードを終え、レースがスタートした。

散発的なアタックがかかるも大きな動きには至らず、淡々とレースが進行する。
約9分ほどで周回する中、ついていけない者は後方から落ちて行き徐々に人数が減っていく。
前方で動きを見せるのは前日同様、KINAN Cyclimg Team、シマノレーシング、愛三工業レーシングチーム。
マトリックスは大貴、田窪、佐野が、宇都宮ブリッツェンも落ち着いて様子を見ながらも、都度反応して阻止にまわっている。

残り3周回辺り、土井を中心にマトリックスは前方へ出て行く。反応したかのように宇都宮ブリッツェンも前方に出てきた。
チームを巧みに牽引する土井の動きにはかなり敏感に反応している様子。そして佐野が引き伸ばしを計る。
残り2周、先頭はマトリックスと宇都宮ブリッツェンとの仕掛け合いとなってきた。
土井のコントロールにアイランとホセが隼人を擁護している。隼人の表情には余裕がある。
ペースは上がり集団分散するが、短い周回での緩急に集団はなかなか切れず、またひとつのままラストラップへ。

激しいアタックを繰り返しながらも決まらず集団のまま最後の上り区間へ。
集団コントロールはマトリックスとブリッツェンが争いながら前を取り合い、予想外の集団ゴールとなりそう。
土井が隼人を牽引して前方へ、ペースアップした上りは縦長、前方には隼人、増田成幸(宇都宮ブリッツェン)と吉岡直哉(那須ブラーゼン)

土井の牽引で隼人前へ

残り300m辺りで隼人と増田が牽制気味になった一瞬を突いて吉岡がアタック。
即座に反応するも追いつけず、吉岡そのまま先行し優勝。隼人2位、続く増田3位。
ここまで好展開で進めれたのなら優勝したかったが、隼人は上れる強さもしっかりと見せてリーダーをキープ。ルビーレッドジャージを更にフィットさせた。
「今日は僕より強い人がひとりいたんだ。」と隼人。また彼が一番強い別の日へ向けてのひと言であろう。

この後、今季初のUCIレース「ツール・ド・とちぎ」へ向け、チームは更に上げて行きます。


【監督のコメント】
絶対勝てると思ったけど、今季Jプロ登録しなかった例のチームのGMが来たので、みんなびびって脚がすくんだ。
あ~、いてなかったら勝ったのに・・・

【順位】
1位 吉岡直哉(那須ブラーゼン)          1h42’49”
2位 吉田隼人(マトリックスパワータグ)        +01”
3位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)          +02”
4位 岡篤志(宇都宮ブリッツェン)
5位 西村大輝(シマノレーシング)           +03”
6位 野中竜馬(KINAN Cycling Team)          +04”
7位 早川 朋宏(愛三工業レーシングチーム)       +07”
8位 横塚 浩平(LEOMO Bellmare Racing team)     +09”
9位 ホセ・ビセンテ(マトリックスパワータグ)     +12”
10位 谷順成(VICTOIRE 広島)             +13”
17位 安原大貴(マトリックスパワータグ)
32位 土井雪広(マトリックスパワータグ)
39位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
47位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ)
56位 田窪賢次(マトリックスパワータグ)
65位 中川智(マトリックスパワータグ)


photo by Hideaki TAKAGI

JBCF 宇都宮クリテリム

”吉田隼人が開幕戦勝利!総合リーダーに立つ!!”

Jプロツアー第1戦 

2017年シーズンが始まる。開幕はいつもの宇都宮、コースも設定も全く同じ。
しかし、今年はここに翌日のロードレースが追加されいきなりの連戦。クリテリウムとは対照的なアップダウン豊富なレースが用意されている。
マトリックスは日が昇る頃に出発し~日が沈む頃に到着する大遠征からのシーズンイン、そして諸事情により初戦は監督不在。

前晩、チームは入念に打ち合わせをする。監督からは電話で「あれがあーなった場合はあれだから・・・」と土井にレース流れの細かな指示が入る。
各チーム開幕へ向けて海外レースや合宿で整えてきており、特にこの宇都宮をホームとする宇都宮ブリッツェンは手強い。
マトリックスも直前まで合宿を行い、各々の力量や調子などを確認し合い整えてきた。チーム連携は上々問題ない。
エースはもちろん隼人、誰もが注目選手として挙げる名スプリンター隼人で勝負する。

今年も天候に恵まれ見事な快晴、放射冷却でかなり冷え込む朝だったが気温上昇し日中は15℃。春らしい2日間となった。
年明け初顔合わせとなる開幕戦では年始の挨拶を交わし合うのが恒例。またこの面々と1年間を戦い合う。
各チームおろしたての新ジャージの光沢が眩しい。選手の顔も入れ替わり、これが初陣となる新人もいてどことなく初々しさ漂う。
マトリックスは同じメンバーでの2シーズン目、互いの理解度も上がりその連携力を武器として戦う。

ポディウムサインにて

先ずは予選⇒決勝、2組に分かれた各70名ほどから50名が勝ち上がり決勝進出。
予選はたったの5周、即決に近いレースとなる。とにかくアクシデントを避け先へ進もう。

[予選1組]ホセ、アイラン、土井、田窪
[予選2組]佐野、隼人、大貴、向川

いずれもチームで固め安全に予選を通過し、全員が決勝進出を決めた。強豪チームは全て残っている。

[決勝]
(話し合った戦略どおりで)談笑しながらもその瞳の奥から強い鋭さが窺える選手たち。
多くの観客で賑やかで華やかな会場、飛び交う声援の中、号砲とともに落ち着いた様子でスタートしていった。

決勝も20周と段階的な動きで進めるほどの時間ではなく、早々決めを狙ってのアタック戦。
予選とは大きく異なる猛ハイスピード、各チームアタックをかけるが決まらずペース緩むことなく周回を重ねて行く。
マトリックスは集団の中前方辺りに位置し、危険な先行の動きには佐野、大貴、田窪が反応して潰しにかかる。

前の動きに反応する田窪


積極的に仕掛けているのは愛三工業レーシングチーム、KINAN Cycling Team、シマノレーシングで油断はできない。

大きな動きが全く決まらないままレース終盤、残り3周をきっても集団の人数は絞られない。
機関車トーマスとも言われる佐野がここで先頭に出てペースアップ。集団を引き伸ばしにかかる。

集団を引き伸ばす佐野


ここからが位置取り戦、キナン、愛三、シマノが代わる代わる先頭で隊列を組み、マトリックスはその番手を外さない。

縦長の集団はラストラップへ。ここで先頭は愛三列車、その次に向川、大貴、田窪の高位置でホームストレートを通過しバックストレートへ。
そこへ宇都宮ブリッツェンが上がってくるがマトリックス崩さず本命列車の土井へ繋ぐ。

本命列車の土井へ

「土井選手が出てきたら他の選手はなかなか出れないんですよね~」と実況席からの解説のとおり、
土井が得意の集団捌きで隼人を連れて列車完成。ラスト500m辺りまで牽引し今度は発射台アイランへ繋ぐ。
(もらった)と隼人。
最終コーナを抜け完璧なアイラン発射台から隼人が発射。大きく伸び、更に伸び上がるかのように後方を大きく離し圧巻のゴール!
華麗と言っても過言でないほどの、伸びやかで鮮やかなゴールスプリント勝利。うれしい開幕戦勝利、そして久々のJプロツアー勝利。

更に初戦勝利で総合リーダーのルビーレッドジャージも獲得。隼人は初のJプロツアーリーダーに立つ。
「キツかった。でも今日はたまたま僕が一番強かっただけ。別の日には違う人がそうなるのかもしれない。」と隼人。
しかしその眼光には強さが漲っている。

-翌日へ続く-

【監督のコメント】
計算どおり!

【順位】
1位 吉田隼人(マトリックスパワータグ)  1h19’41”
2位 雨乞竜己(KINAN Cycling Team)
3位 住吉宏太(愛三工業レーシングチーム)
4位 水谷翔(シマノレーシング)
5位 鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)
6位 渡邊翔太郎(愛三工業レーシングチーム)
14位 ホセ・ビセンテ(マトリックスパワータグ)
15位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
31位 安原大貴(マトリックスパワータグ)
39位 田窪賢次(マトリックスパワータグ)
70位 土井雪広(マトリックスパワータグ)
77位 向川尚樹(マトリックスパワータグ)
81位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ)

photo by Hideaki TAKAGI

JBCF 輪島ロードレース(経済産業大臣旗 ロードチャンピオンシップ)

”経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ 団体戦3位!”

WJMB1314

Jプロツアー第19戦 

今年の輪島はJプロツアーシーズン最頂点となる経済産業大臣旗。距離設定など例年同様だがレースランクは最高AAA。いつものレースとはまた違ったハードなものとなるであろう。
ホセのリーダー争いは緊迫したまま残すところ5戦。このレースはどちらに軍配が上がっても王手をかけることとなるであろう。
ところがライバル増田成幸(宇都宮ブリッツェン)が怪我で不参戦とのこと。このレースこそ戦い合っての結果としたかっただけに残念である。
しかし強豪チームは揃っている。ホセのリーダーはもちろんのこと、やはりロードレースの根幹といえる団体戦で勝利し輪翔旗を手にしたい。
前夜は入念なミーティングで士気を高め、当日に備える。

前日の雨はなんとか止み路面も乾きつつある。しかし曇天で肌寒く、やはり風がかなり強くなってきた。
穏やかにパレードを終えるとリアルスタート。即KOMへ向けての上りへ入るが激しくスタートアタックがかかる。 WJMA4719

このパターンで例年前半勝負となる。上り区間とは思えないハイスピードで集団は縦長、後方はどんどんバラけていく。
スタートからアタックをかけた中に大貴、数名が抜けてKOMを越えていくが激しいアタックが止まない集団は一旦はひとつに。WJMA4973
後半の上り区間で数名が抜け、ホセ含む7名。その中でホセは激しくアタックをかけている。
アタック激しい下り区間で佐野が落車に巻き込まれ、チームにとってはかなり痛い離脱となってしまう。WJMA5412

なかなかふり切れない状態でホセは先頭近くで2周目へ。KOMへの上り始めではまた集団が繋がり再編したかのように前後が入れ替わっていく。WJMA5448
先頭を固めるのは隼人、ホセは一度下がる。勾配がきつくなり始めた頃にオスカル・プジョル(Team UKYO)がペースアップ。WJMA5757
雨澤毅明(宇都宮ブリッツェン)、トマ・ルバ(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)、ベンジャミ・プラデス(Team UKYO)らと抜けるとホセが単独で追いつく。
更に2名が追いつき先頭9名。容赦ないペースのプジョルはそのままKOMを越え下り区間で更にアタック。WJMA6161
ここにホセが反応して2名が抜け出す。

追走は9名、しかしここにマトリックスは入っていない。反応するのは宇都宮ブリッツェン、Team UKYOが人数を入れ、ブリヂストンアンカー、愛三工業レーシング。
ホセら先頭2名はタイム差を広げて1分ほど。この状態がしばらく続き、後続は徐々に分断されて数グループに分かれる。マトリックスはセカンドグループに田窪のみと思わしくない状況。
タイム差が開いたことを確認し、ホセらは協調してペースをとり快調に周回を重ねていく。後続ではブリヂストンアンカーがコントロールする。WJMA7566

やがて終盤への動きが始まるであろう6周目。後続はのコントロールに宇都宮ブリッツェンも加わり徐々にペースを上げようとする。
合わせるかのように先頭2名もペースをコントロールしてその差変らず6周目へ。そして後半の上り区間でプジョルがアタック。
この動きにホセはついていけない。プジョルは更にペースアップして完全独走態勢へ入っていく、不気味なほどの強さは誰も止められない。

一方で後続からは4名が追走で抜け出しホセへ合流。西薗良太、トマ・ルバ(ブリヂストンアンカー)、ベンジャミ・プラデス(Team UKYO)、中根英登(愛三工業レーシング)
やはり勝負かけてくるメンバーが出てきた。ホセは彼らとともにプジョルを追い、ラストラップへ。WJMA8342
最後の上り、プジョルは20秒もの差をつけてKOMを通過。同じUKYOのベンジャがいるだけに、ホセらは激しい叩き合いが始まり協調できていない。
やがて西薗がドロップし、ホセとトマもベンジャと中根から遅れる。その後もバトルを繰り返しながらもベンジャが余力を残している様子。

プジョルはその走りを緩めることなく、堂々の逃げ切り独走勝利。Team UKYOは上位に多く残し団体優勝も決めた。
30秒後に後続、ベンジャミ、トマ・・・そしてホセ、中根。ホセは4位でのゴールでリーダーを守り、チームは団体3位の表彰台となった。WJMA0019
残り4戦、リーダーを守りきります。

【順位 個人戦】
1位 オスカル・プジョル(Team UKYO)2時間27分55秒
2位 ベンジャミ・プラデス(Team UKYO)+31秒
3位 トマ・ルバ(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)
4位 ホセ・ビセンテ(マトリックスパワータグ)+39秒
5位 中根英登(愛三工業レーシングチーム)+40秒
6位 ロイック・デリアク(ニールプライド南信スバルサイクリングチーム)+2分07秒
7位 ロドリゴ・アラケ(Team UKYOTeam UKYO)+2分08秒
8位 西薗良太(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)+2分23秒
9位 サルバドール・グアルディオラ(Team UKYO)
10位 畑中勇介(Team UKYO)+3分40秒
23位 田窪賢次(マトリックスパワータグ)
24位 吉田隼人(マトリックスパワータグ)
28位 土井雪広(マトリックスパワータグ)
37位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
49位 向川尚樹(マトリックスパワータグ)


【順位 団体戦】
1位 Team UKYO 5650p
2位 ブリヂストンアンカーサイクリングチーム 2200p
3位 マトリックスパワータグ 1500p


photo by Hideaki TAKAGI

JBCF まえばし赤城山ヒルクライム

”ホセ・ビセンテ・トリビオが2位!リーダー奪還!”

AKGB2423

Jプロツアー第18戦 

2日目18戦はヒルクライム。こちらも市街地からさほど離れてない場所だが、名所赤城山は意外にも近い所に位置している。
マトリックスは完全なるホセのリーダー奪還体制、ホセが攻めやすい状況を如何に作っていくか・・・となる。
このレースでもやはり脅威はオスカル・プジョル。TOJ富士山ステージで見せた圧巻の登坂力は記憶に新しい。
リーダーの増田もヒルクライムの強さはホセ自身が誰よりもよく知っている。
前夜は更に入念なミーティングでチームの意思統一をする。

コースは長い上りだが、前半と後半で勾配が大きく異なる。前半は緩い勾配のストレートが長く続き、後半は勾配きつい九十九折のコース。
この変わり目がアタックポイントになっていくであろう。そこまでのレース展開も戦況に大きく影響する。
当日はすっきり快晴、久しぶりの青空が広がっている。しかし、スタートは6:55と異常な早朝、陽が昇る前からの行動開始。
朝日を背に浴びながらスタートした。

朝日を浴びながらスタート

朝日を浴びながらスタート

前半の緩い勾配ということもあり、スタートから散発的なアタックがかかる。
やがて宇都宮ブリッツェン、シマノレーシングなどが動き始めると集団前方は徐々に上位チームが固め組織的な動きへと落ち着いてくる。
マトリックスも前方へ、アイランが先頭に立ち積極的に揺さぶりをかけながら動きを窺う。AKGA0789
集団のまま9km地点、この先勾配がきつくなってくる。ここでスプリンターのジョン・アヴェラストゥリ(Team UKYO)が単独抜け、ペースを上げる。
集団は容認しながらもペースを合わせ上げて行く。総合争う宇都宮ブリッツェン、マトリックスを中心に集団をコントロール。
この動きで墜ちて行く選手が出始め、メイン集団は徐々に人数が絞られていく。

10km地点を過ぎ、まだ直線コースだが勾配がきつくなってきた。ここで出てきたのは”山の神”こと森本誠(イナーメ信濃山形)
一気にペースを上げジョンを吸収し先頭に立つ。森本は逃がせない、各チームチェックについていく。集団は縦長になり分裂、更に人数が絞られていく。
勾配は更にきつくなりカーブ区間が始まる。森本のハイペースに残った集団は30名ほど。マトリックスはホセと田窪が残っている。
しかし宇都宮ブリッツェン、Team UKYOはまだ人数を残しており、マトリックス厳しい状況にある。AKGA1276

ペースで攻める森本は幾度も先頭に立つ。ホセは集団待機、田窪は前方に位置してホセとの連携に努める。
集団は更に減り20名ほど、残り5kmほどのきつい勾配区間にさしかかり各チーム睨み合いが始まる。
ここでホセが前に上がり田窪が先頭へ。田窪は力強く先頭を引いていく。AKGA1367
田窪の引きで集団は一列、続く吉岡直哉(那須ブラーゼン)、そしてリーダーの増田成幸(宇都宮ブリッツェン)
ここでホセがアタック、直ぐにつくのは増田、いよいよリーダー争いの展開か、そこへ上がってきたのはオスカル・プジョル(Team UKYO)AKGA1494

プジョルのアシストに畑中勇介(Team UKYO)が動く。先頭は10名ほどのグループとなり各者睨み合い。マトリックスは田窪がしっかりリードしながら再び先頭に立つ。
多くを残していたブリッツェンも残すは増田と堀。マトリックスは田窪がどれだけ粘れるか、厳しい戦況から脱しつつある。
田窪を先頭に後ろでは牽制のし合い、残り3kmほど。

ついに田窪は単独先頭、まだ元気だ。後ろは牽制し合ったまま、田窪との差が開いていく。

田窪 単独先頭

田窪 単独先頭


ホセの動きを確認したい田窪、ここで動いたのは森本、再びグループはひとつへ。
森本はそのまま先頭に立ちペースアップ、続く堀、田窪。ホセ、増田は後ろへ下がる。
ここでプジョルがアタック。周囲を一気に引き離し強烈な逃げが始まった。

残り2km強を驚くほどのスピードで逃げるプジョル、これは追いつけない。追走かけながらも残るホセと増田はリーダーを賭けた両者睨み合いとなる。
プジョルは後続に10秒の差をつけ単独ゴール。2位争うホセと増田だが、ここでなんと増田が単独落車、ホセは2着ゴール、続いて増田。AKGA1958
そして大健闘の田窪は7位。

AKGA2177

結果、総合ポイントは128ポイント差で見事逆転。ホセのリーダー奪還成功!再びルビーレッドジャージに袖を通した。AKGB2409

次戦はJプロツアー最高峰のロードチャンピオンシップ、経済産業大臣杯。レースレイティングAAAの最高ポイントは一発で大きく変化する。
そしてその次もAA、今期の最終成績はこの2戦にかかっているとも言える。
チーム一丸でリーダーを守りぬいて行きます。


【監督コメント】
俺の呪術が増田に効いた・・・
ごめんな~、増田、悪気はなかった。

 
【順位】
1位 オスカル・プジョル(Team UKYO)56分29秒
2位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)+10秒
3位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)+33秒
4位 湊諒(シマノレーシング)+34秒
5位 堀孝明(宇都宮ブリッツェン)+36秒
6位 畑中勇介(Team UKYO)+39秒
7位 田窪賢次(マトリックスパワータグ)+40秒
8位 サルバドール・グアルディオラ(Team UKYO)+42秒
9位 森本誠(イナーメ信濃山形)+44秒
10位 西村大輝(シマノレーシング)+55秒
28位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ)
37位 吉田隼人(マトリックスパワータグ)
49位 安原大貴(マトリックスパワータグ)
68位 土井雪広(マトリックスパワータグ)
73位 向川尚樹(マトリックスパワータグ)
DNF アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)


photo by Hideaki TAKAGI

JBCF まえばしクリテリウム

Jプロツアー第17戦

Jプロツアー17、18戦は群馬県前橋市での2Day、2連戦。こちらも新規開催でクリテリウムとヒルクライム。
県庁周辺という前橋市中心部の市街地を疾走する、Jプロツアーお披露目的な設定となっている。
クリテリウムは予選⇒決勝方式が殆どだが、このレースでは人数を7名に制限し、一発決勝で競うこととなる。

マトリックスは前戦でリーダーの座はホセから増田成幸(宇都宮ブリッツェン)へ渡ってしまった。
しかしその差は僅か112ポイント、互いに非常にシビアな一戦一戦を重ねている状況。今度は奪う側、もちろん奪還狙っていく。
前夜は入念なミーティングで意思統一をし、固い結束でレースへ臨む。

ここ数日梅雨のような雨続き。。。前夜も雨、当日も朝はまだ時折の小雨がぱらついていたが、徐々に回復傾向、路面も乾き始めた。
コースは平坦で3方向への折り返しUターンで繋いだもの。易しいとは言えないが、どの方向でも往復観れる非常に観戦しやすいレイアウト。
さすが中心部、沿道はすごい観客で賑わっている。コースを1周ローリングし、2周目からリアルスタートとなる。3Q1A0596

リアルスタートからアタックがかかる。一列棒状の集団はコーナー折り返しの度に後尾が少しづつ切れて置いてゆかれる。
後方は不安定か上位チームは前方で固まっていき、マトリックスも前方に揃っていく。
アタックを繰り返しながらの5周目、オスカル・プジョル(Team UKYO)が飛び出す。これに即反応したのは入部正太朗(シマノレーシング)
2名は勢いよく飛び出しペースアップ、集団に5秒ほどの差をつけて先行する。3Q1A0657

集団はマトリックスがコントロールし先ずは静観、7秒前後の差を保っていく。
しかし、これまでに幾度も脅威的な逃げを見せてきたプジョルの逃げはやはり力強い。殆ど単独かのような走りでペースが落ちない。
入部も逃げパターンを得意とする、しかも距離の短いレース。この2名のペースは徐々に勢い増しているかのように見える。
マトリックスのコントロールも容易ではない状況だが、まだ他チームは協調してこない。MBSA1955

7周目、メインから中村龍太郎(イナーメ信濃山形)がアタック、追走をかける。ここへ木村圭佑(シマノレーシング)がチェックでつき2名が前を追う。
マトリックスはコントロールを止め、メインは完全に沈静。これが先頭との差を更に広げてしまう。
早くも残り3周、思惑が揺れるか追走の勢いは微妙。メインは明確なコントロールはないまま徐々にペースを上げていき、残り2周となったところで追走2名を吸収。MBSA1970
先頭2名は更にペースを上げて行く。メインは重い腰を上げたかのように見える追走開始。コントロール主導は宇都宮ブリッツェン、先頭とは15秒。

宇都宮ブリッツェン、マトリックス、Team UKYOで隊列固めていきながらラストラップへ。猛追をかけていくがタイム差が開きすぎている。MBSA2787
先頭はプジョルが猛烈引きながら更にペースを上げている様子、追うメインも間近まで迫るが間に合わない。
先頭は逃げ切り、最後のスプリントを入部が制し優勝。そして後続のスプリントは後方から伸びてきたジョン・アヴェラストゥリ(Team UKYO)。
リーダー争うホセは増田よりひとつでも上位を狙うが、残念ながら増田に先行され、増田4位、ホセ6位。
増田とは更に100ポイントの差が開いてしまった。

翌日のヒルクライムこそ上り強い2名のリーダー直接対決となるか、チームは整えて次戦へ臨む。

【監督コメント】
マトリックス弱し、
プジョル強し、
6対1やで

 
【順位】
1位 入部正太朗(シマノレーシング)47分07秒
2位 オスカル・プジョル(Team UKYO)
3位 ジョン・アベラストゥリ(Team UKYO)+01秒
4位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)
5位 大久保陣(宇都宮ブリッツェン)
6位 ホセ・ビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)+02秒
7位 小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)
8位 畑中勇介(Team UKYO)
9位 吉田隼人(マトリックスパワータグ)
10位 サルバドール・グアルディオラ(Team UKYO)
14位 アイラン・フェルナンデス(マトリックスパワータグ)
31位 安原大貴(マトリックスパワータグ)
37位 田窪賢次(マトリックスパワータグ)
74位 佐野淳哉(マトリックスパワータグ)
86位 土井雪広(マトリックスパワータグ)

photo by Hideaki TAKAGI